さようなら、ありがとう


埼玉西武ライオンズ2-7オリックス・バファローズ

 

夏の暑さも一段落し、気がつけば涼しい秋風の吹く季節に。

高校野球の秋季大会が始まり、大学野球も秋季シーズンが開幕。

プロ野球はペナントレースが大詰めを迎え、まさに野球観戦日和。

 

にもかかわらず腰痛を再発してしまい、

野球観戦に行くことができなくて悶々とした日を過ごしていた。

テレビで見るのもいいが、やはり生の球を見てみたい。

 

だが、この日だけはなんとしても行かねば!と腰痛を押して西武ドームへ行ってきた。

目的は高木浩之選手の引退セレモニー。

決して派手さはない、堅守・巧打の玄人好みの選手だがそこが好きだった。

今シーズン開幕前に視力障害を再発してから、今年限りだろうという思いはあったが、

やはりいざとなると寂しいもの。

 

 

 




ヒロユキへの餞として、そしてCSへの勢いをつけるため、

どうしても勝っておきたい試合だった。

だが、先発のマウンドに登ったのはキニー。

相手がWエースの一角、小松であることを考えるとこの時点ですでに敗色は濃厚。

ところがキニーは立ち上がりから落ち着いて坂口を三振に取ると、

3回まで5奪三振のパーフェクトピッチ。

打線も初回に栗山のセンター前を足がかりに、中村のタイムリーで1点を先制。

これはいけるんじゃないか?と思われた。

 

その矢先の4回表。

先頭の坂口のセーフティーを三塁中村が一塁へ大暴投。

ボカチカのバックアップも遅れて坂口は一気に二塁へ。 

(記録は内野安打+三塁送球エラー)

下山は三振に取ったものの、カブレラの進塁打、ローズのタイムリーで同点。

ランナーを背負うとバタバタになる悪い癖が出てしまう。

5回には重盗、セーフティースクイズなど足でかき回す機動力野球に翻弄されて3失点。

6回にもキニーのあとを受けた三井が炎上し、

下位打線に連打を浴びてさらに3失点。

打線も6回に栗山のソロホームランで1点を返すのがやっと。

 小松の前に完全に押さえ込まれて6連敗を喫してしまう。

なによりも今日という日に勝てなかったのが残念。 




そのヒロユキは8回裏、9番赤田の代打として登場。

結果は残念ながらセカンドゴロだったが、笑顔でベンチに引き上げていた。

9回表からはセカンドの守備で登場。

残念ながら守備機会は無かったものの、

最後のセカンド守備を見られて本当にうれしかった。




試合後、優勝報告と表彰、ペナント一周などを行った後に、

いよいよセレモニーの開始。

入団当時からの映像、同期入団の西口からのメッセージなどが流れ、

挨拶では言葉に詰まる場面もあったが、笑顔でグランドを一周。

その後ベンチ前で裏方さんやチームメイトたちを握手していたのだが…

 




江藤のところで思わず感極まったのか涙涙。

観ているこちらも涙が止まらなかった。

そのため何枚も写真を撮ったのに、ほとんどが手ブレ。

二塁付近で行われた胴上げもブレブレに。

残念無念…

 













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