
勝つという意識が邪魔をする瞬間
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taka
2007年07月01日 07:41 visibility2158
今日はピッチャーの話。
あなたのチームが1−0でリードしたまま最終回を迎えました。
後3つアウトをとれば試合終了です。
しかし、勝ちをあせってミスが続き、何とか2アウトをとったものの満塁になってしまいました。
次のバッターは4番です。
このときピッチャーはどのような心理状況でしょうか?
「後1人打ち取れば勝てる」
「逆転されたくない」
「勝ちたい」
「ミスできない」
こんなところでしょう。
このような状況でピッチャーが最も考えてはいけないこと・・・・
それは勝ち負けです。
「勝負しているのだから勝つことは常に意識しなきゃいけないだろう」
といわれそうで怖いのですが、このような状況では勝ちを意識することが最も勝つ可能性をなくします。
このような極限の状態では、勝ちを意識することによって相手バッターに集中できなくなってしまうのです。
「勝ちたい」とか「負けたくない」という意識が強すぎて試合そのものに集中できなくなるのです。
勝ちたいという意識が強すぎて球を置きにいって打たれたりします。
普段から勝ち負けはある程度意識していると思うのですが、
「後1人で勝てる」
「ここで打たれたら負ける」
と勝ち負けが具体的に見えるようほど体が硬直し、思い通りに動かなくなります。
だから勝ち負けが具体的に見えてきたときほど勝ちを意識してはいけないということになります。
では、勝ちを意識させないためにはどうしたらいいのか・・・・。
それは、今投げる一球に全力を尽くすことです。
未来を気にせず「今」に全力を尽くすことです。
「後1人で勝てる」
「打たれたら負ける」
これは投げてみないと分かりません。
打たれるかも知れないし、抑えられるかもしれない。
結果が具体的に予想できるようになると、未来をコントロールしようとしてしまいがちになりますが、未来はコントロール不可能であることを教えなければなりません。
コントロールできないんですから。
今、ピッチャーにできることは、勝つために必要な最高の球をキャッチャー目掛けて投げ込むことだけです。
今、手に持っている球を投げることだけです。
最高の球を投げることだけ考えなければいけません。
次のことを考えてはいけません。
今のことだけ考えます。
今できることに全力を尽くし続ければ自然と勝てます。
それを「勝ち」という具体的な未来に気を取られてしまうと、一気に「負け」が追いかけてきます。
具体的に「勝ち」が見えてくると、突然体が動かなくなります。
「勝ちたい」という意識が勝ちを遠ざけます。
「勝ち」という意識は、場合によっては魔物になることを覚えておいてください。
人は勝ちと負けが決まる局面でミスをします。
練習や試合は勝つために行っているのですが試合中に意識してはいけません。
特に結果が具体的に見えてきたときには注意です。
一つ一つのプレーに全力を尽くせば自然と「勝っている」ことを教えてください。
「勝ち」を意識しすぎて勝てなくなることほど間抜けなことはありませんので。
相手に勝ちをプレゼントしないようにしましょう。
一球に集中しましょう。そこに勝ちの意識を入れてはなりません。
勝ちたいときほど一球に集中しましょう。
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2007年7月3日 -
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二度目の返事(コーチをしている人は覚悟をしてから読んでください)
2007年6月30日
- 事務局に通報しました。

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