王監督の球春
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HiRO
2007年01月19日 00:48 visibility49
我らが大親父、王監督がいよいよユニフォームを纏ってグランドに帰ってくる。
「キャンプを乗り切り、シーズンも全うする覚悟ではある。ただ、途中でリタイアする可能性も視野に入れながらというのが正直な気持ち」
キャンプインとなる2/1から、ユニフォームを着て現場復帰するという。
「球音が伝わってくると、何か自分の気持ちの中で強く動くものがある。」
キャンプ、オープン戦、そして長いシーズン。
本人も仰るように、体調面で不安がないわけではない。自分の親父を重ねてみている自分にとっては、くれぐれも自重して欲しい、もっとゆっくり回復に努めていただきたい、とも思うのだが、その一方で、本当にユニフォームを着てグランドに立っていたい、その切なる想いも、手に取るように分かるのだ。
きっと誰が止めてもユニフォームを着るに違いない。
今季、チームを率いて戦うからには、野球人にとっての正月に、正装してグランドに立っていたいのだろう。
だったら、出来るところまでは思う存分、野球に打ち込んでいただきたい。
が、王さんという存在は、王さんだけのものでも、福岡のファンのものでもなく、もっと大きなものだ。少しでも無理があると思ったなら、そのときは潔くリタイアして療養に努めていただきたいと思う。
でも、もうホントに戦闘モードに入っとるね、王さん(笑)
早速の天敵粉砕指令。
王シフトの上を越えていく、王さんらしくて微笑ましくも頼もしい。
そして、そんな親父の帰りに中途半端な姿を見せまいと必死の息子達。
自身初の全試合フルイニング出場を誓う信彦がいう。
「(復帰する小久保と)常に2人がグラウンドにいつづけないと監督も心配する。監督に安心して試合を見てもらうためにもね。」
そんな意識は信彦だけではない。
ズレータが抜け、1塁守備をも視野に入れる信彦に対し、森脇内野守備走塁コーチ。
「(内野の)両サイドに松中と小久保がドンといるのが、本来のウチの布陣。」
小久保のいない3年を経ても、チームの本来の姿は変わらない。チームのDNAが、選手やコーチの骨の髄、血の一滴にまで染み渡っている気がする
松中道場では松田、小久保道場では江川が開幕レギュラーを目指して汗を流す。
松田に対しては「シーズン通して働けば、20発は打てる」と信彦が太鼓判。ポストズレータなるか?!
Marinersに移籍しても、城島道場では馬原、三瀬、寺原、そして仲沢、領健らが。
新人合同自主トレでは最年長の高谷捕手がリーダーシップを発揮。
インターバル走で「キツイっすね…」と口にした伊奈を一喝。
「高い給料もらってやっとんやから、当たり前やろ!」
頼もしいやん!
昨年、苦手とした左腕対策には新井コーチが手ぐすね引いて待っとるし(笑)、宗則や大村にとっても、飛躍の年となりそうな予感。
そして、新たな息子、多村が福岡ドームで初打ち。
そんな多村のトレーニングの最中に球団代表と球団スタッフがわざわざ挨拶に来たという。
「普通わざわざ来てくれないですよ!それだけ選手の事を常に考えてくれてるいる証拠だと思います。そういう最高の環境の中、最高のパフォーマンスを見せれるように頑張って行こうと思います。」
こういうフロントの選手への気遣いも嬉しいね。
ああっ、春が待ち遠しい!!
- 事務局に通報しました。
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