あぁアホらしい。

  • DIME
    2008年05月06日 15:48 visibility100

ホームランの1点と、それ以外の1点に違いがあるわけないだろう、1点は1点でしかない。
ただし、難易度から考えれば、ホームランでの1点はホームランを打った選手個人の能力さえ高ければいいのに対して、それ以外の手法で得点を取るには基本的に2名以上の能力を必要とする(相手のミスや長打の有無などによって一名でも取れるがそれは例外的)。

だから、ホームランによる得点より、連打での得点の方が、得点として望ましいのは当然だろう、前者よりも後者の方が打線全体として打てていなければ奇妙だから。
仮に「同じぐらい打てている」のであれば、ホームランなしで3点ぐらい取れる打線ならホームランが絡めば3点以上は取れる可能性が高い。
逆に「同じ3点」であったとすれば、連打で3点取った打線の方が、ホームランで3点取った打線よりも、打線全体として優れていなければおかしい。
世間一般じゃ、「同じ3点」を取る打線同士を比較してどちらの方が良いのかなんて事を語ろうとしている。これはそもそも「同レベルの得点能力を持つ打線」を比較していない。
「同じ3点」という表面的な結果をもってして、優劣がある打線を比較しているのだから、そこにあって当然の優劣が出ないほうがおかしい。
ごくごく自然の摂理として出ているにすぎない差を、さも得点の取り方にその理由があるように解釈している、これはただのこじ付け。ただし結果論だから相関としての不自然さはあまり出ないだろう。合理性がないだけで。

ホームランでしか点が取られないから打線としてあんまり良くないのではない。打線としてあんまり良くないからホームランでしか点が取れない。
ホームランでしか点が取れない原因はホームランにあるのではない。「ホームラン以外で得点を得る方法」が劣っているからそれらで点が取れず、相対的にホームランでの得点が比率を増しているだけ。
「ホームランでしか点が取れない事」が、「全体の得点が低い」事と本当に関係しているのか。テレビ解説者などは盛んにそんな事を主張するがそこにはなんら論理的妥当性はない。
別にね、実害がなければ合理性がなくても別に構わないんだけどね。この辺りをよく考えずに、「ホームランが減るような打線を組めば得点が増えるはずだ」とか言い出すアホがチームを指揮すると悲惨なことになるのよね。逆にそんなことに気付かないのだから解説者どまりなのかもしれないけど(笑)。

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