中日が勝てなかった理由・その1
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Tコーチ
2008年10月12日 23:14 visibility41
昨日書いたとおり、
今日は落合監督の擁護論を書こうと思います。
タイトルにもあるとおり今回はその1ですので
また機会があったら書く予定です。
昨シーズンはペナントレースでは
2位だったため連覇を逃してしまいましたが、
去年からセントラル・リーグでも導入された
クライマックスシリーズで勝利し、
日本シリーズもアジアシリーズでも勝利し
シーズンを終えました。
日本一を獲得したことにより
名古屋を始めとして中日ファンは
大いに盛り上がり、
昨シーズンのドラゴンズは
マスコミやまわりからもかなり
祝福されていました。
選手らもやりきったという
充実感があったのかもしれません。
ただ、今年の中日の調子が悪かったのも
この昨年の日本一が原因なのかなと思います。
杉下さんが言うには
去年に比べてチームの試合前の練習の雰囲気で、
勝たなければというぴりぴりした感じが
今年はなかったようです。
そしてこれは53年ぶりの日本一になったことによる
達成感が原因だろうとも言っていました。
かつて黄金時代を築いたときの西武ライオンズや
同じくV9の頃の巨人なんかは
チーム内の雰囲気で
勝たなければならない!
という雰囲気が強く出ていたという話もききます。
確かにプロ野球という互いにレベルの高いもの同士が
戦う舞台では互いに勝利のために
必死になっているわけですから
試合前から強い気持ちを持っていかなければ
長いシーズンを勝ち抜くことはできないと思います。
その根本的な部分で中日は
問題を抱えてしまったところに
今季の低迷の原因の一つがあるように見えます。
もちろん必死にやっていないわけではありません。
ただ、昨年の達成感が
ほんの少しだけ心の歯車を狂わし、
それが大きな痛手となってしまった
ということでしょう。
そしてこの達成感は、
落合と選手らの意識に
微妙な誤差を生んだのかもしれない
という考えも自分は持っています。
おそらく落合は去年の中日は
決して勝者ではないと
考えていたように思います。
むしろ巨人に敗れた敗者であり、
今年は雪辱を晴らす年と
考えていたのではないでしょうか?
ところが選手の一部に
雪辱しようという意識が
少し欠けてしまったのではないか。
そう自分は考えています。
やはり首脳陣と選手らの考えが一致していてこそ
強いチームが作られます。
そのなかで微妙にずれがでてしまったことに
今年の低迷の原因も見出せるような気がします。
今年の中日のメンタルは
軽い燃え尽き症候群に
陥っていたのかもしれません。
ではこういった時にはどうすれば良いのか?
自分自身の考えの中ではまだ
燃え尽き症候群のような心理状態の人の
モチベーションをあげる方法が
思いつきません。
こういったことに対する解決法は
いつの日か見つけたいと思いますが
もう少し先になりそう、
もしくは永久にみつからないかもしれませんが、
いろいろと考えていきたいと思います!
とりあえず今日は以上です。
PS.今回は精神的な部分に突っ込んでみましたが
次回は別の視点で考えたいと思います。
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- 事務局に通報しました。
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