構造的に「ちょっと怖いな」と感じる野球場(薩摩川内球場)
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Mr.black
2023年03月02日 15:20 visibility1214
今回「薩摩おいどんカップ」を観戦した1箇所目の球場は「薩摩川内市総合運動公園野球場」。
長いので以下、「川内球場」「川内市」と表記します。
まずは交通アクセスを。公共交通機関利用ではかなり不便な場所です。
一応の最寄り駅は肥薩おれんじ鉄道の「上川内駅」ですが、球場まで徒歩では40~50分も掛かるそうです。ここまで長距離移動している上に何しろ花粉症の時期で体力は落ち気味。おまけに山手にあるのでとても歩くことは出来ません。
やむなく新幹線の「川内駅」からタクシーに乗ることにしました。しかし思わぬ事態が。タクシーが全然来ないのです。電話を掛けても最初の会社では「30分以上待ち」と言われて焦りました。いくつか掛けてやっと短時間で来てくれるタクシーを見つけました。尋ねると「このエリアは時間帯によってはどこもなかなか来ませんよ」とのこと。事前予約が必須らしいです。それで学習。以降は必ず時間指定で予約して移動した次第です。
そしてもう一つの問題が。川内市には硬式野球場が複数あるようで「どこの野球場ですか?」と尋ねられました。
あれこれ説明してようやくたどり着けました。所要時間は15分程度で運賃は片道2,000円少々でした。いきなりの先制パンチ。(汗)
これが外野からの眺望です。斜面を削った掘り下げ式で、諸々異なる部分はあるものの全体の様子は屋根の無かった頃の西武ライオンズ球場をイメージしました。
グランドは内野クレー、外野天然芝。まだ春先なので芝生が茶色です。
両翼97.5m、センター122m、と広かったです。照明は無し。
スタンドはバックネット裏~1・3塁側が全て長イス。ポール手前から外野スタンドは全て芝生席です。
一応屋根はありますが、これは飲料の自販機や関係者用のスペース部分をカバーしているだけで実質座席には無い状態です。ちなみに飲料自販機の1台は千葉ロッテマリーンズのラッピングがしてありました。
収容数は公称15,000人とのことですが、外周通路から立ち見が出来るのでそこを入れると2万人以上が観戦出来ます。基本的に有料試合開催には向かない構造です。
なお、トイレは場外にあります。
(写真奥に写っている白い建物がトイレ。1・3塁側にそれぞれありました。)
全般的には視界良好ですが、バックネットの支柱・斜めワイヤー・ワイヤーのコンクリート支柱によって観づらい場所が所々ありました。
スコアボードはLED式で見やすかったです。スピード表示もありました。
ブルペンは内野スタンドを削って設置されていました。このようにしっかり区切ってあるブルペンは選手が安全ですね。
キャンプ地ならではの設備。球場側とは別に数人が同時に投げられる大きなブルペンも設置されていました。
バックネット裏スタンドから通路を挟んだ後方に位置しています。
↑ 球場名表示は見当たりませんでした。
手前の仮設テントに「薩摩川内市」と書かれていただけです。
アクセスの悪さ、及び食べ物調達の難しさ以外に個人的に「大きな欠点になるかも」と危惧しているのはこれ。球場の外周通路に車が入って来れる構造になっていることです。実際この日は試合中に時々車が走っていました。
バックネット裏中央はコンクリートの壁があるので大丈夫ですが、他は金網フェンスしかありません。万一、ドライバーが運転ミスしたら車が金網を突き破ってスタンド内に転がり落ちて来る危険性があるわけです。これは杞憂とは言い切れません。なので試合開催時で観客がスタンド内に居る時は車の通行を禁止にした方がいいと思います。何かあってからでは遅いですからね。
色々大変でしたが、この球場を訪れたことにより通算訪問球場数は246箇所になりました。
今期の目標「訪問250箇所達成」に向けて発進です。
次回はハシゴした姶良(あいら)球場のレポートです。
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