Last21「これでほぼ終戦」

東京ヤクルト６－２横浜DB（神宮球場）

いやあびっくりしたねえ。

初回の筒香の落球。

「投手村中ー打者中村ー捕手中村」と

韻を踏んで楽しんでいる実況と

じっとこらえて中立解説の平松氏という展開も、

森岡選手の、ドカベンBT学園選手の本塁打のような

ものすごいフォロースルーの同点弾からの、連打の嵐で

あっという間に大差をつけられてしまったのは、

２０歳の国吉ー１９歳の高城という

若すぎるバッテリー。

ここにすべてを託したとして、

若さが出れば、

CS争いに、悪いがゾンビのように生き返ってきた

スワローズが一気につけ込みますわな。

国吉君はボールが走っていなくて変化球主体だったのを

平松曰く「修正しようとした」途端に

村中投手に勝ち越し三塁打浴びるわけですから、

たまらんわ。

国吉は負け数が多すぎるわけで、

余計な修正しすぎて、

高崎のように負け運を呼び込んだ投手にしてほしくないので、

平松風に言えば

「S打線によれば、国吉は高めのストレートがグーンと伸びてくると打てない」

とのことだから、

この特性をさらに伸ばすしかない。

ケアを大切に。それと、育成のハングリーさを忘れずに。

ともすれば若くても簡単に試合に出てしまえるベイの選手ですから、

試合に出られることそのもので、安穏としてしまうかもしれません。

選手によってはもっと厳しい目も必要かと。

ほめるところは褒めるべきだがな。

とはいえ、こういう、

この期に及んでラミレス＆ノリのアベック弾が出ても勝てないんじゃあ、

これは、

試合数と他球団のモチベーションを踏まえるなら、

終戦かと。確定。

ただ凄いと言えばすごいのは、

他球団とは違い、特に誰が引退するとかもなく、

冠選手の記録達成大会のみが楽しみになっている今、

それも特別盛り上がっているわけでもないのですが、

それでいて前年度比６パーセント増の観客動員、

これが中畑カラーと球団のやみくもなファンサービスによるものならば、

それはそれでたいしたものということ。

一応新球団効果でしょうな。

ただ、順位的には、

たぶん来期も無理なんだよな。今のパターンでは。

今年の展開を見ながら思ったのは、

こちらの認識よりはるかにベイスターズは焼け野原であるということ。

せめて５位と５ゲーム差くらい、というのが開幕前の予想でしたが、

これは、勝率４割越えか５０勝到達の達成を見越していたからで、

しかし、ここまでの展開と、この残り２１試合、

４０勝からの上積みは、

せいぜい７つか８つ行けばいいところ、と見た。

せっかくの先発陣パワーアップも、

中継ぎが限界のようですし、

先発こければもうおしまいですので、

４７勝くらいじゃないかな。今季も。残念ながら。

そのこころは、

他球団も打てないのです。

うちが打てるわけがない。

がんばろう梶谷。当たりはよくなってきたようですから、

守備もビビるな。

金城さんおめでとうございました。

明日からはライトのスタメンが変わるだろう。更に若くなる。

「中畑ビビるな！」by 軍司和則