♪こーふのおとこなら　魂こめてたたかえ　富士の山のように　雄々しくたたかえー♪

土曜日、岡島の前あたりに陣取ってパレードを待つ。大とりの信玄公は松平健。大河ドラマでは信玄公の役は演じてないが、なんとなく信玄公のイメージ。馬上から観衆に手を振る様は役者絵を見るよう。

これはこれで勇壮であるが、微笑ましかったのはお母さんと、中学生と小学生の親子連れ。道路脇にスタンばって、ある有名企業の隊列にむかって「おとーさん♥」と黄色い声援。甲冑に旗を持つ行進中の男性がピースサイン。企業、市民が支えるお祭りであることを実感。

閑話休題

翌日の日曜は、土曜の暖かさとうって変わって、肌寒い。天気予報では雪と報じていたが、夜半の雨も上がり薄日が差す天気。それでも郡内吉田や清里は雪が積もったとニュースで報じていたのだからあながち天気予報も外れたとは言えまい。

前日甲府泊まりだったことから小瀬には９時過ぎには到着していた。アウエイ待機列には既にオレンジ色のサポーターが。

待機列先頭にはサポ仲間も来ており、少しばかりの挨拶とエナメルバックから取り出したパルちゃんとエンブレム入りのシートを広げる。

幾分奇異の目で見られるも、サポ仲間は勝手知ったると見え茶化している。だって、ヴァンフォーレのプラクティスシャツ（レプリカ練習着）を着て、エナメルバックはこれまたヴァンフォーレ。それがパルちゃんのシートを待機列先頭近くで広げるから。来週のホーム大宮戦でシートは回収することを伝えて小瀬のホーム側にそそくさと移動。

試合開始が１５時なのにこんなに早く来たのは、ビックフラッグの日干し作業のため。２月から延び延びとなっておりこの日に設定。実際、天気が心配であったがなんとか実現にこぎつける。

４ヶ月ぶりに広げる、幾分湿気ているのはやもうえない。それでも皆でファブリーズをふりかけ、４月の太陽にあてれば１２時近くには心地よい布団を干したような風合いに。

撤収時にその場に畳んで置かなかったのは正解。だって、開門時にはみぞれまじりの雨が降り出したから。

後援会ブースにいけば、これまたいつもの面々。会う人、会う人「今日はこっち？」って質問、「だから今日はこっち」ほんともう、人の顔をみれば十人中十人が「今日はこっち？」

そのうちエスパサポの仲間も後援会ブースに立ち寄る。

「うちの後援会より安いから後援会に入ってよ」と勧誘するも、「うちってどっちだよ」って双方

からの突っ込み。

試合開始前に久々に広げるビッグフラッグ。強風のため一枚のみであったが久々。

ただ、バックスタンドから見る観客席は空席が目だつ。ゴール裏は清水の方が少し多いか。やはり地方はまだまだ景気回復途上。

さてはのゲーム評。

オレンジのチームに勝てないジンクスは生きている。後半の戦い方を９０分通してできないのが問題。

長澤駿のゴールもあれよあれよ、今何が起こったのさと唖然とするもの。

青山、荻の連携ミスといってしまえばそれまでだが、風の影響もなきにしもあらず。

続けざまに長澤に決められるも、これはオフサイドの判定。

後半盛田、石原と投入しようやくエンジンがかかったのか、立て続けのシュートはクロスバーとゴールポスト。

何もかもすべて　思いのままに　ここは俺たちの　ゆめかなう　小瀬

エンドレスに続くチャント。

そして終了のホイッスル。小瀬を覆っていた雪雲が消え去り、上空には青空。

エスパルスの勝利の定番、ドドンヘイと勝ちロコ。このチャント自分が歌っている分には楽しいが、聞いていると腹がたってくる。

結局、おじさん２人に頼らざる得ない状況、途中交代した河本よ早く成長してくれ。

降格圏にいたエスパが、とりあえず脱出１４位に。甲府は順位を落とし１５位に。

富士山ダービーはまたも勝てず。1分８敗。今日（７日）に行われたTMもまた、破れたようで、なかなかエスパに対する苦手意識は払拭できない。

試合前、ヴァンくんが「グランドを貸してくれてありがとう」と挨拶にいったとか。鹿島、仙台、清水と大雪の際によくしてもらったところにはことごとくやさしい甲府。これまた全部雪のせい。とボヤキ節のひとつも出てしまう。

最終戦は、Iスタで。それまでに双方とも残留を決めてもらいたいもの。どっちかが降格なんていったら目も当てられない。その時の私、当然ホーム。「今日はどっち？」って聞かれたらもちろん「今日はこっち」っていうから。