土壇場で追いつき4時間50分

  • HiRO
    2006年08月17日 00:11 visibility68
Hawks 6 - 6 Eagles

今季は、週に一度の登板ごとに、良い悪いが交互にハッキリしていた和田。
中13日で投げりゃいいんやないか、とまで言いたくもなっていたが、このところは2試合続けて勝っていた。

その『中13日の和田』が帰ってきてしまった。
3回、6失点で降板。
打たれとるのは、殆どへなちょこスライダー。
せっかく、ここ2試合の登板では、ストレートでグイグイ押す『130Km/h台の本格派』の姿が戻ってきとったのに。
バッテリーで反省やね。


4回から竹岡が3イニング、7回は三瀬、8回には篠原という投手リレー。
が、これが実に、5回以降、1人のランナーも許さないパーフェクトリリーフ!

4回、宗則のレフト線タイムリー2ベース、信彦のあわやHRというライトフェンス直撃のタイムリー2ベースで2点を返し、さらに8回。
ヒットで出塁した柴原を3塁へ進め、田上の右中間への犠牲フライ。

3点を追う9回。マウンドは一場から福盛に。
観ているほうは「今日は無理かな」と思ってしまいそうな展開。
だが、選手達は全然諦めていなかった。

先頭ズレータがセンター前ヒット。今日3本目の猛打賞。
続くカブレラが左中間への2ベース。無死2、3塁。
本間は空振り三振。
続く本多の当たりは3塁強襲。3塁フェルナンデスがファンブルし、本塁へ送球。
が、ズレータはホームイン。2点差。
的場の代打(ということは9回裏があれば捕手田上!)宮地はファーストゴロで2死2、3塁。

一打同点、HRなら逆転サヨナラの場面。
ここで打席には大村。心強い。
その期待に違わず、大村が軽々とレフト前へ。2点タイムリー!同点!!
レフト関川がもたつく間に大村も2塁へ。

一打、勝ち越しの場面。
宗則の打球はライト前。猛然と3塁を蹴りホームへ突っ込む大村。が、タイミングはアウト。それを分かって回り込む大村。やや、大きく回り込み過ぎた。タッチアウト。勝ち越しならず。

同点に追いついた9回からは藤岡。3人で完璧に片付ける。
続く10回には死球を与えるも、5回から実に6イニングに渡るノーヒットノーランリレー。

10回、カブレラの好走塁、本間の送りバントで1死3塁のチャンスを作るも無得点。

11回には吉武がマウンドへ。
満塁のピンチを作るも、継いだ馬原が後続を断ち、いよいよ最終回。

12回のHawksの攻撃中、濃霧のため24分の中断。

これが影響したか、12回裏。
馬原が無死から憲史に2ベース。草野に敬遠で塁を埋め、無死1、2塁。
竜太郎のバントは3塁ベンチ寄りの小フライ。これを田上が身体を伸ばしきってダイビングキャッチ。おそらく顔面を強打したろう。ナイスファイト!
藤井にはライト前で1死満塁。もちろん内野は前進守備。
塩川はセカンドゴロ。森本が本塁へ送球。やや逸れるも田上が一杯に身体を伸ばしてフォースアウト。2死満塁でバレント。ここで馬原は150Km/h超のストレートを連投。最速155Km/hも計測。
最期は1、2塁間を抜けようかという強い打球。これを守備固めで1塁に入った仲澤が落ち着いて好捕。
最終回のピンチを凌ぎ切って引き分け。

ま、3回まで6点をリードされて先発が早々に降板したことを考えれば、負けずに済んだのは御の字。
ま、勝ち越すチャンスがなかったわけやないけど、勝敗云々よりも、チームに「絶対負けない」という意志の強さ、必死さがあった。

先発を除いて(笑)投手陣も実に素晴らしかった。
この中継ぎ陣があれば勝てる!
そう強く思わせる1戦だった。

それにしても、田上、キャッチャーもいい感じ。
その懸命さがいいね!
応援しとるよ♪

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