高校野球　今年の京都大会を展望してみる

　京都翔英と龍谷大平安。

　２つの選抜大会出場校に加え、春季大会を制した鳥羽、北部勢の雄　福知山成美が優勝候補にあげられるでしょう。

　秋の近畿大会では激戦の末に９-８で龍谷大平安を下しその勢いのままに近畿大会を制した京都翔英。

　しかし、甲子園での初戦敗退から春の府大会も優勝できず、部の不祥事の報道もあって秋の様な追い風は感じられません。

　大黒柱の榎本投手を軸に逆風を跳ね返せるか注目です。

　龍谷大平安も昨秋、府大会優勝は逃したものの近畿での好成績で選抜出場。

　選抜では初戦敗退したものの、福岡投手の好投は印象的でしたし、内容は悪くなかった。

　十分に全国で戦える手ごたえは感じられたのではないでしょうか。だからこそ雪辱に燃えているでしょう。

　両校は順当ならベスト8をかけた戦いで対戦します。

　熾烈な一戦になることは間違いないでしょう。

　鳥羽高校も春の大会で無安打無得点試合を達成した遠藤投手を中心にまとまっています。

　快挙の勢いのままに春は府大会を制しました。

　今、京都で一番勢いのあるチームかも知れません。

　福知山成美も好投手仲村渠を擁し優勝する力があります。

　この他にも、なぜシードでないのか不思議な京都外大西、飛びぬけた実力校がない「戦国大会」に強い印象がある東山、近年力をつけてきた京都両洋、そして大型私学らしい戦力をそろえている立命館宇治も先に述べた４校に十分対抗する力があると思われます。

　京都すばるや乙訓などの公立実力校も波乱を起こす可能性があります。

　本当に目が離せない戦いになりそうです。

　私の優勝予想・・・。

　激戦を勝ち進み決勝であいまみえるのは龍谷大平安と鳥羽。

　そして、延長の末に龍谷大平安がサヨナラゲームでフィナーレ。

　龍谷大平安はこの１０年、夏の府大会決勝に勝ち上がれば必ず甲子園を決めています。

　今年もこの誇らしい伝統はさらに継続するのではないでしょうか。

　最後に、我が母校も冷静に考えると優勝するには足りない要素が多すぎる気がしますが、自慢の守備と走塁で旋風を起こしてくれるものと信じています。