チーム・スタイルの栄光(と挫折)6

  • フジ
    2010年09月04日 20:22 visibility38

2003年1月12日(日)。初試合から丁度1年。チーム・スタイルは宿命のライバルといえるチームと対戦した。以後、数年にわたり、このチームと死闘を繰り広げることになるのだが、このときはそうなるとは思ってもいなかった…

雨でたたられた去年の鬱憤を晴らすべく、早めに集合するメンバー。

グラウンド近くのバッティングセンターで打ち込みをするなど、気合いは充分だ。相変わらず、ベンチにビールを持ち込んでいたりはするものの、いつもと違って、野球をするぞ、という気迫に満ちている。

時間が来て、両軍整列。どちらも、野球の格好をしているものは少ない。ただ相手チームはそろいの帽子をかぶっている。ウチと試合をするために作ったとか言う話である。うーん、気合いの入り方が違う。やはり、格好は大事である。

チーム・スタイルは今現在もユニフォームを持っていないが、実は、この時期あたりにユニフォームを作るかどうかで議論があった。しかし、時期尚早ということと、ユニフォームを作ると新しく参加するメンバーがいなくなるのではないか、という懸念が生じたためにお流れとなった。また、チーム・スタイルは当時野球だけでなく、フットサルやバスケも同じようなノリでやろうかという計画もあり、ユニフォームに労力と金をつぎ込む状態ではなかった。もっとも、フットサルにせよバスケにせよ、その後計画は立てたが、実際には行われなかったので、作っておけば良かったなと個人的には思っている。あ、でもテニスは一回やったな……。

それはさておき、試合開始である。

序盤はお互いに点を取ったりとられたりで、互角に進む。しかし、中盤あたりで徐々に差をつけられていく。

この試合で、筆者は投手デビューを果たす。リリーフで登板する。マウンドから投げることになれていないため、なかなかストライクが入らない。終盤になり、尻上がりに調子が良くなっていき、最後はぴしゃりと押さえる。

しかし、時、既に遅し。チーム・スタイルは伝統的に打撃が弱く、ヒットが出ても後がつながらないという悪い癖がある。この日も、モロにそれが出てしまった。

結局、最終回でも点を入れることが出来ず、ゲームセット。2003年も敗戦スタートとなった。

その後の飲み会で、相手チームの方々と一緒に飲む。飲み進にむ連れ意気投合し、3月にまた試合をすることを決めた。

同レベルの相手にはじめて敗戦したチーム・スタイル。次回の決戦で雪辱を晴らそうと心に誓ったのであった。

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