ホーム開幕戦と観客動員
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DIME
2007年04月04日 04:27 visibility52
入場者数は42711人。手放しとまでは行かないけど悪い出足ではないと思う。
去年&一昨年の開幕はそれぞれ44352/43684ではあるものの、それは金曜日だったということもある。
祝日&夏休みを除いた“火曜日平日(もっとも入らない条件の1つだ)”という枠で見れば、去年のどの試合よりも今日は多い。
去年最初の火曜始まり3連戦が119699人、一昨年のそれが127505人、一昨年も同じ中日戦だったしひとまずず3連戦で一昨年の数値を超えられれば及第点だろうと思う、増やすのは伸びしろが不人気席(2階3塁側)であり、着席率は90%を軽く越えているだろう事を考えると難しい。
それよりも神宮の阪神戦はどうなってしまったのか、18441人。ここ2年間、阪神@神宮戦で2万人切ったのは昨年の10/3と10/16だけでそれも19000人台なのでここ3年間で最低の数値といえる。
ちなみに昨年の神宮初戦は29669人(開幕試合というプラス要素アリ)、一昨年は33050人(GW中というプラス要素アリ)である。
1試合だけで判断するのは間違っているにしても、今日の試合ではここ2年にくらべて1万人ほどの集客力を失っている可能性がある。
toraoさんのブログで阪神ファンの方が、「阪神バブル」の崩壊を指摘されていた(バブルという表現は私です、苦情はこちらに)が、それを如実に表している気がする。
もちろんこれをもって阪神や阪神ファンを批判する気は毛頭ない、それでは巨人におんぶに抱っこだったところに阪神が加わるだけである、他球団の人気をあてにするような手法を使うのが間違っているのだ。
これは個人的意見だが、ヤクルトは今年から巨人戦だけでなく阪神戦にまで特別料金を設定していた覚えがある、それが原因ではないだろうか。
http://www.yakult-swallows.co.jp/ticket/common.html
もし仮にそうだとすれば、昨年時点で指摘していた、東京での開催にもかかわらず巨人@神宮戦だけ他ロード巨人戦と比べて異常に低下していることは特別料金に原因があるという仮定にも合致する。
この神宮の特別料金制度は、巨人戦だけの特別扱いを廃止して欲しいと思っていたし、今日の数字でますますその認識を深めた。
「特別料金にすることによる機会損失」と「特別料金にすることによる1名あたりの入場料増加」を比較してみよう。
今日の試合から可能性を導き出すと、機会損失は過少に見積もって1試合3000人、1名2000円でも1試合600万、阪神巨人戦全部で24試合が神宮で行われれば14400万の損失となる。それを1名当たり500円アップでまかなうとしても、28.8万人を集客して収支均衡。
ただ実際の値上げ幅は最大でも500円@B指定だし、変化の無い席も多いのでどんなに高くても500は絶対に越えるはずがなく(全席指定Bだとしても500が極大)、上記リンクから球場図を見ればB指定が座席全体のほんの一部であるのも自明。
もし仮にA指定、B指定、他席が1:1:3ぐらいの割合だとすれば(たぶんそれぐらいだと思う)、1名当たり増加は160円、これだと24試合で90万人呼んでようやく収支均衡。
全試合ほぼ満員ならば90万という数字は達成できるが、去年の料金の阪神戦でさえそんなことはできなかったので非現実的な数字だろう。
今年阪神戦を代えたことによる結果はわざわざ1シーズンを通さなくてもすぐに予測できることになる。
この3連戦が終わる頃には、1試合あたりで幾らの機会損失になるかはだいたい予測できると思われる
それからでも遅くはないにしても、やっぱり出来るだけ早く、できればシーズン中でも料金体制を改善してもらいたい。
シーズン中の変更は大変ではあろうが、機会損失の金額を考えればそちらのほうが最終的にはプラスになるはずだ。
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上のが長くなってしまったので今日の試合を簡単に。
●ゴンザレスがおかしい
オープン戦の頃は右打ちをしていたのが、開幕してからここ4試合は引張りが目立ってしょうがない。外国人選手によく見られる傾向の1つだが(開幕すると別人)。要修正。
●姜建銘を代えるタイミング
今日の試合で一番難しかったのはこの判断だと思われる。個人的には中継ぎになげさせたいこともあり、6回の李の打席でもよかったと思うが、それよりも姜建銘の育成(経験をつませる)を優先したのだろう。
もちろんその選択には反対しない、姜建銘がもし保留権を持てる日本人選手であれば無条件に続投賛成ってところ。育成観点から見れば「危ないところは渡らせない(いいイメージだけを蓄積して育成するため)」という時期は過ぎた投手だ。
●中継ぎを打てていない。
今日の試合で高橋から打ったのが今年はじめての中継ぎ(除:抑え)投手からのヒット。今日の試合で改善傾向が見られるとはいえるが、相手中継ぎ投手を打てていないのも事実。今日の試合にしてもデニー&小林には簡単に三者凡退している。
4試合中3試合において7回以降ヒットが出ていない。残り1試合は先発土肥が8回まで投げた2試合目、これに関してはクルーンからヒットが出た。3試合目は7回と9回に点を取っているがこれは四球がらみの相手自滅の傾向が強い。
勝ち試合担当の中継ぎに関しては、下手すれば先発以上の投手が出てくるわけであり、それが打てないのは正直構わない、それは負けていい試合に組み入れているほうであり5に1つぐらい拾えれば上出来。
しかし打てていないのはいずれも、勝った試合。先発を引き摺り下ろした後に、続く中継ぎ投手を打てないようでは試合を決めきれない。「方程式」外の投手さえ打ち崩せないようでは、そちらを打つなど覚束ない。
積極的に守備固めを起用している影響もあろうが、それはとどのつまり、レギュラーと控えに打力の差があるという問題点の解消が出来ていないことでもある。それはもっと問題。
「終盤の攻め」、また1つ観戦ポイントが増えた。
●選手登録
明日・明後日の試合に関しては、先発が予定されている2投手の登録に伴って、誰かが下に落ちることとなる。誰が落とされるのか注目したい。
個人的には捕手2人制による余裕枠は、野手に使うと思っていたのだが、野口茂樹の立場があのままならば、投手枠を13人にする必要があるだろう。個人的にはロングリリーフというのは若手枠だと思っているので(今のメンツなら会田有志と真田裕貴)あまり賛成できないが。
であれば、野手が1名ずつ落とされる事が予想される。今の状況なら亀井義行と・・・もう1人はわかんないな、木村拓也か古城茂幸か岩舘学かだけど、どれも野口茂樹よりは使う可能性があると思うんだけどな。
●姜建銘の通訳、張さん
相変わらずいいキャラしてるわぁ。
発音だけ聞けばどっちが通訳なのかわからないし、ヒーローインタビューで声張り上げて訳すし。
パウエル担当の依田さんといい、なんで通訳のキャラがあんなにたってるんだろう。
- 事務局に通報しました。
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