ボロボロになっても

  • HiRO
    2006年09月29日 02:29 visibility55
「ボロボロになるまでやりたいんやろう」

Giants退団騒動の渦中にある桑田真澄について、ノムさんが語った言葉だ。
「生涯一捕手」
45歳まで、それこそ、どこからもお呼びが掛からなくなるまで、現役を続けたノムさんだけに、その姿勢に共感するところがあるのだろう。

選手の引き際というものは実に様々だ。もっとも、選択肢がある状態で、自ら判断できる選手のほうが非常に稀なのだが...

その前提で、敢えて言えば。

自分は、自身もプレーをする野球大好きな人間の一人として、ボロボロになるまでユニフォームを着ていたい、という選手は好きだ。

選手によっては、無様な姿をさらす前に、とか、論外なのには、Gのユニフォームを着れないのなら、とかでユニフォームを脱いだりもする。人それぞれの価値判断があり、それぞれの人生なのだから、その判断自体は勝手だし、他人がとやかくいえる筋のものでもない。
引き際が大切、などと揶揄するファンもいる。

が、自分は、野球選手たるもの、野球をすることが大好き、という失ってはならない原点があると思っている。
どんなにボロボロになって力が衰えようと、使ってくれる球団がある限り、プレーを続けたい。同じく、野球を、プレーを愛する者の1人として、そんな想いには共感せずにはいられない。

だから、どんな選手であろうと、どのような環境であろうと野球を続けようとする、そんな姿勢は支持したいと思う。

ましてや、桑田と自分は同い歳。そう、桑田、清原といえば同い歳のヒーローだった。自分と同い歳の選手の引退というものは実に寂しいものだ。

だから、桑田には自分が納得できるまで、とことんもがいて欲しい。そして、我々の世代に勇気を与えて欲しいとも願う。

自分も、どんなに年老いても、どんなに身体が動かなくなっても、プレーできる限りはプレーを続けたいと想う。

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