FC東京 vs 鹿島アントラーズ
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ブダペスト二郎
2008年10月26日 18:00 visibility132
生で観たかったゲームではあったけれど、(坂本)体調がよくないために
TVで観戦。連覇に向けてアウェイとはいえ、勝ち点3が欲しいアントラーズと
上位に踏みとどまりたいFC東京のゲームは、それでもやはりスタジアムで観ておくべきゲームだったかもしれない。
ホームの東京はGK塩田、DF右から徳永、佐原、茂庭、長友でMFは今野を底において、前に羽生と梶山。右のウイングに石川、左にカボレ、トップに平山という布陣。
アントラーズはGK曽ヶ端、DF右から内田、岩政、伊野波、新井場、MF右から本山、青木、中後、ダニーロ。FWはマルキーニョスと興梠。
今大変なことに気づいたのだけれど、
中後ってボランチをやるために生まれてきたような苗字である。
立ち上がりからアグレッシブさを見せたのはホームの東京で平山の高さと共に、カボレと石川のスピードを活かした攻撃が目を引く。しかし惜しいチャンスもアントラーズの守備の頑張りと、東京の最後の精度が足りないことによってとでゴールをあげる事が出来ない。対するアントラーズもマルキーニョスと興梠のスピード、両サイドバックの攻め上がりによってチャンスを作るが、
決定的なシーンは演出できずに前半を終えた。
後半に入って、前半痛んだ本山に代え、マルシーニョイン。
左サイドからCK、石川のあげたボールをニアサイドでカボレがヘディングで突き刺して東京が「先生、男子が掃除しません。」もとい、先制。
すぐさまアントラーズも内田がかじやまゆげを引き摺るようにドリブルで内側に切り込み、ボックス中央にグラウンダーのパス、左サイドから入り込んできたマルシーニョがボールを受けて、その勢いのまま右サイド側に流れる。キーパーもつり出されたところを踏ん張って向きを代え、クロスを上げると、相手の振り上げた足にも怯えず、頭から突っ込んだ興梠がゴール。
東京は左サイドでカボレが内田と1対1。駆け上がってきたサイドバックの長友が内に走りこんだのを尻目にカボレは縦を選択。ついてくる内田が追いつく前に左足グラウンダーのクロスを入れると羽生とアントラーズDFが交錯し、こぼれてきたボールを長友が足を投げ出して、押し込む。
1対2とアントラーズは勝ち越されてしまう。そして再び東京は左サイドカボレが持ち込み、ボックスにやさしくパスを送ると石川に代わって入った鈴木達也が右サイドから猛然と走りこみながら中央へややマイナスに戻すとこれまた羽生に代わって入った大竹がゴール前でボールを受ける。大竹はアントラーズDFに押されて前に転ぶのだが、転びながら左足でうまくボールをコントロールしてゴールに転がしこむという、曽ヶ端も全くタイミングが取れなかったであろう離れ業をやってのけ、3対1と突き放す。
アントラーズもあきらめず、長友の甘いクリアを拾った興梠がボックスの右サイド側から中央の田代へ、田代は胸トラップで右足がわのスペースへ持ち出して振り向きざまシュートという、「ストライカーズゴール」を決める。
東京はカボレに代えて赤嶺、アントラーズは増田も入れて総力戦となるけれど、終盤は時間稼ぎのプレイをきっちりと完遂したFC東京が勝利を挙げた。
以下個人採点
東京
GK塩田5.5 やはりキックがいまいちのシーンがあった。失点シーンは難しい場面であった。
DF徳永5.5 マルシーニョに付ききれず。攻撃でも存在感はなかった。
佐原6 粘り強く相手の攻撃を抑えた。
茂庭6 読みの良さを活かしてよく走った。
長友7 重要な2点目を押し込み、ピッチ狭しと駆けずり回った。
MF今野6 強さは見せたがうまく前に出ることは難しかった。
羽生6.5 気転の利いたプレイで攻撃の起点となった。あ、やっっちゃった、オレ・・・。
梶山6.5 ボールを奪われるシーンが幾度かあったのは頂けないが、キープ力からチャンスを演出。
FW石川6.5 詰めは甘いがスピードを活かして前半の攻勢を担う。
平山6 らしいプレイが何度か出ていた。後はゴールか。
カボレ7.5 全得点に絡む。長友とのコンビも良かった。
交代選手
鈴木6 大竹のゴールをアシスト。キレを見せた。
大竹6.5 美しいというよりは珍しいゴールか。魔法の左足。
赤嶺は略。
アントラーズ
GK曽ヶ端5.5 ゴールは全て超至近距離から押し込まれた。合唱。もとい合掌。
DF内田5.5 結果的にカボレにはやられたが良いプレイがいくつもあった。
岩政5.5 クロスバーを叩いたヘディングは惜しかった。
伊野波5.5 彼からの右サイドへの長いフィードや新井場の足元へのスピードのあるパスはとても良かった。
新井場5.5 技術と迫力を見せたが。
MF青木6.5 よく走りファイトしていたが報われず。
中後6 東京の攻撃に走り回らされた。
本山5.5 チャンスを作れず。
ダニーロ6 攻守に奮闘したけれど。
FWマルキーニョス6 彼の日ではなかったか。惜しいシーンは作った。
興梠6.5 良く攻撃に絡み、結果も出した。
交代選手
マルシーニョ6 興梠へのアシストのプレイは素晴らしかったが、もう少し攻守に顔を出して欲しい。
田代6.5 キレある動きを見せた。ゴールはシュートシーンがきっちりと描けていたのであろう。
増田は略。
羽生はまだ代表で何かをやれる選手だと思う。岡田はもう呼ばなそうではあるけれど、例えば停滞しているゲームに「動き」を入れるサブとしては最適ではないだろうか。田代のゴール、伊野波のフィードも代表でも見たいと思えるものだった。
大分が負け、名古屋が引き分けた後だけに、アントラーズサポの方には悪いが優勝争いは面白くなった。
TVで観戦。連覇に向けてアウェイとはいえ、勝ち点3が欲しいアントラーズと
上位に踏みとどまりたいFC東京のゲームは、それでもやはりスタジアムで観ておくべきゲームだったかもしれない。
ホームの東京はGK塩田、DF右から徳永、佐原、茂庭、長友でMFは今野を底において、前に羽生と梶山。右のウイングに石川、左にカボレ、トップに平山という布陣。
アントラーズはGK曽ヶ端、DF右から内田、岩政、伊野波、新井場、MF右から本山、青木、中後、ダニーロ。FWはマルキーニョスと興梠。
今大変なことに気づいたのだけれど、
中後ってボランチをやるために生まれてきたような苗字である。
立ち上がりからアグレッシブさを見せたのはホームの東京で平山の高さと共に、カボレと石川のスピードを活かした攻撃が目を引く。しかし惜しいチャンスもアントラーズの守備の頑張りと、東京の最後の精度が足りないことによってとでゴールをあげる事が出来ない。対するアントラーズもマルキーニョスと興梠のスピード、両サイドバックの攻め上がりによってチャンスを作るが、
決定的なシーンは演出できずに前半を終えた。
後半に入って、前半痛んだ本山に代え、マルシーニョイン。
左サイドからCK、石川のあげたボールをニアサイドでカボレがヘディングで突き刺して東京が「先生、男子が掃除しません。」もとい、先制。
すぐさまアントラーズも内田がかじやまゆげを引き摺るようにドリブルで内側に切り込み、ボックス中央にグラウンダーのパス、左サイドから入り込んできたマルシーニョがボールを受けて、その勢いのまま右サイド側に流れる。キーパーもつり出されたところを踏ん張って向きを代え、クロスを上げると、相手の振り上げた足にも怯えず、頭から突っ込んだ興梠がゴール。
東京は左サイドでカボレが内田と1対1。駆け上がってきたサイドバックの長友が内に走りこんだのを尻目にカボレは縦を選択。ついてくる内田が追いつく前に左足グラウンダーのクロスを入れると羽生とアントラーズDFが交錯し、こぼれてきたボールを長友が足を投げ出して、押し込む。
1対2とアントラーズは勝ち越されてしまう。そして再び東京は左サイドカボレが持ち込み、ボックスにやさしくパスを送ると石川に代わって入った鈴木達也が右サイドから猛然と走りこみながら中央へややマイナスに戻すとこれまた羽生に代わって入った大竹がゴール前でボールを受ける。大竹はアントラーズDFに押されて前に転ぶのだが、転びながら左足でうまくボールをコントロールしてゴールに転がしこむという、曽ヶ端も全くタイミングが取れなかったであろう離れ業をやってのけ、3対1と突き放す。
アントラーズもあきらめず、長友の甘いクリアを拾った興梠がボックスの右サイド側から中央の田代へ、田代は胸トラップで右足がわのスペースへ持ち出して振り向きざまシュートという、「ストライカーズゴール」を決める。
東京はカボレに代えて赤嶺、アントラーズは増田も入れて総力戦となるけれど、終盤は時間稼ぎのプレイをきっちりと完遂したFC東京が勝利を挙げた。
以下個人採点
東京
GK塩田5.5 やはりキックがいまいちのシーンがあった。失点シーンは難しい場面であった。
DF徳永5.5 マルシーニョに付ききれず。攻撃でも存在感はなかった。
佐原6 粘り強く相手の攻撃を抑えた。
茂庭6 読みの良さを活かしてよく走った。
長友7 重要な2点目を押し込み、ピッチ狭しと駆けずり回った。
MF今野6 強さは見せたがうまく前に出ることは難しかった。
羽生6.5 気転の利いたプレイで攻撃の起点となった。あ、やっっちゃった、オレ・・・。
梶山6.5 ボールを奪われるシーンが幾度かあったのは頂けないが、キープ力からチャンスを演出。
FW石川6.5 詰めは甘いがスピードを活かして前半の攻勢を担う。
平山6 らしいプレイが何度か出ていた。後はゴールか。
カボレ7.5 全得点に絡む。長友とのコンビも良かった。
交代選手
鈴木6 大竹のゴールをアシスト。キレを見せた。
大竹6.5 美しいというよりは珍しいゴールか。魔法の左足。
赤嶺は略。
アントラーズ
GK曽ヶ端5.5 ゴールは全て超至近距離から押し込まれた。合唱。もとい合掌。
DF内田5.5 結果的にカボレにはやられたが良いプレイがいくつもあった。
岩政5.5 クロスバーを叩いたヘディングは惜しかった。
伊野波5.5 彼からの右サイドへの長いフィードや新井場の足元へのスピードのあるパスはとても良かった。
新井場5.5 技術と迫力を見せたが。
MF青木6.5 よく走りファイトしていたが報われず。
中後6 東京の攻撃に走り回らされた。
本山5.5 チャンスを作れず。
ダニーロ6 攻守に奮闘したけれど。
FWマルキーニョス6 彼の日ではなかったか。惜しいシーンは作った。
興梠6.5 良く攻撃に絡み、結果も出した。
交代選手
マルシーニョ6 興梠へのアシストのプレイは素晴らしかったが、もう少し攻守に顔を出して欲しい。
田代6.5 キレある動きを見せた。ゴールはシュートシーンがきっちりと描けていたのであろう。
増田は略。
羽生はまだ代表で何かをやれる選手だと思う。岡田はもう呼ばなそうではあるけれど、例えば停滞しているゲームに「動き」を入れるサブとしては最適ではないだろうか。田代のゴール、伊野波のフィードも代表でも見たいと思えるものだった。
大分が負け、名古屋が引き分けた後だけに、アントラーズサポの方には悪いが優勝争いは面白くなった。
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- 事務局に通報しました。
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