見違えるほど生まれ変わった球場(二代目・等々力球場)
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Mr.black
2022年06月02日 11:21 visibility3881
今回、社会人野球の都市対抗西関東二次予選を観戦した場所は神奈川県川崎市の「等々力球場」。
実は2010年の夏に高校野球神奈川大会の観戦で一度訪問したことがあります。
その頃はグランドが狭く、スタンドも小さくて、隣にある大きな陸上競技場(↑写真)の陰でひっそり息づいている感じの野球場でした。
しかし2015年に解体された後、同じ場所に新球場が建設。以前とは見違えるほどのスタジアムになりました。
以下、ビフォーアフター式に旧球場と新球場の写真を列挙しながらレポートします。
これが外観。随分立派になりました。
しかしながらこの新球場建設にはかなり苦労したそうです。
解体後の地盤調査で土壌が予想以上に軟弱であることと、地下に廃棄物や汚染物が溜まっていたことが判明し、大幅に工事が遅延。2018年春完成の予定が2020年秋まで2年半も遅れたのです。
野球場建設には時々こういう不測の事態が発生することがあります。
グランドは拡張されました。
両翼93mから100mに、センターまでは120mから122mに。
全面人工芝は以前と同じですが、走路部分がアンツーカー色に変わっています。
照明も4基だったのが6基に増えています。
そしてバックネット裏の2基は2本柱のかなり大きな物になりました。
スタンドも一層から二層になり、収容数が3,000人から9,000人超と大幅に増えました。
一層目のスタンドは二層目の作る日陰で涼しく、この日は暑かったので助かりました。
夏の神奈川大会でもこの日陰はオアシスになることでしょう。
座席はバックネット裏~1・3塁側の途中まで個別席。後面が折り返しになっているので座り心地が良かったです。この座席にはカップホルダーもありました。
1・3塁側の外野寄りは長イス。(バックネット裏最前部も一部分長イス。)
二層目スタンドは一層目と同じく個別席のようでしたが、この日は立ち入り禁止になっていたので座席の様子は不明です。
それ以外は芝生席。
↑ 二層目スタンドに上がる階段。複数個所あります。
一層目スタンドの1塁寄りにはうどん・そばの売店あり。
この日は営業しており、食べている人が結構いました。そう言えば旧球場の1塁側にもうどんの売店があり、その時は私も食べました。(今回は外で昼食。)
新球場の外野には芝生席の後方に観戦出来る広い通路がありました。
ここからだとタダ観が出来るのですが、有料試合の時はどうするのでしょうね?
(なお、この日は入場無料だったので影響なし。)
スコアボードは全面LED式。視認性は格段に良くなりました。
以前はオレンジとグリーンの2色だけで表示が少し見づらかったです。(←以前がLED式か電球式かは不明。)
アクセスは東急・JRの「武蔵小杉駅」の北口乗り場から東急バスもしくは川崎市営バスで5~7分程度。
公園内部まで行く便と、公園入り口までしか行かない便がありますが、野球場まで歩く距離にそれほど差はないので早く来たバスに乗った方がいいです。乗車時前払いで210円(利用時)でした。
(※)私が降りた停留所は「市営等々力グランド入り口」。停留所から野球場が見えます。
一度訪問&観戦した球場ですが、旧球場を完全に解体して新築され、更にグランドの方位も変わっている(※)ので「新規訪問」と「観戦」の両方にカウントすることにします。
これで訪問では240箇所目。「訪問250箇所」までついにカウントダウン出来るところまで来ました。
コロナその他の影響が無く、順調にいけば来年には達成出来そうです。(鬼が笑う。汗)
(※)旧球場のホームベースはグランドの西側、新球場のホームベースは北側に位置します。守備側としては現在の方位がベスト。
なお、遠征記はまだ続きます。
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