少年野球の指導者ってこんなにレベル低い人がいるのに驚愕

  • 虎男
    2017年10月29日 07:40 visibility21321

言葉とは大切である。いかなる場合においても言葉は大切であると思う。そして、その言葉使いがなってなければ、相手にはきちんと通じない。そして小さな子供たちに対しての言葉は気を使いすぎるほど使ってあげないと、その言葉だけで、自分の好きでやっていることも「こんな人のもとでやっている価値を見出せない」となる子もいるはずだ。昨日、私の運営管理するチームの試合のために、グラウンド状況を見に行った時に先の時間帯で使っていた中学生らしき野球チームの練習を見て感じた事だ。

 

グラウンドの一塁側ダッグアウトのベンチに腰掛け、メガホンを持って怒鳴っている大人が一人いた。この人がこの中学生チームの監督らしい。その監督の後ろのベンチに大人の女性2人が腰かけているのも見えた。チームの中の子供の母親なのであろう。チームのメンバーは25人くらいいただろうか。大人のコーチが打席に入ってのシートノックで、ケースでの個々の守備の選手を指導する形の練習をしていたところを少しの時間見学をした。もちろん、通りすがりの形だから、子供のチームをグラウンド外から見る形である。

 

「おい!センターの〇〇〇!お前、今の中継、どこへ投げた!あんなところへ投げるな~!お前がセカンドへ軽く山なりのボールを放ったから、一塁ランナーはサードまで走ってしまっただろ!頭を使え頭を!」

「おい!サードの〇〇!お前今ベースにつきっぱなしだったろ!何考えてんだ!次同じことをしたら。しばくぞ!」

「キャッチャーの〇〇!お前今のセカンドゴロの時にセカンドに大きな声で一塁へ投げろ!と指示したか!お前の声がぜんぜん聞こえないんだよ!聞こえない指示なんか、出してないのと一緒なんだよ!ぼけ!お前、そんなことやっていたらキャッチャー他の奴に変えるぞ。ボケ!」

「〇〇!お前なにやってんだ!泣かすぞ!こら!」

 

私は10分くらい見ていただろうか。この指導者が、ベンチに座って子供たちに罵声を浴びせているようにしか聞こえなかった。なぜなら「しばくぞ!」「お前、泣かすぞ!」「ふざけるな!」「お前を変えるぞ!」と言ういらない言葉が頻繁に飛び、それに対して子供たちは「はい。」と言う返事しかないのだ。一生懸命なのはわかる。しかし、指導者が口だけで指図していること。そして、汚い言葉を浴びせる事。こんな自分の欲求不満のはけ口にしているような昔ながらの軍隊指導者が現在でもいるなんてのは驚かされる。おそらくこの糞監督は、私と同世代か、少し年齢は低いはず。だいたい、子供相手に指導をするのに怒鳴りまくって練習をやらせる監督なんて、私だったら即子供をそのチームから辞めさせるだろう。バカバカしくて話にならない。その教え方が理にかなっているのであれば、少々我慢すれば良いのだろうが、指導者がベンチにすわったままでメガホンで大声だしていることへの違和感。そして、指導をするのであれば選手の傍に立って、ボールを中継することの自分が手本となって良い例を理論的に指導すること、そしてタッチプレーなのかフォースプレーなのかもきちと見本と、そのプレーの根拠となることを理論的に説明をしてあげることが大切だと私は考えている。監督が自分で動かずにベンチから練習している子供の選手たちに罵声を飛ばして、注意だけを与えるような旧大全としたやり方をしているのでは選手はうまくなるわけがない。

 

別に四六時中褒める必要は無いが、きちんとできた時にはそのプレーに対してほめてあげるのも子供の気持ちを思えば効果のある言葉になる。子供の指導者はきちんと理論を立てて、こうだと言わないと子供の心が繊細なので間違った方向へ進んでしまう恐れがある。そして、その恐れはスポーツとはいつも監督に怒鳴り散らされてしまうと言うイメージをつけてしまうことになる。スポーツは子供の時には本来の「プレーを楽しむ」ところから初めてあげないといけないと私は思っている。とくにチームスポーツはそうだ。苦しくなるのは中学校からで良い。しかし、苦しむのは監督の言葉による暴力で苦しむのではなく、自分のプレーの上達の進捗状況を感じて苦しむのがベストで、そこからは自己努力で這い上がる、抜け上がるしかない事を学ぶのが重要なのではないだろうか。言葉が悪い監督は結局は、指導能力もそのくらいのもでしかない。「しばくぞ!泣かすぞ!辞めさせるぞ!」と言う言葉を頻繁に使って何が生まれるのか?嫌気だけが生まれるのは私だけだろうか?

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