
血よりも濃いもの
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ハルッチ
2009年06月13日 00:37 visibility59
みなさんこんばんは、ハルッチです。今日は会社が終わってからフットサルがありました。夕方16時までは8人しか集まってなくて、ややもすれば中止も辞さない、予断を許さない状況下において、我々の精神状態は極度に張りつめ、もはや切れんばかりと限界に近く、いつそれが訪れてもおかしくないような殺伐とした状況でありました。とはいうものの、実際はそこまで、そんなに張りつめてはいなかったと思いますが、どうにか人数(10人)が確保できないものかと友人知人へメールを一斉配信し、ただただ人事を尽くして天命を待つのみでした。そうしたら、当初不参加であったメンバーの一人であるユウジ君が参加できる旨のメールを返してくれました。しかも、もう1人連れて来れるとか来れないとかいうことでした。
「超ラッキーじゃん」
これが私が会社のトイレで返信メールを確認してからの第一声でした。
実は、個人的には今日は何としてでも開催したい理由がありました。それは、今日初めて呼んで参加する人がいたからです。しかも、
「接した時間が累積10hrにも満たない友達」
だったからです。詳細としては、会った回数は1回のみとなります。
昨月に会社の同僚主催の宴(男女数名が一堂に会し、酒肴を嗜み、種々の会話を楽しむ旨の日常的或いは非日常的な、ものの情趣に溢れる...)で知り合った男メンバーの一人が、フットサルをしているという話を聞いて、急遽今回は人数が少ないから今週初旬に呼んでみたのでした。
彼は、宴を共に戦い、結果として終電に乗り遅れ、一緒に始発までの時間を笑々で過ごした盟友であります。もっとも会社の同僚は二次会の途中で帰宅したため、そのフィールドには私の面識のある人間は誰一人としておりませんでした。しかし、彼(しょうちゃん:タメ)とは非常にうまが合い、初めてとは思えないほどの交流ができました。伊勢蟹(鈴鹿での我々の活動チーム名)に来てくれるメンバーであるマチャやだいちゃんやユウジ君にも繋がるものはありますが、しょうちゃんにもそれがありました。
「何としてでも会いたい」
それが私の根底にありました。それが本日、無事に再開でき、累積10hrを超えることができました。ここへ来てしばしば思うことがあります。
「時間って何の意味があるのだろうか」
ということです。どんなに長く時間を共有しても、密度がないことはあります。毎日顔を合わせても、何も生じないことはあります。会社で公的な関係下にある状況で、それは最も生じやすいものかと思われます。しかし、それを覆すものが現実にはあるのです。結構、今までの自分の人生を思い返してみると、後悔することが多々ありました。学生時に飲食店でバイトをしていたのですが、違うフロアの人と接する機会が全くなかったのです。しかし、会社全体でBBQをした際に、違うフロアの人と話してみて、
「何で今まで接しなかったのだろうか」
と後悔したことがありました。その人は生憎、1ヶ月後に結婚でバイトを辞めるという事情がありました。会ったことは数回ありますが、話したことがないというパターンでした。
私はかつて、どちらかというと積極的に行く方ではなく、むしろ受動的なタイプでした。しかし、この一回きりの出会いがあってからは、できるだけ初めての人と対話をしてみようと思って話しかけることを心掛けるようになりました。
「一期一会」
という言葉がありますが、これを私は大切にしております。たまたま出会ったのが最後になるかもしれないので、できる限り悔いのないように色々な会話をしてみることを心掛けております。私たちは、いわば多面体のサイコロを毎回振っていて、決していつも同じ目が出るという保証下に存在しているわけではありません。よって、そのチャンスをものにすることが、より後悔の少ない人生を歩む秘訣なのかもしれないと、心に秘めております。
しょうちゃんはそういった意味では、私にとって重要なインパクトを与えた一人でした。彼は8月から韓国に2年間出張という辞令がほぼ確定した身ではありますが、これからも親密に接していきたいと思います。
「明確な理由はありませんが、何か彼とは合うんです」
もはや人知の及ぶ領域ではありません。NO REASONです。逆に、
「どんなに付き合いが長くても深くなれない仲がある」
それを悟ってからは、時間に特別な意味を求めることがなくなりました。表面的なものよりも、内面的なものを求めるようになったのは、ある意味年のせいかもしれません。なので、突然、数刹那だけ知り合った人と、長い人生を共有する可能性も決して否定できません。知り合った時間を担保に信頼を比例的に求めるようなことは、ひょっとしたら余り意味のないことなのかもしれません。
私は科学的でないものを排除する傾向がありますが、直観的な第六感的なものにも心を動かされることを認識しております。そういった想定外のファクターで地球は回っているんだなと思う今日この頃です。
では、酒が回ってきたので今回はこれでお開きです。ごきげんようbyハルッチ
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- 事務局に通報しました。
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