兆し

4/8  ○６－５　ｖｓT①　甲子園　○久保　Sソーサ　ｖブランコ

殊　ブランコ　　　敢　長田・バルディリス　　　技　金城

そろそろ勝ちたい。ここで甲子園という日程が厳しいとは思っていました。

人的補償について濱中氏が

「DeNAは若い捕手を使えるようになっていいのではないか」

「阪神も若い清水を使いたいんですよね」

放送局の縛りの中でこの範囲のことを言ってくださることで、

阪神ファンでさえも同感に思ってくださるのではないかと、

気分的にちょっと救われました。

そのFA移籍の当人である久保が、

なんだか楽しげな表情でいてくれたことは良くて、

４回までは粘り強く、上手い投球でした。

でも、５回あたりはボールが高くなったかな～。

６回も２点追加されて、０－４となって、

う～ん、策士、策に溺れたか、と。

ところがその後、７回にひっくり返してくれるとは思ってもいなかったので、

そこが藤浪投手の課題なわけね。

高卒２年目、高校時と同じには行かないってか。

あんな１点取られた後、憲晴あたりから急におかしくなったというのですかね。

それでも満塁でブランコに続投は、当然だと思います。

試合後の和田監督のコメントは、

仮にうちのチームに藤浪レベルの投手がいたとしても同じこと言うでしょう。

育てんとする意志は、いずこも同じか。

そんな中、

９回裏無死一・二塁で、バントをウエストして

黒羽根ー山崎で、飛び出した二塁走者を刺そうとしたり（結果はセーフでしたが）

その後のバントに、バルディリスが猛チャージで三塁封殺したり、

関本の難しいライト後方のフライを、コンバート直後の梶谷が抑えたり、

守りの面で、これまで叶わなかったひとつひとつのプレーが

少しずつではあるが、できるようになったことは

大きいなと。

守りを固めているわけで、それは続けてくれと。

その守りに、細かいプレーをする余裕が出来ているのは、

安定感のある山崎の守りと、黒羽根の肩があるからだろう。

あとは黒羽根のリード面だな。今日も９回はひやひやものでした。

変化球多すぎだわ。あんなに投げていたらソーサも握力無くなるだろう。

上本という選手がしぶとくいい感じにやっているが、

ソーサの速球に手が出ない感じがあっただけに、

あの場面こそ、もっとストレート押しで行ってほしかったところなのだがなあ。

最後の三振は結果論のような気がするし。ううむ、困った。

スタメンについては、

荒波が復帰して、監督構想の中で、

育てながら強くするスタメンが揃ったわけだが、

結果を出すには梶谷ーブランコー筒香ーバルディリスでいいと思う。

５番と６番をひっくり返したくなるところだが、

今の段階でひっくり返せば、バルディリスは歩かされるだろうから、

筒香はもう少し様子を見よう。がまんがまん。ここで変えたら何も変わらない。

ブルペンは、長田、大原が落ち着いてきたのですが、

山口もソーサも、肝心な二人が落ち着かないので困ります。

高崎については、

佐々木理論でいう「出てくる全員が良いわけではない」に今日は当てはまってしまい、

ああ、大原続投でもいいのに、

元が先発の高崎は、イニングの頭からの方が、と、

どうしても思ってしまうのですよね。

山口については、なんだかわかりません。

抑えのモチベーションではないなら、それはプロではない。

ここで結果を出して、抑えのポジションを自分で奪い取るべきなのですが。

それを黒羽根のリードのせいにしてはいかんし、

ストレートで行きたいなら首振って堂々と投げればいいことで、

なんというか、そこなんだよなあ。今苦しんでいるのは。

各球団ばたばたしているから、

どうやら落ち着いているのは、読売と広島だけのようだが、

ほか４球団は、まだ暴れ馬状態なので、

早いところ落ち着きたいものだ。

黒羽根のリードと、ブルペン陣の奮起、筒香の発動を待つばかりですな。

ブランコはドカンと来たから。

細かなプレーで、他球団に追いつこうとする面は見えているわけだから、

従来の持ち味の部分は、もっと伸ばしておくれ。

それが、勝ち星につながるはずだから。

ま、正直、今日の勝ち星は、ほっとした。

延長なんか突入された日には、黒羽根学習しろ！の憤りが出ただろうから、

勝って反省しておくれ。

・・・・・・勝って反省なんて、そんな言葉、このチームで自発的に出てきているなら、

何年ぶりのことだろうか？

そのくらいのレベルに、手をかけ始めたところは、確かにある。