俺から見たナポリ対バルセロナ
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ゆーすけ
2024年02月22日 22:59 visibility132
チャンピオンズリーグラウンド16:1st leg、ナポリ対バルセロナです。
バルサは先発にイニゴ・マルティネスとギュンドアンが復帰。現時点でのベストメンバーを送り込みました。
前半
3分、左サイドからカンセロが中央へフィード走り込んだギュンドアンが受けます。慌ててナポリDF陣がカバーに入り、右ハーフスペースが空きます。すかさずギュンドアンがパス。ヤマルが受けて中に持ち出しシュートも枠の左上に外します。
8分、中盤でギュンドアンがボールをカット。こぼれ球をヤマルが拾ってバルサのショートカウンター。ヤマルはそのままドリブルで持ち上がりカットインからミドルシュート。メレトがセーブしますが、右サイドにこぼれたボールをギュンドアンが拾ってクロスを上げます。中央の味方には合わず、ファーに抜けたボールをペドリが拾いますがシュートまではいけません。
序盤はバルサペース。前からのプレスがそこそこハマり、後方からのビルドアップもナポリのDFの穴を上手く探して前進できています。
ナポリは高いDFラインを設定し、前からパスコースを切りに行きます。ただ上手くいかず、ショートカウンターに持ち込ません。またボール奪取位置が低く、前線にボールを預けても味方の距離が遠く、ボールロストを繰り返します。
21分、左サイドでカンセロがDFの裏を取ってボールを受けてサイドをえぐってマイナスクロス。ニアでレバンドフスキが右足アウトサイドシュート。メレトがファインセーブ。
同じく21分、右ハーフスペースバイタルエリアでボールを受けたギュンドアンがターンして強烈なミドルシュート。メレトがセーブ。
30分過ぎ、バルサの運動量が落ち、前からのプレスがハマらなくなってナポリが押し返し始めます。ただ、シュートチャンスを作れません。
前半は0-0で終了。
後半
48分、バルサは後方から右のヤマルにフィード。ヤマルはカットインから右ハーフスペースにパス。走り込んだギュンドアンがシュートも力なくメレトがキャッチ。
ナポリのプレスが明確になり、ボールを高い位置で奪えるようになります。一方、バルサはボールをつなげなくなります。後半はナポリペース。
59分、バルサがナポリ陣内でパスを回し、右から左ハーフスペースに上がってきたイニゴ・マルティネスにボールが入ります。イニゴ・マルティネスは前方のバイタルエリアにいたペドリにパス。ペドリはファーストタッチで前を向き、レバンドフスキがラフマニから左に離れます。ラフマニはペドリに寄せようとしますが、ペドリはレバンドフスキの足元に絶妙なパス。レバンドフスキはピタリと止めて、右に持ち出し、カバーに入ったディロレンツォとファン・ジェズスの間を抜くシュートをニアに決めます。
右サイドからのパス回しでバイタルエリアを空けて、そこからマークのずれを上手く利用した素晴らしいゴールでバルサが先制します。ただ、試合の流れは変わらず、ナポリペース。
65分、クロスのクリアボールを拾ったペドリがトラップから無回転ミドルシュート。メレトがセーブ。
74分、ナポリは左サイドから仕掛け、左ハーフスペースのアンミサにボールが入ります。アンミサは中央のオシムヘンに鋭い楔を入れます。イニゴ・マルティネスがカットに行きますがオシムヘンがうまく体を入れて入れ替わるようにターン。テア・シュテーゲンと1対1になりゴール左に流し込みます。
ナポリが同点に追いつきます。
94分、ナポリがボールをクリアし、DFラインを上げかけたところをイニゴ・マルティネスがはね返します。レバンドフスキが抜け出しかけますが、ナポリDFに潰されます。しかし、レバンドフスキは後方のギュンドアンに何とかパス。ギュンドアンはゴール左へコントロールシュート。枠の左へ外れます。
両者譲らず1-1で試合は終了しました。
気になったプレーヤー
#1メレト
バルサのシュートをしっかりとセーブ。失点シーンはバルサを褒めるべき。
#9オシムヘン
ゴールシーン以外は仕事をしていないが、ターンからのゴールはお見事。
バルセロナ
#9レバンドフスキ
得点感覚が戻ってきたこと、ほしいタイミングでボールが入るようになったことで得点量産体制に入る。この調子を維持してほしい。
#8ペドリ
クリステンセンが後方にいるので、攻撃時に自由にポジションを取れる恩恵を使いバイタルエリアからのパスでアシストを記録。無駄のないプレーは一見の価値あり。
#22ギュンドアン
ペドリ同様こちらもバイタルエリアでチャンスに絡む。
#15クリステンセン
個人での攻撃での貢献は少ないが、ギュンドアンとペドリが前方にポジションを取れることを考えると戦術面での貢献は大きい。
#23クンデ
パスミスが気になる。
#21デ・ヨング
攻守にわたる貢献は今のバルサに欠かせない。気になるのはフル稼働していること。怪我が心配。
総括
ナポリ
月曜日に監督を交代したばかりだそうで、チームとしてのまとまりはそれほど感じられなかった。2nd legまでにどこまで戦術を浸透させるかが勝利できるかどうかのポイント。新監督にはかなり難しいミッションとなる。
バルセロナ
前半30分までは試合を支配。後半はシュートチャンスは作れたし得点を奪えたが、全体的に押されている印象だった。プレスをかける、リトリートからのカウンターのメリハリがほしい。前のブログでも書いたが選手交代に大きな課題を残す。逃げ切りを図りたくても選手はおらず、得点が奪いたくても先発メンバーほどの期待感を持てる選手がいない。結果、80分以降に時間稼ぎの交代のみにとどまる。普段からターンオーバーを取り入れ、様々な選手に出場機会と自信を与えて選手層を厚くする必要がある。リーガ・エスパニョーラの次節はヘタフェ。第1節でラフプレーばかりのヘタフェ相手に0-0の引き分けを演じているので、思い切ってフレッシュな人材でターンオーバーを使う絶好の機会。やらないと疲労の溜まっている選手はラフプレーで怪我する可能性も高い。後半戦のバルサを占ううえでキーポイントになる試合になりそうです。
- 事務局に通報しました。
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