草野球って「社会人の大切な休日の楽しい時間」ではないのか?
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虎男
2017年05月21日 07:53 visibility5949
私の知っている超スラッガーが最近、草野球チームを退団したと連絡があった。その理由が監督に無理をやらされたことで、混乱が生じ気持ちよくプレーすることが不可能になったからとのこと。彼は柵越えのホームランを量産できるほどの実力者。その実力者がプレーに集中できないものに対して「チームメンバーなのだから、やれ!」と言う学校の体育会系のような監督の命令に対して、私は違和感を持つ。なぜ、チームの人間がプレー以外の仕事で「できません」と言ったことに対して、無理に相手にやらせる必要があるのだろうか?草野球のリーグ戦で勝つ事の価値と意味って、そこまでしなければ勝てないものなのだろうか?
彼ができないと言ったのは「スコア付け」だった。私から言わせれば、草野球のチームでスコアがそれほど大切なものなのかと言われたら、半分イエスで半分ノーだろう。選手にその仕事をさせるのであれば、適性があるかどうかを見なければ、スコアってどんどん変化してしまい、その時咄嗟にプレーが複雑になって混乱する場合が必ずある。だから、うちのチームはビデオ録画をしているし、マネージャーがいないチームはビデオカメラを設置して、選手に精神的負荷をかけないようにしてあげるのがチームの配慮ではないだろうか?それをやる気のある選手に苦手を強いて混乱を招かせるのは、大人の休日を野球で楽しむと言う大命題からすれば、はずれまくっているとしか言いようがない。そして、スコアをつけることが試合に勝つことなのか?と逆に私の方から問いただしたい。
スコアはあくまで、目安であり記録にしか過ぎない。過去に起こった姿を記録にとどめておくだけのこと。そして、選手が苦手があったり、得意があったりする「傾向」が記録が蓄積されると出てくる。そこで、それを分析しているか否かでスコア付けが生きてくるわけで、スコアを記録づけ以外に分析資料として活用している暇のある社会人っているのであろうか?それほど暇なら、定年退職終わらなければできない話し。
勝利は素晴らしい。しかし、しょうりのために選手が野球で楽しむことの妨げになるようなことを無理強いする必要は無い。勝つために、多くを失う可能性があるのが草野球だ。草野球で勝利を追及したいチームは山ほどある。しかし、本来、それを追及するならマネージャーでスコアをつけられる人間を探して、専門職として試合に帯同させ、記録を取ってもらえるようにするのが監督の仕事だろう。それができなければビデオカメラに三脚つけて試合の一部始終は録画しておき、家に帰ってから監督自らがビデオで試合の再生をして、じっくりスコアをつけながら分析をするべきだろう。それを選手に押し付けて、その選手がそのために混乱してプレーにまで影響して来るようでは全く意味がない。「勝利を目指して、選手を大事にせず」このようなチームって多いのではないだろうか。
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