「シーズンの閉幕」を見た。

  • 虎男
    2017年10月18日 00:38 visibility300

私の贔屓チーム、阪神タイガースの今シーズンが終わった。私は敗因は「桑原の不調」だと感じたのは私だけだっただろうか。クライマックスの第二試合、第三試合を見て、桑原が第二戦で6失点したことで、完全にベイスターズ打線は「阪神投手恐れるに足らず」と感じたのではないだろうか。さらには、敵は自分の球場と、セントラルリーグだったのかもしれない。第二戦のあれだけ酷いグラウンドコンディションの中で戦わなければならなかった事。しかも営業サイドと審判員までが9回までやらせると言う「営業ファースト」の「自分勝手で、選手蔑ろの泥んこ試合」をやって蒔けた方が完全に次の試合「負ける確率が高くなる」と私は思った次第だ。「雨だろうが、何だろうが3試合やれば、甲子園での営業収益は、約9億円のあがりが出る。だから、どんなコンディションであろうと、それだけの利益が普段にあげられないのだから、絶対に試合をする。勝ち負けなんか、どうでも良い。テレビの放映権料もでかいし、選手が怪我なんかしようものなら、それだけの技術しかない選手ってことだ。勝利よりも営業優先なんだから、3試合やれれば良い。広島へ行ったら、こちらの儲けなどほとんど無いのだから、この3試合をなんとか成立させるのがホーム球場の使命だ。」と、もしタイガースの中の選手の一人でも、それを感じたり、知ったりしたとしたら、まともに仕事をしようと思えるだろうか。しかも第二戦のあの最悪のコンディションの中での試合を「やらされたのだ」しかも「敗戦」の憂き目を見せられた。下剋上なんてことを世間はベイスターズを後押しする。

 

今日の試合の1回の表で、能見が点を取られた時点で「負け」が近づいた気がしたのは私だけでは無いだろう。能見のようなベテラン投手が、このような大きなシリーズでの決着をつける試合で「力で抑える投球」を今できるわけがない。何年前だか忘れたが、能見が大事なCSの試合で巨人に対して先発した時も、簡単に打ち込まれて次のステージを断たれてしまったのを思い出した。能見が悪かったから負けたと言うのは、単純すぎるだけの理由だろう。それよりも、第二戦で秋山で負けたことで、完全に後手に回ってしまったと言える。DeNaとしたら、秋山が一番嫌な存在だったはずだ。今シーズンすい星のごとく出てきて12勝を挙げた馬力もあり、コントロール抜群の安定感一番の投手である彼をあの悪天候で持ってきたことに、私は第一試合の先発でも良かったのではないかと思った。タラレバである。いかんせん時間は戻ってこない。DeNaは強かった。これほどの戦い方ができたのは、打線の調子がこのCSに向けて本調子になっていたこともあったし、さらには投手が先発、中継ぎ、抑えが確立されていて、万全の体制で臨んできたことにつきる。

 

阪神は、打線の力の無さを露呈するような試合が続いて、相手に先行逃げ切りを許してしまったことが最大の敗因だろう。大砲がいないこと、走りのスペシャリストがいないこと。そして藤浪、岩貞と言う投手の中心にならなけれいけない選手が全く機能しなかったこと。これらを見ていたら、このCS、下手に勝ってカープと対戦して惨めな結果に終わった確率の方が高いような気がしてならない。敗戦は敗戦であり、シーズンは静かに幕を閉じた。この現実を受け止めて、また明日からタイガースの来年を見つめて行きたい。

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