あと1本
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HiRO
2007年06月05日 02:02 visibility80
三瀬、小椋、斎藤秀が登録抹消。代わりに、ニコースキーと、松田、大隣が待望の1軍昇格。
松田と大隣は、その若い力をカンフル剤に、と期待されてのもの。
松田は、今季.367、9本塁打、32打点のファーム三冠王に加え、得点、安打、長打率も合わせ6冠王。昨年6月にファームへ落ちて以来、この1年間で培ってきたものを存分に発揮欲しい。その松田は8番DHでの出場。
この日は、Dragons先発川上憲伸からクリーンアップの連打で先制する。
4回裏、信彦がフェンス直撃の3ベース。その信彦を、小久保が詰まりながら振り切り3遊間を破るタイムリーで返し1点を先取。
その直後の5回。4回まで無安打のガトームソンがウッズの初安打を皮切りに2死1、3塁のピンチ。ここで分の悪い井上に追い込みながら上手くレフト 前に運ばれ同点タイムリー。さらには、これでキレてしまったか、谷繁、井端へ連続死球を与え、押し出し、2点を失い逆転されてしまう。
なおも2死満塁。
立浪の打球が右中間へ伸びる。走者一掃のタイムリー2ベース、と思われた打球を、多村がランニングキャッチ!
これが抜けていれば一気に一方的な展開になっていた。流れを相手に渡さない超ファインプレー。
これで、辛うじて踏みとどまったかに見えたのだが......
続く6回、1死2塁から森野に2ランを被弾。3点差。
3点のビハインドを追う7回。小久保、田上、柴原の3連打で1点を返し、松田の代打アダムと森本の代打ブキャナンが倒れ2死1、2塁。大村のライト前ヒットで2塁走者田上が懸命にホームへ。この回、2点目が入って1点差。
Dragonsは8回から継投。岡本へ。
先頭多村がヒットで出塁するも、信彦は2ゴロ。ランナーが入れ替わり1塁に信彦。小久保が三振し2死となって、田上の2ベースで2死2、3塁。
「たら、れば」は言いっこなしだが、せめて信彦が多村を2塁に進められていたら。
そんなことを考えてしまう。
結局、柴原が四球を選んで満塁のチャンスを作りながらも、あと1本が出ず。
9回にも、Dragons守護神岩瀬を攻め、2死1、2塁として信彦を打席に迎えるも遊フライに倒れ、あと1点に泣く。
ガトームソンは3連敗。この日はともかく、ここ3試合好投しながらも打線の援護がなく勝てていない。それが続いているだけに、さすがに責められまい。
その後を継いで、7回途中から9回2死まで投げた水田の内容は良かった。先発として4連勝、神宮では勝てなかったものの、中継ぎ陣崩壊のなかでの一筋の光明。
そして、8番DHの松田。
どうせなら、思い切って小久保か信彦をDHで、7番サード松田くらいでの起用を期待したんやけどね。
1打席目の3ゴロは当たりとしては悪くない。シャープなスイング。残念だったのは2打席目。インコースのカットボールを見逃し3球三振。同じ三振でも思い 切り良くスイングしての三振だったら、7回のチャンスに代打を送られることはなかったろう。消極的な打席は、最も首脳陣の印象が悪い。
でも、願わくば、7回、1点を返し、なおもランナーを2人置くこの場面でこそ打たせたかった。憲伸のカットボールなんて、そうそう簡単に捉えられるモンで はないだけに、せっかくスタメン起用したなら、せめて3打席程度は打席に立たせて欲しかった。2打席を経験し、ランナーを溜めたチャンスの場面での打撃を 見たかった。
さてと。
これで今季3度目の3連敗。交流戦の戦績も3勝6敗と分が悪い。
もともと、王さんはこの交流戦で5くらい貯金をしたいと言っていたが、ここからせめて5分には持っていきたいところ。
連敗ストッパー、今季最も信頼できる杉内に期待しよう。
あ、もちろん打線の奮起にもね。野球は、投手が抑えても、点を獲らんと勝てんけんね。
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