出来すぎ。。。(S市秋季シングルス大会)~前編~

日曜にS市のシングルスに参戦してきました。

春の大会で優勝したので、今回からクラスアップです。

 

初心に返って、試合に挑む。。。そんなことを思っていました。

 

と言うのは。。。

きっと、今までだましだましやっていたことが、ここでは通用しないのです。

甘いボールが来たら。。。ハイ、ご馳走様って。

そんな感じにやり込められるんだろうなぁぁぁって。

 

でも、ただ試合をしに行くだけじゃ、やる気が沸かないので、目標を立てました。

 

目指せ一回戦突破!!

 

これだけでいいんです。

え?目標が小さいって??

大それた期待や妄想は、結局は自分を苦しめるだけですから。

実のところ、シングルスは一ヶ月くらい前にしかしていません。

(オープンで優勝したあの日以来です)

そして、S市のシングルスCで一番最初にエントリーした時の目標は。。。

 

一回戦勝てればいい。

 

たった、これだったのですからっ。

 

試合当日。

緊張のあまりか?いつもよりも早く目が覚め、のんびりと朝食を取り、会場へ。

会場に着くや否や、何かおかしいです。

ものすごく閑散としています。

11番コートから6番コートの後ろにある受付までテクテク歩くうちに知り合いの二人や三人に会い、ご挨拶がてら声をかけられますが、だれにも声をかけられません。

それどころか、試合をしている人以外いないといってもいいくらいです。

 

な、なんだこれwww(汗)

 

受付の前にはかろうじて、人が群がっていますが、だれも知り合いがいません。。。

アウェイ感。。。いや、ド・アウェイ感、満載です。

まわりを見るとBクラス常連っぽい方々同士が集まって、おしゃべりに花がさいています。

当然、話に入れるわけがなく、ぽつーーーんと一人。

これがBクラスの会場なんだ。。。

正直、面食らっていました。

H岩さんからちょっと聞いてはいましたが、本当にそうだったのですね。。。(涙)

 

とぼとぼとウェアに着替え、あたりを見回すと。。。

知り合い発見!!

N村さんだ!!H岩さんだ!!

は、話しかけたい!!!

藁をもすがる勢いで、飛びつくのでした。

 

試合会場に知り合いがいないってこんなにも心細いものかと思いませんでした。

インスピへ行けば、運営者をはじめ、常連の方とも顔見知りですし、今までのCクラスに会場では知り合いがいないことってありませんでしたから。。。

話しているうちに緊張もほぐれ、いつどおりのプレーができるといっても過言ではありません。

 

よくよく見ると知っている顔がわらわらと。。。

インスピでおなじみの方から0-ALLでお世話になっているE田センセも後から登場され、一安心です。

その中で久しぶりにお会いする方もいまして。。。

チームありがとうの長である(と勝手に思っている)T杉さんです。

お年は私よりも10くらい上で、面倒見のよい温かい方です。

2年前にインスピで仲間の応援にいらしていて、そのときに顔見知りになりました。

そして、去年の秋、G関さんに負けてしまったときに、よく頑張って声をかけてくださいました。

やっぱり日曜も自分はテニスをしないで仲間の応援で会場にきていたのです。

うれしくって、受付の目の前で話してたら、うるさいって言われてしまいました(反省)

 

いろいろと話しているうちに、時間があっという間に過ぎ、いよいよBクラスデビュー戦になりました。

 

▼一回戦   6-4

 

対戦相手も春の大会で優勝してクラスアップをしています。

確かハードヒッターだったような記憶があります。

ミックスにもエントリーしているので、ゆるいボールのほうが嫌いかな。。。と山を張ります(笑

サービス練習をして、とんでもないリターンが返ってきました。

『あっ(汗)最初から大物を引いたか』と思ったのですが、試合が始まるとそんなでも。。。でした。

最初の一ゲームはとられましたが、相手のミスをするポイントが見えてきました。

 

山なりのチャンスボールが苦手。

ボレーに出てきても、三回つなげると、ミスをする。

 

背があるので、ロブで抜こうとすると自分がミスをするので、相手に取らせるつもりで打ちます。

また、私自身もネットを積極的にとり、プレッシャーをかけます。

この作戦がよかったようで、5-1と大量リードです。

このままいければよかったのですが、チキンの風がピューと吹いてきました。

またきてしまいました。。。

 

勝ちビビリ(涙)

 

タイミングが悪いことに雨も強くなり始め、一度マッチポイントを逃してからが長かったです。

相手のネットプレーが決まり始めたのです。

厳しいアプローチを打たれ、何とか返球しても一撃で終了。

流れが相手に行きかかってしまい。。。

 

5-2 → 5-3 → 5-4

 

なんとしてでも、止めないと。

もう一度、情報を整理して。

アプローチを打たれたら、次はどうしようなどど考え。。。

6-4で逃げ切りました。

 

危なかったです。

あと1ゲーム取られていたら、先の長いことになってしまいますからね。。。

 

結果報告を済ませ、『よかったね!』、『頑張っていたね!』とありがたい言葉を頂きました。

もちろん、T杉さんとはハイタッチして、お祝いです。

改めて仲間がいてよかったと実感です。

とりあえず、目標を達成しました(嬉)

ところが、次の対戦者は、なんとシード選手です(涙)

運よくひとつ勝てても、シード選手が相手じゃ、誤魔化しようがありません。

ちなみに0-ALLのH岩さんが過去に対戦したことがあるようです。

何気なく、私が次に当たりますってH岩さんと話していたら。。。

『ガンバレ!!』

と一言(滝汗)

あの上手いH岩さんが、かつて負けてしまった相手。

ガンバレ!って笑顔で言うくらいの相手ですよ。

こりゃードロー運をうらむしかないか。。。(笑)

そんな気持ちでいました。

シード選手になんて、勝てるはずはない。

ましてや、Bクラス初参戦にそんなビギナーズラックはないのです。

ここから長い待ち時間になります。

次で終わっちゃうから、早くしてほしいなぁ。。。って待っていたところに現れたのがT杉さんでした。

次の対戦相手は?というT杉さんの質問に。。。

『シード選手なんですよ。次で終わっちゃいますよ』

と、できるだけ明るく答えたのですが。。。

(ノーカットでいきます)

『おたんこちゃん、そうじゃないんだよ。』

(え??)

『おたんこちゃんよりも、シード選手のほうが勝たなきゃってプレッシャーをもっているんだよ。』

T杉さんの言葉はさらに、続きます。

『だから、上手い人とテニスできるって楽しまなきゃ。楽しんだもん勝ちだよ』

やばい。

めっちゃ感動です。

その場で涙目です。

なんて素敵な言葉。

こんなことをいえるなんて、すばらしい。

普通の人にはこんな言葉出てこないです。

うれしくって、何も迷いもなく、私は言いました。

『はい。楽しんできます♪』

T杉さんの言っていることはそのものずばりでした。

春の大会では追われる立場を経験して。。。

シード選手というプレッシャーを嫌という程に感じていたのは紛れもなく、私自身でした。

うん、そうだ。その通り。

なんだか元気が出てきました。

テニスを楽しんできます。。。私。

 

後半へ続く。

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