チーム・スタイルの栄光(と挫折)23
-
フジ
2011年06月19日 21:21 visibility68
3月の震災や、身内の不幸、友人の病気、4月から主任に昇格したものの給料が上がらない、ボーナスカットなど、個人的な理由で長らく日記を書けませんでしたが、先週になり、心機一転再びペンを執ることに(パソコンに向かう?)ことにいたしました。
前回のアップから数ヶ月経っているので、軽いあらすじから始めます…
〈2002年1月に結成したチーム・スタイルは、グラウンドで酒を飲みながら試合をしたり、試合が終了しても酒を飲んだりと飲んだくれの奇人変人が集い愉快かつ豪快に野球を楽しんだりしていたのですが、徐々に野球の面白さに目覚めていきました。二度ぐらいのチーム崩壊の危機を乗り越え、試合中に酒を飲むこともなくなってはきましたが、今度は勝利に見放されいつしか6年の歳月が流れていたのでした…。〉
2010年11月28日(日)。この日今年度最後の試合が行われた。
対戦相手はLABOLAで知り合ったというチーム。
このチームとは本当は5月に試合を行うはずだったのだが、当日は朝から雨でグランド不良により中止となってしまったのだった(まさか再試合を行うのに半年かかるとは思わなかったが…)。
例によってメンバーが集まらない感じだったので[d156]、LABOLAで助っ人募集をしたところ、高校生(♂)との二人が応募し、なんとか人数はそろった。
特に女子大生が参加するということで、なぜか活気づいたメンバー。
「お友達も試合には出ないけど見にきたいといってるんですが、よろしいですか?」
という質問に、
「遠慮はいりません。連れてきて下さい!」
と、テンション高めに返信する。
この報告を受けた監督あっ!くま・・・・さんは、自分はベンチにいてそのお友達とお話ししようという計画を立てていたようなのであるが、実際やってきたお友達はなのでした…。
蓋を開けてみると、試合前日から当日にかけて参加できるというメンバーが続出し、最終的に13人という大所帯になってしまっていた。
試合前のキャッチボールなどで身体をほぐす。相手チームは全員ユニフォーム姿で強そうだ。
格好から入ってます」
と相手チーム監督はにこやかに言うが…。やっぱりユニフォームっていいよな、と思う筆者であった。
ともかくも、そんなこんなで試合開始!
先攻はチーム・コキア。
先発のマウンドに向かった筆者は、夏以来のが治っていることを祈りつつ投げる。
最初のバッターに2球ほど投げる。空振りとファウルで追い込む。
「いけるかもしれない」
そう思い、キャッチャーのサインを見ると変化球を要求。…ここで全てが変わっていった。変化球が見事にすっぽ抜けると、その後のストレートがことごとくボールになった。
あとはお決まりの四球、死球、たまに出るヒットやエラーで着実に点を与える展開。結局1死をとったところで監督から交代の合図。
「トイレから帰ってきたら、まだ相手チームの攻撃中だし、一瞬早めに回が進んで二回の表なのかなと思った」
という言葉を残してくれた。
一回の裏は我がチームふるわず、すぐ相手チームの攻撃になる。特に筆者が打席に入ったとき、相手ピッチャーは容赦なく責めてきた[d234]。内角と外角を交互に使い分け、きわどい球が来たとき思わず振りそうになったが、ハーフスイングをとられ追い込まれる。決め球は外角一杯の球。迷わず振りに行ったが、なんとであった[d276]。スライダーなんてマシンでしか見たことがないのに…。
チーム・スタイルはユニフォームがないチームだが、ごく少数の者は野球の格好をしている。筆者もその一人だが、どうやら筆者を強打者と見て全力でしとめに来たようだ。あとの普通の格好をしている者に対しては普通に投げていた。
「…こりゃダメかな」
と誰もが思ったとき、二回の裏からチーム・スタイルのが始まった!
ヒット、死球、四球…ともかく出るバッターが皆出塁する。監督のあっ!くま・・・・さんはボールをよけなかったのにデッドボールの判定をもらい出塁するなど、多少ラッキーな面もあったがそれでも攻撃は途切れない。筆者も二度目の打席はデッドボールで出塁する。
特筆すべきは、ロックンローラーのグラハムちゃんさん。一塁を駆け抜けたとき、ズボンのボタンがプチッと飛んでどこかへ行ってしまうほどのダッシュを見せ、
と相手チームのファーストからひそひそと話しかけられるも、豪快に笑い飛ばしてプレーを続けていた。ちなみにグラハムちゃんさんは、ボタンを見つけることができず、次の試合からを来て参加してくれている。
ともかくイケイケで攻めるチーム・スタイル。女子大生が連れてきたお友達も無理矢理打席に立たせるなど(イジメではございません)、やりたいことをやって結局の攻撃(14人が2巡したわけだから、普通だったら3巡になるという凄まじい攻撃だった)。長い長い二回の裏であった。
二回の裏の攻撃で試合は決まった。でチーム・スタイルの勝利!
およそ野球の試合とは言えないスコアであるが、にチーム・スタイルのメンバーは狂喜乱舞したのであった。苦節6年半。長いトンネルであった。
ようやく連敗街道から脱出したチーム・スタイルだが、まだまだ苦難の道は続くのであった…。
- 事務局に通報しました。
chat コメント 件