
さようなら、ありがとう
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多田野観客
2008年09月29日 11:06 visibility52
夏の暑さも一段落し、気がつけば涼しい秋風の吹く季節に。
高校野球の秋季大会が始まり、大学野球も秋季シーズンが開幕。
プロ野球はペナントレースが大詰めを迎え、まさに野球観戦日和。
にもかかわらず腰痛を再発してしまい、
野球観戦に行くことができなくて悶々とした日を過ごしていた。
テレビで見るのもいいが、やはり生の球を見てみたい。
だが、この日だけはなんとしても行かねば!と腰痛を押して西武ドームへ行ってきた。
目的は高木浩之選手の引退セレモニー。
決して派手さはない、堅守・巧打の玄人好みの選手だがそこが好きだった。
今シーズン開幕前に視力障害を再発してから、今年限りだろうという思いはあったが、
やはりいざとなると寂しいもの。
ヒロユキへの餞として、そしてCSへの勢いをつけるため、
どうしても勝っておきたい試合だった。
だが、先発のマウンドに登ったのはキニー。
相手がWエースの一角、小松であることを考えるとこの時点ですでに敗色は濃厚。
ところがキニーは立ち上がりから落ち着いて坂口を三振に取ると、
3回まで5奪三振のパーフェクトピッチ。
打線も初回に栗山のセンター前を足がかりに、中村のタイムリーで1点を先制。
これはいけるんじゃないか?と思われた。
その矢先の4回表。
先頭の坂口のセーフティーを三塁中村が一塁へ大暴投。
ボカチカのバックアップも遅れて坂口は一気に二塁へ。
(記録は内野安打+三塁送球エラー)
下山は三振に取ったものの、カブレラの進塁打、ローズのタイムリーで同点。
ランナーを背負うとバタバタになる悪い癖が出てしまう。
5回には重盗、セーフティースクイズなど足でかき回す機動力野球に翻弄されて3失点。
6回にもキニーのあとを受けた三井が炎上し、
下位打線に連打を浴びてさらに3失点。
打線も6回に栗山のソロホームランで1点を返すのがやっと。
小松の前に完全に押さえ込まれて6連敗を喫してしまう。
なによりも今日という日に勝てなかったのが残念。
そのヒロユキは8回裏、9番赤田の代打として登場。
結果は残念ながらセカンドゴロだったが、笑顔でベンチに引き上げていた。
9回表からはセカンドの守備で登場。
残念ながら守備機会は無かったものの、
最後のセカンド守備を見られて本当にうれしかった。
試合後、優勝報告と表彰、ペナント一周などを行った後に、
いよいよセレモニーの開始。
入団当時からの映像、同期入団の西口からのメッセージなどが流れ、
挨拶では言葉に詰まる場面もあったが、笑顔でグランドを一周。
その後ベンチ前で裏方さんやチームメイトたちを握手していたのだが…
江藤のところで思わず感極まったのか涙涙。
観ているこちらも涙が止まらなかった。
そのため何枚も写真を撮ったのに、ほとんどが手ブレ。
二塁付近で行われた胴上げもブレブレに。
残念無念…
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- 事務局に通報しました。
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