
変わらない場所
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和(ナギ)
2008年04月19日 03:04 visibility43
テニスクラブに向かう途中、昔のなじみのガット屋さんに顔を出してみた。
5年以上ぶりなのに・・・。
覚えていてくれた。
「俺ね〜、女の子の顔とか、けっこう、覚えてる方なのよ♪」
「でも肝心なこと、忘れちゃったりするんだけどね〜♪」
こんなノリの、おしゃべりが大好きで、優しくて楽しい人だ。
おしゃべりしながらも、仕事の手は止まらない。
「で、今日はどうしたの?」
「伊達さんが来てるって聞いて・・・
テニスと決別した自分と向き合うために、ちょっと一歩を踏み出そうと思って^^」
「あはは〜そうなの?」
いきなりこんなこと言われたら、そりゃ、笑うしかないよね(笑)
この人とはじめて会った時は、23か24くらいの時。
でも、当時、高校生にしか見られなかったようで・・・(苦笑)
「今、子ども連れて歩いてると、年相応に見られるんですよね〜。
いきなり10才老けたみたいですよ〜(笑)」
大笑いされたあと・・・。
「でも、全然変わってないよ〜」
それは、きっとこの場所が、全然変わっていないからですよ☆
・・・と、心の中でつぶやいた。
変わっていない場所があるってことは、すっごくホッとする。
このガット屋さん、テニス業界にかなりの事情通。
私が、ATPチャレンジャー大会(世界ランキング150〜300位くらいの人のためのツアー大会)の
ボランティアをしている時に知り合った人だ。
今でもプロの選手のラケットを扱ったりしているとのこと。
昔の知り合い達はどうしているか聞くと、
「毎日のように顔出してるよ。家は遠いんだけどね〜」
「家業をついだよ」
「新たに会社を立ち上げたよ」
「彼女いるみたいだよ」
最後のはわりとどうでもいい情報(笑)
それだけいろんな人に、腕も人柄も信頼されてて、
このお店が居心地のいい空間だと、みんなに思われてるんだろうな。
お店の時計を見て、
「そろそろ時間なんで帰りますね〜」 と言うと、
「この時計、30分進んでるから、まだ時間あるよ。 テニス、のぞいてくれば?」
30分??
「時計見て、みんな焦るんだよね。進めとけば遅刻しないでしょ?」 とニッコニコ。
こんな、お茶目なお店。
ガット屋さんの仕事は、ラケット3本目に突入していました^^
次回・・・。
ガット屋さんから聞いた話。
ジャパンオープンテニスと選手たちについて。
- 事務局に通報しました。
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