新入部員のやる気を引き出す
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虎男
2017年05月10日 20:02 visibility251
新しい部員が増えたことでチームは復活したと前述したが、最近は言ったM君とは、良くメールで話をしている。彼の性格もあるだろうが、コミュニケーションを直接、そして多くとってあげることでチームに溶け込みやすくなり、既存のメンバーともブレンドされるのが速くなると思ってのこと。メンバーも色々なタイプの人間がいる。
人懐っこいのもいれば、はにかみ屋で人見知りのメンバーもいる。2年前のチーム状態から見たら、今のチームは活気で溢れていて、申し分ない感じがする。
今のうちのチームの盛り上がりを見ていると、創部当時の頃を思い出す。どんどん部員が増えて、メンバー全員を試合に出すと言うことでの頭を悩ませた「オーダー作り」の「嬉しい悲鳴」を上げていた時によく似ている。私にとっても、あれほどの大所帯を切り盛りしたのは生まれて初めての経験だったし、それ以上に「大人のつきあい」としての「集団スポーツチーム」の運営に、無我夢中でやっていたことを思い出す。もちろん、多くのメンバーともチームで巡り合い、知り合いになったし、その後、色々な形での別れもあった。
新入部員が正式に入るまでの道のりは短くはない。うちのチームの場合は、チーム規約を読んでもらって、それに同意してから体験参加をしてもらい、その参加の最後で入部の意があるかないかを伺っている。別に強制もしないし、違和感があれば入部拒否は本人の自由だ。だが、私がもし自分の今の年齢、今の実力、今の野球への考え方があってチームを探しているのであれば、私のチームほど「私にとって最適なチームである」と言える。それは、別段チームの仕事を役割分担で受け負わされることが無いからだ。新入部員だと「この仕事をしてもらいますよ」なんてチームもあるらしい。うちのチームは試合や練習にユニフォーム一式とグラブ、スパイク、バットだけ持って来て野球だけ楽しんで帰ってもらうだけのチームだ。もちろん、部費の徴収はあるが、毎月1000円なんてたばこ銭のような金額である。
新入部員の人が入ってきたら、まず監督である私がどんどん声掛けをしていく。それは新入部員に早くチームに溶け込んでもらいたいのと、どんどん野球で楽しみを増やして行ってもらいたいと言うのが本音だからだ。そのためには、監督が新入部員にこれまでのチームの経緯や、チームモットー、今のメンバーの野球の傾向性、チームネームの由来、チームの今後のスケジュールなど、多くの事を説明しておく必要がある。既存のメンバーに対しては、もう放っておいてもどんどんコミュニケーションを取れているから、こちらが彼らにのっかって話をして楽しめば良いのであり、新入部員だとそうはいかない。右も左もまだまだ慣れていないので、監督が話をしてあげることで、彼らも新入部員なりの遠慮が少し無くなるはずだ。やはり「チームに入れてあげよう」と言う気持ちを監督が発していかないと、なかなかチームにはなっていかない。飲み屋へ連れて行って話をしたり、野球観戦をしたりしながら、面白おかしい話も交えながら新入部員の気持ちをほぐし、そして楽しいチームを作り上げる一員として参加してくれるようにしむけていく。これが既存のメンバーの仕事であり、そして監督である私自身の毎度の課題でもある。さあ、もっともっと新入部員が入部してくれるように頑張ります。
- 事務局に通報しました。
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