川崎フロンターレ vs サンフレッチェ広島
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ブダペスト二郎
2009年10月27日 00:51 visibility133
急遽予定が変わって見にいけることになり、
ここは川崎vs広島なら楽しめるに違いないと、等々力へ。
あまりに寒くてトイレに行ったため、田坂のゴールは見逃してしまった。
それでもゴールを含めて、両チームの個性が良く出ていて
楽しめるゲームであった。
川崎は谷口が出場停止で
川島、森、菊地、バタークッキーもとい伊藤、村上(100試合?出場おめでとう)、横山がアンカーで田坂もオフェンシブというよりはボランチ(ケンゴとバランスをとって)、ケンゴがオフェンシブに、テセ、ジュニーニョ、レナチーニョの前線。
広島は中林、森脇、中島、槙野、右に右っち、もといミキッチ、左に服部半蔵、ボランチに森崎カズと青山、オフェンシブに柏木と高萩、トップに寿人。
まず川崎が押し込む。テセと競り合うとほとんど厳しい状態になる広島DF、流動的に動くジュニーニョとレナチーニョのドリブルに加え、ボールが行き交っている最中、スっと空いたスペースにポジションをとるケンゴのインテリジェンスが光った。また森も躍動しており、服部は彼を抑えるのが難しかった。
右サイドでボールをホジホジ、もとい保持した森が中央に入ってきてから、動き出し抜群のジュニーニョにスルーパスが出て、川崎がティーチャー。もとい先制。
その後森脇が2枚目のイエローを受けて退場し、広島は10人で長時間のゲームを強いられた。
森崎カズがディフェンスに入り、柏木も一列下がるような状態になる。
しばらくは膠着し前半を終えた。
後半に入り、寿人の飛び出しだけではなく、パス回しとランニングによって自分たちらしさに活路を見出そうとした広島は、チャンスも作るが、川崎は何度か高い位置でボールを奪い、つぎつぎと決定的なシーンを作る。広島は果敢であったけれども、川崎の地力と数的有利とに押しつぶされ、
7対0という大差でゲームは幕を閉じた。
以下個人採点
川崎
川島6 何分のシーンだったかマイボールを素早くキックし、ジュニーニョ(あるいはレナチーニョだったか)に出したパスは素晴らしい判断とキックの正確性であった。
森6.5 突破でもポゼッションでもよく絡んだ。
菊地6 空中戦の強さを見せる相手ではなかったが、寿人相手に懸命に守りきった。
伊藤6 よい読みを見せて安定した出来。
村上6 メモリアルではあったが、とても酔いできというわけでもなかった。
横山6 以前国立で見たときのほうがパス回しに味があったが、それほどリスクを負わなくても良い展開だったからか。
田坂6 ゴールを見逃してすみません。
ケンゴ7 攻守に際立った働き。アシストにゴールにボール奪取にしし16.もとい獅子奮迅。
レナチーニョ6,5 FWのようなMFのような位置から仕掛けるドリブルが効果的だった。
ジュニーニョ7.5 ジュニーニョに始まりジュニーニョに終わる。バストであり続けた。もとい脅威でありつづけた。
テセ7 競り合いにしっかりと勝ち、攻撃に有機的に絡んだ。
井川6 それほど目立つ場面はなし。
登里6.5 ご祝儀のようでもあるが初ゴールおめでとう。
園田は略。
広島
中林5 リスタート、フィードなどでナイーヴさが出ていた。
森脇4.5 判定としてどうかというのは大井競馬場に疑問が残る。けれども、結果からすると痛かった。
中島5 彼がもっとリードしないといけない展開だったように思うが。
槙野5 ぎりぎりのところで止める場面もあったが。
ミキッチ5.5 イージーなミスもあったがよいシーンも作った。
服部5 詰めの甘さが出ていた。
青山6.5 やや後追いになったがためのファウルが多かったけれど運動量豊富に活躍していた。
森崎カズ5.5 ボール回しにらしさはあったかもしれないが、まだまだ。
高萩5.5 広島らしさを随所に見せたが、決めきれず。
柏木6 いただけない場所でのボールロストもあり。ただ良くチャンスは作った。
寿人5.5 ちょっと消耗が激しすぎる展開。チュンソンがもっとフィットしてくれば彼を休ませることも出来るのだろうけれど。
横竹5.5 前にでてゆく意志は見せた。
イッセー尾形 もとい高柳一誠5 おそらくこの日ピッチに立った中ではもっともセンスある選手のうちの一人であると思うのだけれど。
岡本 そういえば先に書いた日記でU17のことを書いたけれど、前回のU17で私は彼を見つけたと思っていたのだが。長い時間見てみたい選手の一人。
中林のところで書いたけれども、広島は勇敢であり、ナイーヴでもあった。
後ろからつないでくるのを川崎のFW陣は待ち構えていたし、実際それを見て、GKのキックは長いボールに切り替えていたりしたけれど、ペトロビッチは恐らく、それでも後ろからつなぐスタイルをとり続けるのだろう。きっとやるべきなのは後ろからつなぐときに、相手が待ち構えているタイミング・選手・コース、というのをいかにずらしてゆくかというところか。個人的には、攻めあがるときに後ろの選手が前を追い越す動きがあれだけあるなら、後ろからつなぐときに前の選手が後ろの選手より戻るくらいのことがあっても面白いとは思うけれど。というのは机上の空論であって、実際にはパススピードと判断力とポジショニングを練習によって上げてゆく以外にないのだろうが。
川崎は、前半やや点が取れずに煮詰まりそうなところもあったけれど、終わってみるとオフェンス陣全員がゴール、という素晴らしい結果に。大勝のあとこそ、ゲームは難しいという側面もあるので
次にどんなゲームをするのかが大事だろう。
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- 事務局に通報しました。
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