【サッカー 清水】 若さとはいうものの‥

 シルバーウイーク後半の三連休、「暑さ寒さも彼岸まで」は至極名言。半袖ではうすら寒さを感じる等々力陸上競技場。


 所用があって都心から向かったのだが、南北線直通東急目黒線はとても便利な路線であることを再認識。


 


 さて、ゲームといえば、これは前半45分はとりたてて論ずるに値しないゲーム。ひとえにフロンターレのシュート練習かと見まごうばかり。結果こうなってしまったのは、中盤の連携の悪さ。前線とDFとの間で、ためをつくることなく右往左往。安易なカウンターを食らうのも結局のところ前に出すぎている割に、掛ける人数が輻輳しあっているからにほかならない。


 前半、フロンターレのどれかが決まればガタガタっと大崩れしそうなゲーム内容。


 


 それでも、後半幾分持ち直したのはハーフタイム中に監督のお目玉でも食らったのか、全体的に流れが良くなっており、前半の別のチームと変貌。


 高木のシュートは惜しいものであったが、こぼれ球にきちんと反応してくれたアレックスに敬意を。これができれば勝負強さも増してくるはず。


 


 ただ、まったく同じようにこぼれ球を押し込まれての失点はかくも悲しいもの。


 


 フレデイの交代出場で、それまで以上に攻撃にリズムが生まれる。フロンターレのカウンターも前半ほど目立たなくなる。アレックスのイエローにもフレディは大人の対応。チームを落ち着かせるのは十分でありすぎる。だからこそ、追加点がほしかったゲーム。


 


 アウエイで勝ち点1はもうけものと今年は思わなければいけない。ゲームの入り方に失敗したツケが勝ち点1に終わったのだから。


 若いチームは発展途上。もっと俊幸も亜人夢も躊躇なく打ってほしいし、アーリークロスには積極的に反応してもらいたいもの。流石にシュート5本で勝とうなどと省エネにもほどが過ぎよう。フレデイがいて落ち着くゲームはこれで何度めであろうか。それだけ若い証拠。若さは武器でもあり致命傷。そろそろこの状況から脱却しないと。


 


 ただ、久しぶりに不可解なジャッジをたくさん見せてもらった。これについてはいかんともしがたいものがあろうかと。


 


















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