【サッカー 甲府】 らしいちゃらしい残留劇



最後の5分、エンドレスで続くアトレティコ。♪ハッしれ走れ青と赤のオーオーオ誇りを持ち今日も俺らと 甲府ロマンをオーオーオ♪ それは際限なく続く。

ゲーム終了のホイッスル。一瞬の静寂。

スタジアムDJの陽気なテンションのヒーローインタビューが鼻に突く。スコアレスドローだけどヒーローインタビュー。そして城福監督のインタビュー。

「簡単でない試合で、勝ち点1を取れたのは我々らしい」って。そう、残留がドローだなんてらしい。

 

小瀬のスタジアムに入ったのが、正午すぎ。天気は快晴。雲一つない上天気。風もなく重ね着してきた体は汗ばむばかり。

少し早めに来たのは、ビッグフラッグの日干し作業のため。

ホームゲームは先月のF東戦から1ヶ月あまりなかったし、そのF東戦もフラッグ大作戦と銘打ちビッグフラッグの出番はなかった。かれこれ2ヶ月ほど出番のないやつ。そこで、初冬の太陽に当てようとの算段。

誰もいないバックスタンドにそれは映える。陽の光を十分に浴びて気持ちよさげ。ファブリースをいっぱいふりかける。

ついでにユニホーム型も太陽の光を浴びさせる。

 

  





 

 

 

  





 

そろそろ片付けの段になり、一緒にいたサポ仲間が思いついたこと。

「ホーム300試合だし、勝って残留決めたらユニホームフラッグをゴール裏で広げよう」

意味もなく同調し、ユニフラをゴール裏にスタンバイ。

さりながら、この運営担当のジンクス、思いつきでやろうとしたことはできた試しがない。

3年前の昇格を決めたあとのホームゲームしかり、今日これをしようと当日突発的に決めたことで実際にできたことは一度もない。

 

開場後フードコートで今日上野原市サンクスデー、上野原の郷土料理み「せいだのたまじ」を販売していたため購入。小ぶりのじゃがいもを味噌と砂糖で甘辛く煮詰めた料理。

ちなみにゆるキャラ、たまじまるも小瀬に来場していたがどうみても某キテレツ大百科のコロ助をパクってるとしか思えないような顔かたち。

そして後援会ブース。副会長否隊長の口車にのり後援会のネームの入ったオフィシャルカレンダーを購入。天皇杯の予定を聞けばまだ、前泊か後泊か決めかねているとのこと。

 

ピッチ内では、スタジアム結婚式も行われいい雰囲気。新郎はそこそこのイケメン。

 

そして、ゲームへと続くのでした。

 

(中略)

 

 昼の汗ばむ陽気が嘘のような寒さ、この時期の日没後のゲームは酷。

観戦記、と言いながら、観戦記はなし。中2日で運動量の落ちている中よく戦った。

最後の最後まで5バックが機能し続けた。

それが監督インタビューに続く。

「2-0、3-0の勝利を期待していたかもしれませんがそんな簡単なものではない」

確かに中2日、相手はここに来てシステムを変え来季を見据えた戦いをし結果のでつつある大分。3-0は無理にしろ、2-1位を期待していたのは事実。

でも結果は、得点の匂いより焼き鳥の匂いのするゲーム。売店の焼き鳥の煙がピッチに流入するのも小瀬らしいちゃらしい。

それでも、よくぞ残留してくれた。前評判では、昇格3チームが大方の降格予想。なんとかよろめきながらも残留。優勝に王手がかかったマリノスには2分。浦和には1分1敗。広島・セレッソに1勝1敗。鹿島には1勝1分。上位陣にはほぼ5分の成績でありながら、ようやくの残留。これも甲府クオリティ。

強いところに憧れるのなら、浦和でもどこでも応援すればよい。無い袖は振れない中で必死に頑張る姿が好きだからこのクラブを応援し続ける。

 

翌日(24日)のサンニチ。22面の写真で自分を探すも、確かF崎くんの左側5人ほどのところのはずがまったく分からずじまい。

そして、14面の広告。いつもジーンとくる泣かせる広告。クラブとスポンサーの良好な関係。

まだまだシーズンは続く。そしてクラブも続く。1シーズンか終わりまた再び新しいシーズンがはじまる。そして私はまた1つ歳をとる。

ちなみにサンニチを手に入れたのは東京新宿駅の特急ホームの売店。なぜ次の日東京にいたかはこれまた別の話。

 

 



 

 

 




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