予想外の試合観戦(新潟県立球場・ハードオフエコスタジアム)
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Mr.black
2023年09月08日 08:33 visibility1280
今回「全日本クラブ野球選手権」を観戦した場所は新潟県のNo.1球場「新潟県立鳥屋野潟(とやのがた)公園野球場」。
開場時よりネーミングライツで「HARD OFF ECO スタジアム新潟」という名称がずっと使われている為、通常は「エコスタ」と呼ばれています。
ご覧のような立派なスタジアム。
NPBの公式戦がたびたび行われており、更に高校野球新潟大会でメイン会場になっているので、行かれた方がいらっしゃるかもしれませんね。
実は私自身、ここを訪れるのは今回が二回目。前回は2014年の4月でした。(下記写真)
ただし、その時は試合が何も行われておらず、雨の降る中でスタジアムの内部見学をしただけです。現在はどういう管理体制になっているか分かりませんが、その当時は「試合が無くても下段スタンド(※)のバックネット裏だけは自由に入って見物が出来ていた」のです。
(※)このスタジアムは内野が二層になっています。
当時グランドを眺めながら「いつかここで観戦したい。おそらくそれはBCリーグの試合になるだろう」と思っていました。しかし実際に観戦したのはクラブ選手権。予想外でした。
グランドは全面人工芝。両翼100m、センター122m。広いですね。
既述の通り、内野スタンドは二層。上層には大きな屋根があります。
照明は屋根の上に4基、ポール際に2基、外野に2基設置されています。照度は良いと思われます。
座席も立派。
下段スタンドのバックネット裏は背もたれ&肘掛け付きの個別席で座面は跳ね上げ式。
同じく下段の1・3塁側は座面一体型の背もたれ付き個別席。(肘掛けはありません)
そして下段席は全てカップホルダー付きです。
車椅子用のスペースも数か所ありました。やはり近代的なスタジアムですね。
今回ラッキーだったのは上段スタンドが開放されていたこと。せっかくの機会だったのでそちらへも行きました。
上段の座席はカップホルダーと背もたれが無いものの、全て個別席です。座り心地は良かったです。
屋根の支柱の様子も近くでジックリ眺められました。(こんな所に目をつけるなんて我ながら変人。苦笑)
このスタジアム最大の特徴は外野席。全て木製のベンチシートです。これは地元産のスギ材だそうです。
プラのベンチシートの破損個所だけ木製ベンチにしてある球場は時々見ますが、最初からこのようになっている球場はこれまでほんの数か所でしか見ていません。
スタンド後方は芝生広場になっており、試合が見えるのでプロ野球開催時には立ち入り制限がされるそうです。
全体の収容数は3万人。NPB誘致を目論んでいたのですね。
ブルペンはしっかり区切られています。
スコアボードはかなりの横長。両軍のメンバー表の間に打者の打率・HR数、そして投手の球速表示が出ます。
右端はビジョン。この日は使用されず。
NPBの試合開催用にこのような売店スペースがあちこちにありました。
夏の高校野球でも売店が出されるのかもしれませんね。
すぐ近くには「ビッグスワン」という名称の巨大スタジアムもあります。陸上競技やサッカー「アルビレックス新潟」の試合が行われます。
一大スポーツ公園となっているのですね。
ただし、ネックは公共の交通アクセス。
NPBなど大観衆の来場が見込まれる時は臨時のシャトルバスが運行されるようですが、普段は新潟駅南口から出る路線バスかタクシー利用になります。
路線バスは1番乗り場から「スポーツ公園線」に乗車。行先名は複数あるようで、今回は「市民病院行き」に乗りました。乗車時間は20分前後。料金は片道300円。(訪問時)
なお、同じ乗り場から出るバスでもエコスタやビッグスワンの方面に行かない便もあるのでご注意ください。
そしてこのバスですが、時間帯によっては1時間に1本しか便がありません。
更に地形上の課題があります。駅からスタジアムまでの道中に「鳥屋野潟」があり、その為使う道路の選択肢があまり無いのです。
これが原因で大観衆の時には行き帰りに凄い渋滞が発生するそうです。(特に試合終了後の帰路)
タクシーだとメーターがどんどん上がるのになかなか進まない、予定していた帰りの新幹線に乗り遅れる、なんてことがあるかも。冷や汗ものですね。
ともあれ予想外の再訪にはなりましたが、クラブ選手権というマニアックな試合が観戦できたのは逆に良かったと思っています。
これからも様々なジャンルの野球を観たいものです。
久しぶりの遠征、そして約9年半越しにエコスタで観戦が実現したことの両方に乾杯。
自称「野球場バカ」はまた次の場所を求めて動くつもりです。
長いレポートを読んでいただきありがとうございました。
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