【サッカー 清水】 ジンクスは破るためにあるとは云うものの‥

 毎週水曜日、ノー残業デーということもあって、5時40分過ぎに退社したものの、職場と清水駅の間は40キロ弱、10駅と近からず遠からず。


 清水駅からシャトルバスを乗り継いでスタジアムに到着した時間は、キックオフも過ぎた7時10分ごろ。幸か不幸か最初の失点シーンを見ることなく2階席に。


 いつも、アウスタでの応援は2階席の中央付近に陣取りますが、流石にゲーム途中からそこに入り込むわけにもいかず、メイン寄りの階段踊り場にて観戦。たまたまそこで、同じ応援団体に所属するサポさんと合流。蒸し暑い暑さにたまりかね生ビール片手に観戦。


  山瀬のゴールはどう見てもうちの、判断ミス。簡単に抜かれてしまうのは如何ともしがたい。左右の最終ラインと中盤の接近しすぎており、その結果、それこそ、ゴール前の両翼にぽっかりスペースが空いている形となり、いかにもそこを突いてくださいと言わんばかりの陣形。選手の間が接近しすぎているがゆえに、広いスペースを使うことができず攻撃にリズムが生まれていない。さらには、広く使えればワンタッチでボールを回すことも可能なのに、中途半端にボールを持ちすぎて奪われる。暑さとともにフラストレーションの溜まる展開。


 


 それでも、コースケのクロスをアレックスが合わせるさま、そのアレックスがフリーになっていてドンピシャと合わせる様は、お見事の一語。


 ここから、動きが俊敏になり攻撃のバリエーションも多彩に。結局オフサイドとなったが、ワンタッチパスの小気味良さは、追加点が間もなく入るよう匂いすら感じる。


 


 ただ、動きが大きくなると同時に、接触が多くなり、都度都度主審が止めるようになると、このゲーム主審の苛立ちが選手に伝播していく。


 ハンドで得たPKを小野がきっかり決めて、同点に。


 さらには、カウンターからのシュートもゴールマウスに収まるもののオフサイドの判定。


 その後、ペナルティエリアで倒されたりするが、主審がまったく取らなくなり、前半終了。


 


 いつもの、応援席に移り、革靴を、運動靴に、ワイシャツをレプユニに着替え後半の応援に。


 


 後半早々より接触プレイに対してはチーム問わずファールを取り続ける主審。そして井川に二枚目のイエロー。当然のことながら川崎のプレイヤーは抗議。この抗議に臆したか、主審はこの後、ファールをあまりとらなくなった。主審の中でないかが揺らいだ瞬間。


 


 追加点が奪えそうで奪えない展開。川崎は人数が一人減ったはずなのにそのような姿は守備の時も攻撃の時も微塵に感じさせない。


 こうなると、清水の悪癖、焦りが生じ、プレイが雑になっていく。ボスナーのロングシュートも結局は、攻撃に打開策が見いだせない中でのシュート。


 失点は、セットプレイのミス。もう少し落ち着いていたらと思う。


 次々に攻撃するも、やはり最後の詰めの甘さもあり、結局のところ同点にさえすることができずゲーム終了。


 どう見ても、うちが数的優位を生かせたとは思えない試合。乱打戦といえば聞こえはいいし、まったく中立な立場で見れば、攻守が目まぐるしく入れ替わるなど、なかなか見ごたえのあるゲームだったかもしれない。ただ、当事者からすれば、後味の悪い試合。なぜに、自分たちがあわてなければいけない、自身で自滅してどうすると思わせるゲーム。


 中3日で好調仙台。今の清水では仙台を止める力はないとこのゲームでみた。


 


 今年の清水は、ジンクス破りばかり。


 広島とは十数年ぶりアウスタでの敗戦。


 甲府には初黒星。


 そして川崎へ、アウスタでの白星初献上。


 歴史は変わる、ジンクスは破られる。されど、その破られ方が相手の妙技によるものであるなら拍手喝采もしよう。それがことごとく自身の至らなさなあるのなら、悔悟の念しか生まれない。


 


 ゲーム終了後、一緒に応援してた仔に「ここはスコールがあったの?」と冗談を言われるくらいの汗。汗。この汗が結果に結びつくのは、一体いつになることやら。


 


 


   


 


 




































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