【サッカー 甲府】 一蓮托生 道連れ心中無理心中はお断り

 まったくもって、雨が降ったかと思えば、晴れたり、はたまたミストサウナのような霧雨が降ったりと、キックオフ前の定番、ビックフラッグを準備する身にとっては天候が定まらないのは非常に困りもの。


 結局ビックフラッグは中止に。今シーズンホームで雨の降る回数が多く、きちんとできたためしがない。


 それでも選手入場時に打ち上げ花火は、まるでザック監督の来甲を祝うかのごとく。打ち上げ花火で勝利への高揚感が高まる。基本的に毎月1勝ずつであるから、今日あたり勝ちそうな予感。


 


 ゲームはやはりと言おうか、当然と云うべきか、到底J1の試合とは思えないような展開。このようなゲームをザッケローニ監督の御前試合とは恐れ入る。まあ、どちらも勝利への渇望があることから、なりふり構わないのは百も承知。だからこそ、集まったサポーターの歓喜がスタジアム内にこだまする。


 


 中銀小瀬に来る前に、早朝のエコパで、応援団仲間とともに、順番のシート貼り。その後浮気で、甲府に駆け付けた次第。


 元紀の虎の子を無事守りきり、浦和を勝ち点28にとどめ置いたことから、あとは自力でなんとかしろとサッカーの神様がご宣託を下したよう。


 


 ゲームは、片桐のボールをマイクがちゃんと合わせ、ゴールでまず先制。ただ、リプレイを見るとDFがさわっているようにも見え、オウンゴールかとも思えるのだが、公式記録がマイクのゴールなのだからゴールなのだろう。


 前線での攻撃は活性化しており、また平均年齢を上げる最終ラインの踏ん張りもあり追加点の予感。


 その追加点は、まさかのPK。これをパウリーニョがきちんと決め、ゴール裏は2度目のプロポーズ大作戦。


 


 その後、前半終了前、福岡の技ありで絶妙なゴールを決められるも天佑かオフサイドの判定。何とか一息つく。そして、ハーフタイム。


 


 ハーフタイムにユニホーム型のフラッグをゴール裏で広げる。いつもと変わったことをすると勝てないという内々のジンクスがあるが景気づけにとスタッフで決める。


 ただ、これがいけない事態をうむ。広げたフラッグの片付けの最中、ゴール裏は深いため息。片付けでバックヤードに下がっていたため確認できなかったが1点差に詰め寄られる。


 


 その後、一進一退の攻防戦。ただ、中盤がまったく機能しなくなり、攻め込まれる場面が多々目立つ。その中盤を、テルに代えるときちんと収まるのはさすがにベテランの貫禄。


 ただ、決められるべきゴールをきちんと決められなかったことは大きな課題。そうすれば終盤運動量の落ちた選手たちの気分も少しは楽になったはず。自分たちでゲームを難しくしたのは悔やまれる。


 


 ゲーム終了後のインタビュー、いつもははしゃぐお調子者のマイクがいささかしかめっ面で話す。自身に納得できなかったのであろう、それは見ているものにもキチンと伝わってくる。


 


 降格候補チームから勝ち点3をもぎ取り、それこそ無理心中だけは避けることができた。15位との勝ち点差はまだ4。何とか徳俵に足がかかっている状況に変わりはない。踏ん張りどころはまだまだ続く。J2活性化のためにもうちが落ちるより、他が降格したほうがためになるとのぼやきたくなる、勝ち点3。

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