高校選手権福井大会2回戦
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のんがめ
2009年09月27日 21:39 visibility76
9月21日(月)。シルバーウィーク3日目です。
今日は福井大会を見に行きました。福井の高校サッカー界の横綱丸岡高校の戦いぶりを見に丸岡高校会場へ。
行く方法のわからなかったのんがめに丁寧に教えてくれた福井駅前のバスセンターの方、京福バスの運転手の方、どうもありがとうございました。
第1試合にその丸岡高校登場、初戦の対戦相手は福井高校です。福井高校は19日の1回戦で福井農林に勝利。その勢いで横綱に立ち向かいます。
会場には駐車場に車をおくスペースがなくなるほどの観衆。
さすが丸岡高校です。
試合は前半から丸岡高校が予想通り攻勢に出るものの、福井高校も気合が入っておりしっかり守ります。
さすが、丸岡高校は個人技・選手間の連携申し分なく、各場面での選手の判断力も優れています。
選手のフィールドを見渡す視野も広く、ボールをもらう前にパスコースを確保し、少ないタッチでパスを回すかと思いきや、ドリブルでサイド・中央を切れ込んでいきます。トラップミス等もなく、効率よくボールを動かしていきます。運動能力も高く、走力・運動量・ジャンプ力でも鍛えられていることを感じることができました。さすが北陸を代表するチームです。
試合は前半13分、コーナーキックを主将の7番がヘッドであわせて1点先制。
1点ならまだしも、23分に福井DFのもたついていたボールをカットした丸岡の10番がそのままシュートしてゴール。2点目を取ります。
これで、福井高校はモチベーションが下がってしまったか?。一気にたたみかける丸岡がやはり試合のツボを心得ているのか32分に11番、33分に14番、38分に11番、40分に11番とあっという間に大量ゴールをあげ、試合を決めてしまいました。
後半に入ると、丸岡は大幅に選手交代。前半の最初の頃には温存していた9番など数名の背番号1ケタの選手がアップしていたが、後半に入ると余裕の展開となりました。
後半も12分に1点取ってからは怒涛のゴールラッシュとなりました。
福井高校も前後半ともに開始直後は丸岡攻撃陣に食いついていったものの、俊敏かつサイドチェンジを繰り返す丸岡高校の前に最後は疲れてしまった気がします。
ただ、何点取られてもキーパーの15番の選手は「まだ終わってないぞ!」など声をあげ、ゴールの門番としての責任を果たすべく、丸岡高校の猛攻に耐えぬきました。
結果は当然残念で悔しい結果だったと思いますが、全国レベルの学校と対戦したことをいい経験にしてまた次の大会に向けて頑張って下さい。
丸岡高校は2年前、福井大会の初戦でまさかの敗戦を喫し、全国大会の連続出場が止まってしまった苦い経験があります。
やはり同じ轍を踏まないあたり、福井の横綱たる所以でしょう。
試合終了後の丸岡高校は、コンディショニングコーチの指示のもと、時間をかけてゆっくりストレッチを行うなどクールダウンを行っていました。また、打撲をした箇所は氷で冷やすなどの処置も確実に行い、次の試合・練習への影響が少しでも出ないよう配慮にも怠りがありません。
さすが強豪のなかの強豪、サッカーに人生をかけている部員が揃っている、何かプロの下部組織を思わせるようでした。
ピッチの上だけでなく、おそらくピッチ外でも何をするのがサッカーをする上で役に立つのか、効率が良いのかを追求しつつ日常生活を過ごしているのでしょう。
横綱はピッチ外に出ても手を抜かないのです。
今年のインターハイは2回戦敗退だった丸岡、当然全国大会出場は通過点で上位進出が目標でしょう。
この戦力で全国大会でどこまで勝ち残れるのか、正月の大会で丸岡イレブンの成長した姿を見たいものです。
わざわざ福井県まで見に行った甲斐のあった第1試合でした。
※ 学校紹介(HPより抜粋)
丸岡高校
県北部、福井市と接する坂井市丸岡町に大正2年に開校した県立校。6年後に100周年を迎える。丸岡町は、天守閣のもっとも古い丸岡城や一筆啓上賞、日本一短い手紙とともに、サッカーのまちとしても有名。
福井高校
昭和25年に北陸電気学校として開校、昭和53年より現校名。普通科・工業科・衛生看護科の3学科からなり、普通科には特別進学・体育・デザイン・情報など3学科13コースからなる。
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- 事務局に通報しました。
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