勝負強い球団、勝負弱い球団 最強球団編

 


 


 では、僕が一番「勝負強い」と思っている球団はどこか?


 


 それはライオンズです。


 


 リーグ優勝21回、日本一13回の実績だけでも十分に「勝負強い」といえると思いますが、西鉄時代から見てもライオンズのここ一番での強さは目を見張るものがあります。


 


 まず1958年の日本シリーズ。


 


 巨人を相手に3連敗からの4連勝で日本一に。


 


 土壇場から盛り返して勝った西鉄は見事です。


 


 しかし、ゴールデンルーキーの長嶋茂雄選手を擁し素晴しいシーズンを送っていた巨人の球運が、最後の最後で潰えた感じもします。


 


 1963年には南海との14.5ゲーム差を逆転してのリーグ優勝。


 


 この年のパリーグはシーズン150試合の長丁場。


 


 圧倒的に強い南海が走ってしまえば面白くも何ともないシーズンだったかもしれませんが、最後にドラマが待っていました。


 


 西鉄は残り4試合を残して4連勝が優勝への条件という最後の一山を越えない限り栄光のゴールに飛び込めなかったのです。


 


 ここで西鉄は見事4連勝でゴールテープを切りました。


 


 最後の4試合は福岡でのホームゲーム。


 


 ファンの熱い声援を背に、正にホームの利を活かした戦いでした。


 


 そして所沢に移り西武ライオンズになってからも勝負強さは健在。


 


 1982年は前期・後期王者間のプレーオフを制して西武ライオンズとして初めての日本シリーズに進出。


 


 日本シリーズでも中日ドラゴンズを倒し日本一に輝きます。


 


 1986年日本シリーズではあの1958年を上回る大逆転劇を演じます。


 


 広島との日本シリーズは第4戦目を終わって勝ち星なしの1分3敗と圧倒的不利な状況。


 


 そこから4連勝で日本一に輝きました。


 


 この時は「19歳の四番打者」清原和博選手が活躍。


 


 引退する山本浩二選手との球界を代表するスラッガーの新旧交代が強い印象を残しました。


 


 そしてこの年からライオンズは日本シリーズ3連覇。


 


 1988年は近鉄の猛追に遭い、リーグ優勝が危ぶまれましたが球史に残る「10.19」の激闘の結果、薄氷の優勝を果たします。この時の近鉄の印象に隠れがちですが、ライオンズは何たる強運!


 


 1989年は近鉄が雪辱し3位に終わるものの、1990年から1992年まで再び日本シリーズ3連覇。


 


 1991年、1992年の日本シリーズはともに4勝3敗。と


 


 勝ち星を見ても、内容を振り返っても、まさに接戦。


 


 それ以降、日本一からはしばらく遠ざかりますが、2004年に再びライオンズの「勝負運」が目覚めます。


 


 シーズン2位からクライマックスシリーズを制し、その勢いのまま日本シリーズで優勝を果たしたのです。


 


 最近では渡辺久信監督が2008年にも日本シリーズを制し、「身売り説」や「裏金問題」でイメージの低下した感のある球団を救いました。


 


 こういう点を見ても、やはりライオンズは強運の球団だな・・・と思います。


 


 忘れてはならないのが、最近のドラフト会議での1位指名選手抽選での2連勝!


 


 菊池雄星選手、大石達也選手が期待通りに羽ばたいた時、本当のライオンズの強運伝説が証明されることでしょう。


 


 





































































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