夕闇、ビルの屋上、そしてフットサル
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ロソきむ
2006年05月10日 22:33 visibility94
もう随分、日が暮れた空を見上げながら、ロッソ木村は突然思い立った。そうだ、フットサルしに行こう、と。素早くネットを検索し、個人参加型フットサル、俗に言う「個サル」を開催している最寄りのコートを探す。
大崎スタジアムは来週からだ、大田区体育館はちょっと場所が遠い。他にないか……あった、大井町だ!
JR大井町駅に隣接する、イトーヨーカドー大井町店。その屋上に居を構えるは、コミュニティーアリーナ大井町。テニスコートも兼務するそのコートは、カーペット上の人工芝。砂が撒かれたピッチの上では既に、2チームに分かれたプレーヤー達による激しい攻防が繰り広げられていた。
ロッソは受付にて手早く登録を済ませる。受付の人の話によると、最初の一時間は練習とゲームで、残りの一時間はゲームのみ行うと言う。ロッソは遅れて来たため、後半の一時間からの参加となった。総勢20人による、フットサルバトル。参加者は青、白、黒、黄色のビブスによって4チームに色分けされ、2チームずつ対戦する。ロッソはまず、白のビブスを着ることとなった。
そしてキックオフ。ロッソは、マメが潰れてまだ完治していない右足の状態を考慮し、まずは様子見することにした。全体のバランスを取りつつ、ボールを回す。なんとかやれるだろう。想いのほか痛みがない右足の裏に安堵しつつ、事前にソックスの底に入れたクリア・ジェル・クッションの効果に満足した。コートが狭かったことも幸いだった。それに先週、多摩スポーツスタジオでやった個サルの激しさに比べれば、プレーヤー全体に楽しもうという雰囲気を感じる。平日の夜だから当然か。ロッソは納得しつつ、ボールを追った。
この日は残念ながらゴールを挙げることは出来なかったが、浮き玉を左足のボレーでうまく合わせて、味方のゴールをアシストすることが出来た。また、一対一での守備でも、待ちの守備でうまく対応できた。だが、味方の足元に鋭く正確なパスを出せたか。そして、決定機に落ち着いてシュートを枠内に蹴ることができたか。答えは否だ。課題は次回へ。そして、また来よう。暗闇の中、燦然と輝くピッチ上を眺めながら、ロッソはそう思った。
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- 事務局に通報しました。
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