【サッカー 清水 甲府】 後妻打ち(うわなりうち)の昼下がり

後妻打ち(うわなりうち)って言葉知ってますか?


NHKのドラマ風の歴史エンターテーメント番組「タイムスクープハンター」(要潤が主人公のもの)でも取り上げられたことがあるから承知している方も多いはず。


室町期以降の日本の風習で、男性が妻と離縁したあと、後妻をむかえたときに前妻が後妻宅に討ち入るといういささか物騒なもの。一応、前妻方から後妻のもとに「某月某日討ち入る」と通達。当日、後妻方に台所から乱入し後妻方の女性たちと戦うなどという結構おぞましい女の戦い。


 


で、この言葉をなぜ持ち出したかといえば、私自身、清水、甲府の両チームの掛け持ちサポーターだから。私の日記をお読みの方なら承知のはず。それこそ、某SNSでは、「清水は本妻 甲府は二号 遠く福島お妾さん」と公言してはばからない。(二号も妾も同義語であるがこれはひとまず置いといて)


清水、甲府の二股膏薬は、はや十余年。


 


後妻打ちは先妻が後妻宅に乗り込むのだが、今回は後妻(甲府)が先妻宅(アウスタ)に乗り込んだ構図。今シーズン、清水VS甲府の対戦は4回あり、その4回とも観戦。戦闘服は小瀬でならば青赤、アウスタではオレンジ。


 


開門後、東サイドスタンドへ周り、甲府サポの知人にご挨拶。それこそ、行った先では、皆けげんな表情。流石に、「オレンジは蛍光色で似合わない」などと揶揄されましたが、そりゃ小瀬ではいろいろなお手伝いをしているから、「はくばく」姿が私との認識があるだろうし「Suzuyo」は確かに見慣れぬ姿。


 


 


 


 


 


さて、観戦記のほうですが、実際のところ、ゲーム前の予想は、1-1ないし、スコアレスのドローを予想をしたのだが、終わってみれば清水の大勝、甲府の完敗。


残留に向け何としてでも勝ちたい甲府。前節ではC大阪に大勝していることからモチベーションは高いはず。そのため、予想したスコア。


 


 


だが、ゲームは非情なもの。最初は互いの我慢比べの様相。最初に動いたのはイエロー乱発の木村主審。いささかタイミングのずれるホイッスル。もしくはぶれる判断。ゴール前での平岡に対するイエロー。内山と平岡の接触は、あのような混戦のところでのオーバーヘッド気味のプレーをする必要があったのかは疑問。ボスナーの抗議もわからぬでもない。


幾分自身のサッカーができない、苛立ちがみえるプレイヤー。不可解なジャッジは甲府をも襲う。どう見ても、FKになるであろう接触を審判には見てもらえなかったものもある。(マイクが倒れたものではない。どうみてもあれはまったくもって接触すらしていないし)


 


得点は、甲府の不運、清水の幸運で訪れる。クリアしたボールがよもやのトッシー高木の足もとに。それを綺麗に決めて先制点。


ちなみにゴール賞のポッキー4か月分とは何箱なのであろうか?


高原が小野から受けたボールは残念ながらオフサイド。


追加点はアデッショナルタイムの喧噪のなか。ボスナーがバックパス。それを受けた小野が芸術的なミドルシュート。それは両チームのサポーターをうならせる。


 


後半、攻めに転ぜざる負えなくなった甲府は、サイドにイチを投入。攻撃の起点、バリエーションを増やそうとの策。実際、攻撃の起点が右に移ったのは事実。


 


それでも、甲府の攻撃が単調であったのは紛れもない事実。引き出しがまったくないのはいかがなものか。


事実、せっかく得たCKをいとも簡単にあげてしまうなどいただけないシーンも多々。


カウンターを狙おうとするのは策としてはありだが、機能しなければなにもない。


 


結局のところ、一度はあわてかけた清水が冷静さを取り戻し、いい形で先制したことが勝利に結びついたもの。決して甲府の守備が崩壊したわけではなく、ケアできたことろはケアし切れていた。もし甲府が先制したならば勝ち点1を持って52号を北上していたに相違ない。


 


目標の勝ち点39まで、残り9。さすがに3勝はいささかハードルが高くなった。


ゲーム終了後、東サイドスタンドから響く甲府の応援チャント。再来週以降は、あの中に身を投じる私。


 






































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