【サッカー 清水】 歓喜の第九はエスパルス

新神戸駅で乗り換えた高速バスは同業者がいっぱい。一時間半ほどバスに揺られて、明石海峡大橋、鳴門大橋を渡ればそこは四国阿波徳島県。

高速鳴門バス停に降り立てば同業者が降りる降りる。



バス停から、スタジアムまでは徒歩移動。4月の浜風が心地よい。以前この道を歩いたときは夏の炎天下、こけつまろびつ汗をフキフキ歩いたことを思い出す。撫養川沿いの遊歩道、川を渡る風も心地よい。

40分とかからずスタジアムに。そうここは大塚スポーツパークポカリスエットスタジアム。

列整前にサポ仲間と合流。まさかこのスタジアムにJ1でこようとは。

以前はビジター側に全開放だったゴール裏も今回は半分のみ。そしてバックスタンドの芝生席も屋根付きスタンドに鋭意増床工事中。


徳島といえば第九、久しぶりに聴く第九の合唱は心地よい。「徳島って第九の発祥なんだ」としたり顔でサポ仲間に講釈を垂れる。第一次大戦でドイツ兵の捕虜収容所があったのが縁。このあたりは「バルトの楽園」に詳しい。そういえばかの映画にも出ていた郷土の英雄、徳島商業、中日のエース板東英二のダンマクを前回見たようなみないような…。


さてゲーム評。

ノヴァコヴィッチの早い時間での得点、開始10分すぎであったか。それで気持ちが少し楽になる。ヴォルティスはリーグ全敗とはいえ、水曜日のナビスコで浦和相手に善戦3点もとっている。初物に弱いエスパ、もしや初勝ち点をヴォルティスに献上ってサポ仲間とはじまる前に話していたから。

2点めもノヴァのゴール。河井のシュートを相手DFを避け押し込む。実際現地で見てる側としてはそこまでわからなかったが。幸先よく2点、

ただ流れが変わりかけた潮目があのPK。キッカーは高崎。高崎のプレーを見るのもひさしぶり。PKはクッシーが好セーブ。流れを引き戻すプレー。

長澤駿が足を痛め、後半からトッシーが出る。

後半ゲームの入りを間違えたか、ヴォルティスペース。それでもすぐに主導権を奪い返し、華麗なトッシーのシュート。ゴール裏はお祭り騒ぎ。チャントの「駒込」をひさしぶり。そういえば「駒込」やるのはいつ以来だろう。

アデッショナルタイムには元紀の技ありシュート。

終わってみれば0-4の圧勝。もう少し点を取れたとはよくばりすぎか。


♪としゆき ゲットゴール お前の熱いハートで たかぎとしゆき ゴールを決めてくれたね♪

挨拶に来たトッシー、あおる、あおる。久しぶりのゴールで嬉しかったに違いない。


さてはの徳島、ブーイングも出よう。観客も7000人も届かぬ始末。県内の熱も冷めたか。

でもそれが産みの苦しみ。J2からJ1に上がったチームはどこも経験していること。札幌も甲府も山形も大分だって湘南もそう。勝って良かった良かったならJ2のほうがどれだけ楽しいことか。見てる方も、プレイする選手も。

ゲームが終われば敵味方なく和気あいあいとなるこの雰囲気はよい。だからフードコートでオレンジを着ててもなんの違和感なく青のレプユニと並んで買い物ができるのは素晴らしいこと。

そのJ2の良さを残しつつJ1にチャレンジするのが今この時。なかなか勝てないゲームが続くがサポーターが見捨ててどうする。サポーターは12番目の選手。勝てない時だけ客では許されまい。ヴォルティスサポさんよ今は耐えるとき、そうすればきっと華がさくにちがいない。今そこにあるサッカーを愛せはまさにそう。

徳島県に二週間に一度、一万に近い人が集まるイベントがいままであったか。そう考えるとサッカーライフも捨てたものではないはず。


そういえば今回は鉦のリズムの応援がなかった。もしかしたら聞き取れなかっただけかもしれない。あの阿波踊りの鉦のリズムのチャントは好き。是非8月のアイスタ日本平で聞きたいもの。サッカーなんだから見ていて楽しまないと。


そんな勝って余韻に浸った県外サポ、徳島バスの路線バスで徳島市街に向かうも、途中渋滞にはまり、一時間40分かかったまさにアウエイの洗礼を浴びたのはまた別の話。




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