
苦闘の末の連覇
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七ツマル
2008年12月08日 10:16 visibility45
ついにリーグ連覇達成!
しっかり勝って、12冠を成し遂げた☆
非常に苦しいシーズンだったけど、最終的には、鹿島の強さを誇示できたかな。
全てが決する最終節。
連覇を目前にした期待と、万が一昨シーズンのような奇跡を起こされたらという恐怖。
相反する感情とそれによる緊張感の高まりを抑えきれないまま、乗り込んだ札幌ドーム。
選手達もさすがに心理的プレッシャーがかかったのだろうか!?
試合序盤から、動きが何かいつもとは違う気がした。
そう感じたのは、最後にホームで意地をみせたい札幌のパフォーマンスによるところもあっただろう。
絶妙なポジションバランスでサイドのスペースを潰し、鹿島に攻め込む隙をなかなかつくらせない。
三浦監督らしい組織だったサッカーに、セカンドボール争いでも優位に立てず苦しい立ち上がりに。
ただ、苦しいながらも、札幌に与えたチャンスはわずか。
左からのクロスに抜け出したダヴィが反応したときはヒヤリとしたが、ボールに触ることができず一安心。
鹿島は、集中を保った人に強い守備で札幌の攻撃を跳ね返し続けていた。
苦しいときでも、こうして集中を切らさずに、しっかりした守備をベースに戦い続ける。
それにより、ここ3試合無失点を続けているし、苦しいながらも、最終節に首位でいれる強みでもある。
守備と同様、攻撃も根気よくあきらめずに仕掛け続ける。
それにより、勝機、チャンスが生まれる。
野沢が左サイドを抜け出してテクニカルなループシュート!
興梠が競り合った落としから抜け出したマルキーニョスのヒールパスを興梠が再び受けてのシュート!
ともにGKに防がれたが、少しずつチャンスを創っていく。
そして、前半35分。
マルキーニョスが競り合った落としを受けた野沢がドリブルからミドルシュート!
右足から放たれたシュートは、狭いコースを抜け、ゴール左隅に突き刺さる!
今季苦しんだ野沢が決めた待望の先制点☆
期待と不安がいり混じっていたゴール裏も一気に喜び爆発!
なんといっても、この先制点の持つ意味は大きい!
引き分けでも、優勝が決まる鹿島にとっては非常に大きなアドバンテージ!
選手達も、この先制点でプレッシャーが軽減されたのだろうか!?
パフォーマンスに積極性、勢い、躍動感が増してきた!
後半は、完全に鹿島が試合を掌握。
興梠が胸トラップからシュート。
右サイドFKから生まれたゴール前の混戦のこぼれ球を岩政が倒れ込みながらも足を伸ばす。
しかし、何度もゴールに迫るが、決め切れない。
特にもどかしかったのがマルキーニョス。
興梠の左からの折り返しや、青木のパスから、ゴール前フリーの決定的チャンスを迎えるも外してしまう。
強いシュートでようやくネットを揺すっても、オフサイドでノーゴール。
いつでもリードを広げるチャンスがありながら、なかなかモノにできない展開に。
このあたり、今シーズンの優勝争いに似てるような。。。
しかし、試合自体は危なげなくコントロール。
守備も集中を保ち、ピンチもほとんど創らせない。
そして、終盤には、前線でのボールキープも見せ、試合を閉めに入る。
今シーズンは、奇跡など起こさせない。
勝利への気迫を魅せ続けた選手達。
そしてついに、1-0のスコアのまま、勝利と連覇を告げるタイムアップのホイッスル☆
ピッチ、ゴール裏で喜びの輪が一気に広がった瞬間☆
昨シーズンとは、また違った喜びが爆発!!!
苦しんだ中、首位の座を守り続け、自力で成し遂げた優勝の喜びは格別☆
王者に向ってくる相手の気迫、自分たちのミス、苦しい戦いになってしまったけど、最終的には鹿島伝統の力強さ、勝利への執念で結果を出す。
まさに、今シーズンを象徴するかのような一戦に勝利して連覇達成☆
このタイトルで確固たる自信をつけた選手は多いはず。
王者の伝統が受け継がれ、タイトルの獲り方を会得したはず。
ならば、来シーズンもタイトルを!
前人未到の3連覇。今まで逃し続けてきたアジア王者の座。
まだまだ挑むべきものは、たくさんある。
次なるタイトルへ、勝利を貪欲に求めて挑戦し続ける。
それこそが鹿島の伝統!!!
【Pick Up Players】
☆野沢拓也☆
値千金の優勝決定弾☆
ここ数試合、チャンスを逃し続けていたが、最後に大仕事を成し遂げた。今シーズンの鬱憤を吹っ飛ばすような、野沢らしい奇麗なミドルシュート!
タイミング良く飛び出しては、卓越したテクニックで、チャンスを演出し続けた。苦しいシーズンだったが、最後にらしいプレーで輝いた☆
☆マルキーニョス☆
鹿島史上初の得点王おめでとう!
ストライカーらしい嗅覚でチャンスに絡み、積極的にシュートを撃ち続けた。が、らしからぬミスで、得点王を自ら祝うゴールを奪えなかったのは残念。。。
もちろん運動量豊富な前線からのプレスも健在。
間違いなくMVP最有力候補でしょう!
☆興梠慎三☆
良い流れからの勢いを感じるシュートが2本。スピード、強さを活かした好パフォーマンスを魅せ続けた。
2ケタ得点はならなかったが、今シーズン一番の成長株。得点力をつけて、更なるブレイクを期待☆
☆青木剛☆
相変わらず落ちることない運動量で、効果的な守備を続けるとともに、機をみた攻撃参加を繰り返した。
効果的なパフォーマンスでチームの優勝に貢献した働きは、ベスト11に選ばれてもおかしくない!
苦しいシーズンの中、試合に出続け、タイトルを獲った経験は、自信になったはず。中盤の核として、更なる進化を遂げてほしい!
☆岩政大樹☆
的確な判断、圧倒的な強さ&高さで札幌の攻撃を弾き返し続けた。集中した守備でダヴィにもほとんど仕事をさせず。4試合連続の無失点に貢献。
1試合平均1点を切る30失点、無失点試合14回は、誇るべき成績。堅守を支えた大きな壁として、ベスト11に選ばれてもおかしくないパフォーマンスを魅せ続けた☆
☆伊野波雅彦☆
集中を切らさない安定した守備で、無失点勝利に貢献。
鹿島のディフェンスは、彼抜きでは考えられなくなっている。頼もしい存在になっているし、タイトルによる自信を手にした上での今後の成長が楽しみ☆
五輪に送り出すことはできなかったけど、鹿島に来てくれて、本当に良かった!
☆曽ケ端準☆
活躍の場面は数少なかったが、落ち着いたパフォーマンスで、無失点に抑えた。
堅守を支える頼れる守護神は、もっと評価されて良いでしょう。来シーズン開幕から無失点を続けて、圧倒的な記録を残そう!
- 事務局に通報しました。
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