前進と後退
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Mr.black
2024年12月20日 13:32 visibility32
毎年この時期にチェックしているのは独立リーグ各組織の状況。
その内容は前進もあれば後退もあります。変化があったのは以下のようなもの。
(※1)北海道ベースボールリーグと四国アイランドリーグには特に大きな変化はなし
(※2)球団数は現時点での本加盟球団のみのカウントで、準加盟球団は除外
<北海道フロンティアリーグ>:4球団
別海が新規加盟・来期よりリーグ戦参加予定
<BCリーグ>:8球団
山梨が新規加盟・来期よりリーグ戦参加予定
千葉が準加盟・2026年度のリーグ戦参入を目指す
(千葉球団はかつてベイサイドリーグに加盟していた「千葉スカイセイラーズ」)
<日本海リーグ>:2球団
滋賀が準加盟・2026年度のリーグ戦参入を目指す
(この球団は一度活動休止&脱退した「滋賀ブラックス」の後継的な球団と思われる)
↑ 左の黒ユニがBCリーグ時代の滋賀球団
当時の名称は「滋賀ユナイテッド」(2017年4月)
<関西独立リーグ>:5球団
淡路島が一旦脱退・再加盟を目指す
↑ 攻撃側が淡路島ウォリアーズ(2023年3月)
体制を立て直して再起を図るようです。実際厳しいとは思いますが頑張ってほしいものです。
<九州アジアリーグ>:4球団
佐賀が来期より本加盟&リーグ戦参加の予定(今期は準加盟で交流戦のみ実施)
独立リーグ及び加盟球団は全般的に脆弱な組織なので、毎年のように変化が起こります。
その一方で高卒後に大学や社会人ではなく、いきなりこの世界へ飛び込む選手も目立つようになってきました。理由の一つに「年間通してリーグ戦が行われるので、大学や社会人とは違いNPBに入っても戸惑いが少なくなること」があります。
中には「1~2年の短期スパンで勝負を懸け、ダメなら野球を諦める」という選手もいます。
運営者や指導者も以前から常々「野球をとことんやらせる場でもあり、時には諦めさせる場でもある」と語っていました。若い選手達がそこを理解し、覚悟を決めて飛び込んでくるほどの信頼や認識を得たということなのでしょう。
2005年に四国アイランドリーグがスタートしてから丸20年の間にここまで来たわけです。
前進だけではなく、時には大きな後退を余儀なくされながらも踏ん張っている独立リーグ界。年にほんの僅かしか現場へは行けていませんが、可能な限り応援し続けたいと思っています。
写真は今年観戦したBCリーグ「信濃 VS 福島」(守備側が信濃)
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- 事務局に通報しました。
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