
練習時間と水分補給
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taka
2007年07月02日 19:54 visibility191
普段、野球の練習なりトレーニングなりをしていると結構な時間が経ってしまいます。
皆さんがいつも行う1回の練習時間は何時間ぐらいになるでしょうか?
一回の練習が2時間を越えるようだと要注意です。
2時間を境に筋肉の分解が始まります。
野球の練習やトレーニングをする目的は、野球で使える筋肉を付けて野球のパフォーマンスを向上させることです。
しかし、練習時間がトータルで2時間を超えると、体内にあるグリコーゲン(エネルギーの元)が底をつき、その代わりに脂肪と筋肉が分解を始めてエネルギーになります。
グリコーゲンがなくなるんだから、他からエネルギーを調達しないと動けなくなってしまうので緊急避難的に使われます。
これは回避しなければなりません。
野球をしていて筋肉が分解されては練習の意味がなくなります。
回避方法は簡単です。
スポーツドリンクで補いましょう。
スポーツドリンクは吸収のいいエネルギーが入ってますのでもってこいです。
夏場は15分おき、冬場は30分おきに補給します。
特に夏場は水分補給のためにもこまめに補給しましょう。
スポーツドリンクを選ぶ際には「ハイポトニック」と書かれているタイプのものを選んでください。
普通、運動していないとき、人間の体の水分構成はアイソトニック(等張性浸透圧)という状態なのですが、運動をしていると体内の糖分がエネルギーとして使われて浸透圧が低くなります。これがハイポトニック(低張性浸透圧)という状態です。
からだがハイポトニックな状態のときにアイソトニック飲料を飲むと、体がだるくなってしまうことがあります。
ポカリスエットなどのアイソトニック飲料を飲む場合は、水で倍の薄さにすると練習中の飲み物として使えます。
最後に、子どもの水分補給なんですが、大人が考えている以上にこまめに補給をさせてください。
理由は大人よりも体内に貯蓄してある水分の絶対量が少ないからです。
すぐに日射病にかかってしまいます。
ちなみに前回ワールドカップの夏場の練習中に水分を補給するタイミングは10分に1回だったそうです。
それだけ日射病や脱水を恐れていたんですね。
筋肉の保護、エネルギー補給、日射病、脱水の回避・・・これからの季節、根性だけでは乗り切れない場面も出てくるので、事前に対処できることはしっかり対処して万全を期しましょう。
taka
- 事務局に通報しました。
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