コンサドーレ札幌 vs 鹿島アントラーズ
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ブダペスト二郎
2008年12月06日 23:33 visibility89
全室「露天風呂付き」&「おっさんビュー」1泊2食14800円。
ブダペスト二郎です。
とにかく、史上稀に見る
西まみれであった、コンサドーレ札幌は。
GK佐藤、DFが右から池内、西澤、西嶋、坪内でMFは右から藤田、西、上里、西谷、FWはダヴィと砂川、とスタメン11人中4人が西方面。
対するアントラーズはここ最近どおりの
GK曽ヶ端、DF内田、岩政、伊野波、新井場、MF野沢、青木、中後、本山、FWマルキーニョス、興梠というイレブン。
アントラーズにとっては勿論優勝がかかる大事なゲームだけれど、
札幌にとっても今シーズンのJ1における最後のホームゲームだからモチベーションは低くない。
その他の会場でも優勝の可能性がある、名古屋は大分と、川崎はヴェルディとそれぞれ「アウェイ」でのゲームというのがまた興味深い。
札幌は失うものがない、とばかりにアグレッシブに攻め込むけれど、蹴っていて粋なシュートを打つまでには至らず、ある意味では力の差が見える展開。
右サイドの藤田とよく動く砂川、迫力あるダヴィを中心に攻撃するも、フリーでよい形でシュートを打つところは演出できず。
徐々にアントラーズのペースになるが、それはやはり、前線から中盤にかけて誰もが精力的に動くというアントラーズの守備のおかげだろう。
このたびの優勝はもちろん選手個々の実力もあるけれど、やはり誰一人サボる事無く前から守備をするというアントラーズの「文化」とでも言えるようなスタイルを築き上げたことが一番大きいように見える。
マルキーニョスが決めきることが出来ないシーンがあったけれど、
ロングボールから興梠、マルキーニョスとつなぎ、落としを受けた野沢が右足を一閃、美しいミドルがゴール左隅に決まり、これが決勝点となった。
その後、ゲームを決めたいアントラーズが幾度もコンサドーレのゴールに迫るが決定力を欠き、それでも集中を切らすことのなかったアントラーズ守備陣が
コンサドーレの攻撃を悉く止め、鹿島アントラーズが歓喜の2連覇を果たした。
以下個人採点
札幌
GK佐藤6 良くシュートをとめた。緊張感あるゲームの立役者。
DF池内5.5 攻めあがるシーンは少なかったが守備は破綻せず。
西澤6 粘り強く戦ってはいたけれど。
西嶋6 強さは見せたが何度か裏を取られた。
坪内5.5 効果的な攻めはなかった。
MF藤田6 アグレッシブさを見せて新井場とやりあう。
西5.5 ポイントポイントで技術は見せたが。
上里6 セットプレイのキッカーとして、また司令塔として奮戦した。
西谷5.5 中に切れ込んでの右足のパスなどでチャンスを作ったが、
多くのプレイに参加するまでには至らず。
FW砂川5.5 良く動いたけれど、プレイの精度は欠いた。
ダヴィ5.5 迫力はあったが孤立。プレイ自体も読まれ、1対1のシーンはほとんどなかった。
交代選手
芳賀5.5 中盤を引き締めにかかったけれど、うまくは行かなかった。
宮澤5 まだ連覇するチームに立ち向かうには力が不足していたか。
岡本は略。
アントラーズ
GK曽ヶ端6.5 勘所を押さえたプレイでゲームを〆た。
DF内田6.5 攻守にベテランのようなプレイ。安心してみていられた。
岩政6.5 力強いプレイでダヴィに勝利。
伊野波6.5 ミスも少々あったけれど、読みを活かしたプレイで貢献。
新井場6 藤田にちぎられるシーンもあったけれど、それ以外はいつもどおり。
MF青木6.5 本田泰人は喜んでいると思う。元々技術のある大型ボランチとして鳴り物入りで入団した彼が、本田の様に相手のプレイをつぶすため、味方を活かすために走り回る姿に対して。
中後6 小笠原程のキープなどは見られなかったが良く走って攻守に絡んでいる。
本山6 守備でも活きて、攻撃でも起点となった。
野沢6.5 昨年もあったように思うが大事なところで美しいゴール。
FWマルキーニョス6 1点くらいは決めて欲しかったが。
興梠6.5 素晴らしいランニングでアントラーズの攻撃の幅を拡げた。
交代選手の増田、船山、田代は略。
オリヴェイラが成し遂げた仕事は素晴らしい。そこで頑張って守備をすれば、そこでもう一歩足を出せば、というシーンできっちりと仕事をする選手たち。
ゲームに出ている選手はそれをやる、シンプルなことだけれど、徹底できるというのはとんでもなく根気強い作業が必要だったろう。もちろんオリヴェイラだけでなく、鹿島アントラーズというチームの、選手の、スタッフの、サポーターの、姿勢がこの連覇に結びついたのであろう。
とは言えアントラーズもまだ補強は必要だろう。強力なFWがあと1人は必要だし、中盤の個性もやや足りない。サイドバックは出来れば両サイド欲しい。
その上で、このチームの規律、スピリットを保ってゆけば、もしかしたらアジアの、その先も見えてくるかもしれない。
アントラーズに関わる皆様、おめでとうございます。
※ 追記 アントラーズのゴールのシーン、ロングボールを直接マルキが野沢に落としたのであって、興梠は野沢からパスをもらうべく前に走ったので、つなぎには参加していませんでした。
ブダペスト二郎です。
とにかく、史上稀に見る
西まみれであった、コンサドーレ札幌は。
GK佐藤、DFが右から池内、西澤、西嶋、坪内でMFは右から藤田、西、上里、西谷、FWはダヴィと砂川、とスタメン11人中4人が西方面。
対するアントラーズはここ最近どおりの
GK曽ヶ端、DF内田、岩政、伊野波、新井場、MF野沢、青木、中後、本山、FWマルキーニョス、興梠というイレブン。
アントラーズにとっては勿論優勝がかかる大事なゲームだけれど、
札幌にとっても今シーズンのJ1における最後のホームゲームだからモチベーションは低くない。
その他の会場でも優勝の可能性がある、名古屋は大分と、川崎はヴェルディとそれぞれ「アウェイ」でのゲームというのがまた興味深い。
札幌は失うものがない、とばかりにアグレッシブに攻め込むけれど、蹴っていて粋なシュートを打つまでには至らず、ある意味では力の差が見える展開。
右サイドの藤田とよく動く砂川、迫力あるダヴィを中心に攻撃するも、フリーでよい形でシュートを打つところは演出できず。
徐々にアントラーズのペースになるが、それはやはり、前線から中盤にかけて誰もが精力的に動くというアントラーズの守備のおかげだろう。
このたびの優勝はもちろん選手個々の実力もあるけれど、やはり誰一人サボる事無く前から守備をするというアントラーズの「文化」とでも言えるようなスタイルを築き上げたことが一番大きいように見える。
マルキーニョスが決めきることが出来ないシーンがあったけれど、
ロングボールから興梠、マルキーニョスとつなぎ、落としを受けた野沢が右足を一閃、美しいミドルがゴール左隅に決まり、これが決勝点となった。
その後、ゲームを決めたいアントラーズが幾度もコンサドーレのゴールに迫るが決定力を欠き、それでも集中を切らすことのなかったアントラーズ守備陣が
コンサドーレの攻撃を悉く止め、鹿島アントラーズが歓喜の2連覇を果たした。
以下個人採点
札幌
GK佐藤6 良くシュートをとめた。緊張感あるゲームの立役者。
DF池内5.5 攻めあがるシーンは少なかったが守備は破綻せず。
西澤6 粘り強く戦ってはいたけれど。
西嶋6 強さは見せたが何度か裏を取られた。
坪内5.5 効果的な攻めはなかった。
MF藤田6 アグレッシブさを見せて新井場とやりあう。
西5.5 ポイントポイントで技術は見せたが。
上里6 セットプレイのキッカーとして、また司令塔として奮戦した。
西谷5.5 中に切れ込んでの右足のパスなどでチャンスを作ったが、
多くのプレイに参加するまでには至らず。
FW砂川5.5 良く動いたけれど、プレイの精度は欠いた。
ダヴィ5.5 迫力はあったが孤立。プレイ自体も読まれ、1対1のシーンはほとんどなかった。
交代選手
芳賀5.5 中盤を引き締めにかかったけれど、うまくは行かなかった。
宮澤5 まだ連覇するチームに立ち向かうには力が不足していたか。
岡本は略。
アントラーズ
GK曽ヶ端6.5 勘所を押さえたプレイでゲームを〆た。
DF内田6.5 攻守にベテランのようなプレイ。安心してみていられた。
岩政6.5 力強いプレイでダヴィに勝利。
伊野波6.5 ミスも少々あったけれど、読みを活かしたプレイで貢献。
新井場6 藤田にちぎられるシーンもあったけれど、それ以外はいつもどおり。
MF青木6.5 本田泰人は喜んでいると思う。元々技術のある大型ボランチとして鳴り物入りで入団した彼が、本田の様に相手のプレイをつぶすため、味方を活かすために走り回る姿に対して。
中後6 小笠原程のキープなどは見られなかったが良く走って攻守に絡んでいる。
本山6 守備でも活きて、攻撃でも起点となった。
野沢6.5 昨年もあったように思うが大事なところで美しいゴール。
FWマルキーニョス6 1点くらいは決めて欲しかったが。
興梠6.5 素晴らしいランニングでアントラーズの攻撃の幅を拡げた。
交代選手の増田、船山、田代は略。
オリヴェイラが成し遂げた仕事は素晴らしい。そこで頑張って守備をすれば、そこでもう一歩足を出せば、というシーンできっちりと仕事をする選手たち。
ゲームに出ている選手はそれをやる、シンプルなことだけれど、徹底できるというのはとんでもなく根気強い作業が必要だったろう。もちろんオリヴェイラだけでなく、鹿島アントラーズというチームの、選手の、スタッフの、サポーターの、姿勢がこの連覇に結びついたのであろう。
とは言えアントラーズもまだ補強は必要だろう。強力なFWがあと1人は必要だし、中盤の個性もやや足りない。サイドバックは出来れば両サイド欲しい。
その上で、このチームの規律、スピリットを保ってゆけば、もしかしたらアジアの、その先も見えてくるかもしれない。
アントラーズに関わる皆様、おめでとうございます。
※ 追記 アントラーズのゴールのシーン、ロングボールを直接マルキが野沢に落としたのであって、興梠は野沢からパスをもらうべく前に走ったので、つなぎには参加していませんでした。
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- 事務局に通報しました。
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