
俺から見たバルセロナ対オリンピアコス
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ゆーすけ
2025年10月22日 23:26 visibility140
チャンピオンズリーグ・リーグフェイズ3、バルセロナ対オリンピアコスです。
バルサはCFにラッシュフォード、左WGにドロ・フェルナンデスを起用しました。
前半
0分、オリンピアコスが開始からハイプレスをかけて、バルデのパスミスを誘います。右ハーフスペースの高い位置でカットしたチキーニョが中央のポデンスにパス。ポデンスは慌ててカバーに入ったカサドをかわしてミドルシュート。シュチェスニーがファインセーブ。
4分、左サイドでドロ・フェルナンデスがボールキープし、オーバーラップしたバルデにヒールパス。バルデはそのままサイドを突破しクロス。ニアに走りこんだラッシュフォードが腿で合わせますが枠の上。
5分、オリンピアコスのハイプレスにシュチェスニーが左サイドへのフィードミス。マルティンスがカットしますがボールコントロールが大きくなり、エリック・ガルシアが奪い返して左のバルデに展開。結果としてオリンピアコスのハイプレスを回避した形になり、バルデはセンターサークルに向けてドリブル開始。その動きに合わせて右ハーフスペースからフェルミン・ロペスがDFラインの裏へ走り出します。バルデはフェルミン・ロペスの動きに合わせてスルーパス。オルテガがカバーに入りますが、フェルミン・ロペスはルーレットトラップで入れ替わるように前に出ます。オルテガはあきらめずにフェルミン・ロペスを追いますが、フェルミン・ロペスは右前方を駆け上がるヤマルにパス。ヤマルはカバーに入ったピオラをかわし、ゾラキスもかわそうとしますが、ゾラキスは手を伸ばしてかき出します。こぼれたボールをフェルミン・ロペスが拾ってすぐさまシュート。コスチーニャがゴールへカバーに入りスライディングブロックを試みますが当てるのが精いっぱい、コースが変わり、レトソスがブロックに行きますが触るだけにとどまり、ボールはゴールに吸い込まれます。
バルサが先制します。
バルサが押し込み始めます。
10分、バルサは左50度からフリーキック。ラッシュフォードが直接ニアを狙いますが左へ外します。
オリンピアコスのハイプレスにバルサDF陣は手を焼き、シュチェスニーが2回、クバルシ、バルデが1回ずつとパスをひっかけるシーンが目立ちます。オリンピアコスが徐々に押し返し始めます。
19分、オリンピアコスは右サイドで小気味よくパスをつなぎ前線右サイドへフィード。ポデンスが走り込みマイナスクロス。中央でチキーニョが受けますが、ペドリ、カサドの寄せにシュートが打てず右ハーフスペースのヘッツェに落とします。ペドリが絶え間なく寄せようとしますが、ヘッツェは中央のダニ・ガルシアにパス。ダニ・ガルシアはトラップからミドルシュート。カサドがブロックし、ボールは枠の上に外れます。
27分、オリンピアコスが右からのフリーキック。ファーサイドに入れたクロスにピオラがヘッドで合わせますが枠の上。
32分、バルサの左コーナーキック。中央でクンデがヘッドで合わせますが当てきれず、枠の右に外れます。
オリンピアコスは直前にチキーニョが交代で退きマークがずれ始めたのか、運動量が落ち始めたのか判断に迷うところではありますが、ハイプレスを仕掛けるのに出足が鈍った印象。バルサが押し返し始めます。
38分、バルサのショートカウンター。左サイドでハイプレスをかけて左ハーフスペースに入ったボールをペドリがつついてカット。ドロ・フェルナンデスが拾って中にドリブルし右ハーフスペースのフェルミン・ロペスにスルーパス。フェルミン・ロペスはシュートフェイントを使い、ピオラをかわして左に持ち出し、ゴール左へ狙いすましたシュート。
バルサが追加点を奪います。
前半は2-0とバルサがリードして折り返します。
後半
47分、右サイドからヤマルがアーリークロス。ニアでフェルミン・ロペスがヘッドで合わせますがゾラキスがファインセーブ。
49分、ナスシメントが左からクロス。中央に入り込んだアユブ・カアビがヘッドを試みますが、エリック・ガルシアがブロック。アユブ・カアビはエリック・ガルシアのハンドをアピール。バルサDFが一瞬止まります。右サイドにこぼれたボールをポデンスが拾ってピンポイントクロス。エリック・ガルシアとクバルシの間に入ったアユブ・カアビがヘッドで叩き込みます。ここでVARが介入し、オン・フィールド・レビューが入ります。ナスシメントのクロスにエリック・ガルシアが先に腕で触っており、そのあとにアユブ・カアビがヘッド。このヘッドした瞬間はポデンスがオフサイドポジションをとっており、プレーに関与したので、2回目のアユブ・カアビのヘッドが取り消されますが、エリック・ガルシアのハンドはあったとして、オリンピアコスがP.K.を獲得。アユブ・カアビが右ポストの内側に蹴りこみます。
オリンピアコスが1点を返して2-1とします。
57分、ヘッツェがカサドとの競り合いで振った手がカサドの頭部に当たったとしてイエローカード。2枚目だったため退場になります。リプレイを見るとカメラの角度が悪かったのか、あまり当たっている印象は受けませんでしたが、オリンピアコスにとっては少し厳しい判定にも思えました。
64分、バルサはオリンピアコスを押し込み、左ハーフスペースのデ・ヨングが前方バイタルエリアのラッシュフォードに楔を入れます。ラッシュフォードは中央左にいたフェルミン・ロペスとパス交換をしてからのワン・ツーでDFの裏に抜け出します。ゾラキスが飛び出してラッシュフォードと交錯します。VARが入り、オン・フィールド・レビューで、ラッシュフォードがゾラキスを左にかわそうとしてボールを左に出しますが、ゾラキスはボールに触れておらず、バルサがP.K.獲得。ヤマルがゾラキスのタイミングをずらして右に飛ばしておいて、中央左に決めます。
バルサが3-1とリードを2点に広げます。
69分、右サイドでヤマルからのバックパスを受けたクンデが右ハーフスペースのカサドにパス。カサドは中央のペドリにパス。その間に右ポケットを狙ってクンデが走り出します。ペドリはタイミングを逃さずスルーパス。クンデがポケットを取ってニアへマイナスクロス。デ・ヨングが走り込みシュートもDFがブロックします。
71分、右でボールを受けたヤマルがペナルティエリア内バイタルエリアのデ・ヨングに楔を入れ、中央に走り出します。デ・ヨングはタメてから中央に入り込んだヤマルにリターンパス。ヤマルはDFをかわすために左にドリブルし、角度のないところからシュート。DFがブロックします。
今までにないヤマルの突破パターンでした。
73分、右サイドからヤマルがアーリークロス。ニアでDFに当たりファーへ流れたボールをバルデが拾ってニアのラッシュフォードにパス。ラッシュフォードは足元にぴたりと止めて、その場でキックフェイントを入れてからニアへノンステップながらも強烈なシュートを突き刺します。
バルサが4-1とします。
75分、ヤマルに代わって交代出場したばかりのルーニーが右サイドでエラシコを使ってサイドをえぐり体勢を崩しながらクロス。ボールは意表を突いた形でマイナスクロスとなり、フェルミン・ロペスがダイレクトシュート。ニアに突き刺します。
バルサが5-1とします。
78分、バルサは中盤中央でボールを奪われかけますがカサドがルーズになったボールにスライディングを仕掛けて相手にプレッシャーをかけてペドリが回収。ペドリは左ハーフスペースへループパス。ラッシュフォードが走り込みファーストタッチで中に持ち出してDFをかわして、ファーサイドへシュートを打つと匂わせてニアへシュート。ゾラキスはタイミングをずらされて反応できず。
バルサが6-1とします。
84分、バルサは左サイドでパスを回して左のジェラール・マルティンが左ハーフスペースへフィード。ラッシュフォードが抜け出しゴールに向かってにドリブル。後方から追いかけたピオラが足をひっかけますが主審の判断はノーファール。リプレイを見ると明らかに足が引っかかっていました。
6-1でバルサが勝利しました。
気になったプレーヤー
バルセロナ
#27ドロ・フェルナンデス
チャンピオンズリーグは初先発の17歳。リーガでは一度先発したはずだが、この試合でトップチームの試合に慣れてきたのかボールキープや判断の良いプレーを見せて1アシストを記録。起用すれば戦力になりそうな若手がまた出てきました。
#16フェルミン・ロペス
得点が欲しいところでしっかりと決めて結果はハットトリック。文句なしでこの試合のMOMです。
#8ペドリ
序盤、最終ラインでビルドアップが困難な状況でもペドリに渡れば安心感があった。
#10ヤマル
この試合はまだコンディションが上がっていない印象。
#14ラッシュフォード
2ゴールを決めて勝利に貢献するも前半はボールが収まらないことが多かった。ラッシュフォードと中盤の距離が空いてしまったためだが、それでももう少しボールキープができるとチーム全体が助かる。
#28ルーニー
出場すれば印象深いプレートアシストという結果を出し始めた。このままヤマルのバックアッパー1番手を確保したいし、できるだけのポテンシャルを秘めている。積極的に起用して、ヤマルの負担を減らしたい。
オリンピアコス
特になし
総括
バルセロナ
大差で勝利したものの、相手の退場で数的有利になったことが大きい。ただ、数的優位をしっかり活かせたのも事実で73分から78分の5分間で一気に3点を奪える地力は今後の自信につながる。次はクラシコ。レアル・マドリードよりも1日休みが多いことを活かしてしっかりコンディションを整えたい。
オリンピアコス
序盤で失点したが、その後はハイプレスで大いにバルサを苦しめた。その時間帯で同点に追いつければ試合展開は違ったものになったと思うが、30分過ぎからトーンダウンして、後半の退場で勝負ありとなってしまった。序盤に見せたハイプレスを仕掛けるサッカーを継続的にできるようになれば、第4節以降に勝利も望めそうです。
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- 事務局に通報しました。

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