日本選手権への道・近畿地区最終予選(関メディBB学院ー日本製鉄広畑戦)
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Mr.black
2022年09月13日 11:42 visibility521
9月。
この時期、社会人野球界では日本選手権出場を目指す最終予選が各地で行われています。
日本選手権は夏の都市対抗と並ぶ社会人野球のビッグタイトルであり、今シーズン最後の公式戦でもあるので各チームとも懸命に戦います。
近畿地区はこの最終予選を勝ち上がった4チームが大阪ドーム(京セラドーム)に行けるのです。
観戦したのは敗者復活の1回戦。カードは「関メディベースボール学院ー日本製鉄広畑戦」。
場所は西京極球場(わかさスタジアム京都)でした。入場は無料。
ところで球場の正面口近くには新しく銅像が建てられていました。
これは「鉄人」と呼ばれた衣笠祥雄氏の銅像。同氏はカープ一筋の人でしたが、京都の平安高校出身なのでこの地に銅像が建てられたのでしょう。台座の裏面には「令和4年4月23日 衣笠祥雄氏を称える会贈」と記されていました。
話を試合の方に戻します。
到着時点では3回表まで進んでおり、0-0でした。
1塁側:関メディベースボール学院。旧称は「関西メディアベースボール学院」。
私の知識不足で実態がよく分かっていないのですが、どうやら野球に特化したクラブチームで「小学部」「中等部」「高等学校通信部」「大学通信部」「クラブ(野球選手科)」の5段階になっているようです。指導者の中には元プロも居る様子。(なお、この他に「トレーナー科」もあるようです。)
昨今、専門学校とスポーツクラブチームが融合したような組織も散見されるので、今後もこういうチームが増えていくのかもしれません。
白ユニに濃紺基調。
胸マークは筆記体で「Kanmedi」。
右脇にも何かマークが入っていましたが、小さすぎて判読不能。
(独立リーグのユニでよく見るスポンサー広告にも感じましたが不確実です。)
3塁側:日本製鉄広畑。旧称は「新日鐵住金広畑」。
こちらはご存じの方が多いでしょうね。社会人野球界の名門です。
3塁側なのでセカンドユニ着用。
グレーユニに濃紺基調。
胸マークは「NIPPON STEEL」。その上に小さな筆記体で「Hirohata」。
到着後も試合は膠着状態。
ようやく動いたのは5回表。関メディがワンチャンスをものにして1点先制します。
しかし広畑もすぐに1点返し、その後再び膠着状態に。こう言っては失礼かもしれませんが、私の予想以上に関メディが奮闘しました。
試合が決まったのは7回裏。
それまで好投していた関メディの投手に疲れが見え始め、制球を乱して四死球でランナーを溜めてしまい、そこでヒットやエラーが出て広畑が一気に5点奪いました。
上は関メディの二番手投手ですが、準備はしていたものの5点失った後から登板しました。個人的には2点失った時点で継投しても良かったように思いましたが・・・。
結局6-1で広畑の勝ち。敗者復活の2回戦に進みます。
勝ち上がればギリギリの第4代表になれますが、はたしてどうなるでしょうか?
一方、敗れた関メディはここで終戦となります。
試合後、場外でミーティングしていましたが、選手の中には涙を流している者も。
「学院」という名称なので在籍年数に上限があるのか?それとも何年もプレー出来るのか?はあいにく知りません。チームの運営手法がどんなものなのかゆっくりチェックしたいと思います。
この後、第二試合が組まれており、カードは「島津製作所ーニチダイ戦」でしたが、直近の1週間かなり仕事がハードで疲れがたまっていた為、やむなく球場を去りました。
以下に両チームの写真のみ掲載。
1塁側:島津製作所
田中耕一さんのノーベル賞受賞により、知らない人がいないほど有名な企業ですよね。
白ユニに赤基調。
左胸に「○十」の島津マーク。
その下に小さく「SHIMADZU」。「づ」を「DZU」で表示しているのが独特。
3塁側:ニチダイ
青ユニに白の縦じま。近年白の縦じまユニが急速に増えてきたように感じます。
胸マークは筆記体で「Nichidai」。
結果は12-5でニチダイの7回コールド勝ち。
これで次戦は「日本製鉄広畑ーニチダイ戦」となりました。
<追記>
最終結果は以下になりました。
第1代表:パナソニック
第2代表:日本新薬
第3代表:カナフレックス
第4代表:NTT西日本
各チームとも大阪ドームでの健闘を祈ります。
次回は球場レポートですが、いつもと内容は異なります。
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- 事務局に通報しました。
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