後半行ってみよー!後半どうぞー!

  • smiles
    2014年07月20日 23:12 visibility52

80試合 35勝44敗1分け .445 首位から11.5差 3位から6.5差


  今季のベイスターズの4月を考えれば、ずいぶん盛り返したものだ。

4月半ばの6連敗時には、ぶっちぎり最下位、40勝も行かないと覚悟決めていたので、

驚いています。

見返すと、4月終盤にまず4連勝がありまして、あのへんからトータルで5割近くの勝率で

ここまで来ました。

ポイントは、ここで三上を後ろに回したことと、バルディリスが機能したこと、モスコーソで

試合を作れたこと、でしょうか。

1・2番も機能していませんでしたが、山崎はあおりを喰らっただけで、1番石川、しかなかった、荒波の骨折出遅れも大きかったのでしょう。ここは打順を模索していますが、あとは梶谷の扱いだけでしたかね。春先はそこそこでしたから。守りは問題なかったので、その後、誰かに「打席で走られるとどうのこうの」と言われたのが影響したかもしれませんねえ。

で、今季べストゲームの一つと言える、東京ドームの対読売頭の2-1勝利。三上に初セーブがついた試合。これは大きかったですわ。ここで2勝1敗と勝ち越してますし。

その後、交流戦前に1勝5敗と苦しんでいますが、ここは先発の見極め期で、尚成も加賀も良くなかったのでねえ。

が、2つ目の山、交流戦の5月末に、ハマスタで延長延長で、オリとホークスに勝っているのが大きいのでしょう。この時に、あきらめかかっていた柳田が突然打ち出したのも大きいのですが、この勢いをかって、山口の先発転向がまさかの成功でしたので(僕はダメだろうと思っていましたが、リリーフ経験がいいほうに生きたようですねえ)交流戦は勢いがつきました。

その後、グリエル加入が、いきなり雨天中止が続き、ハム戦が最後に回ったのも大きかったのでしょう。3つめのヤマとして、グリエル加入直後に連敗していますが、ここの相手チームは、則本、西、金子千、中田と続いており、ここで好投手相手に目慣らしできたので(?)その後をまた5分でいけたかと。ハム戦があったら、グリエルにいきなり大谷が来た可能性もあり、やっかいだったかと。このめぐりあわせも大きいのです。

とはいえ、グリエルについては、気ぃ使いすぎではないかとずっと思っています。(抹消されたので、少し風は変わるかもしれませんが)

で、4つめのヤマ、オールスター前の5連勝、ここでの打線つながりは梶谷の復調と筒香の覚醒(もう覚醒でいいでしょう)ですので、やはり今季は梶谷が出て筒香で変えすというパターンがはまったときは、チームのメインディッシュ的勝ち方に繋がるかなと。他の、日替わり勝利の時は、守りを中心とした、チーム愛の勝利ですわ。春先のバルさんやオールスター前のグリエルは、助っ人の助っ人たるゆえんですな。悪くても三遊間に山崎やバルを使おうとするところは、実際、捕手の弱さをカバーする意味でも、重要なのでしょう。

昨季のようなドラマティックな馬鹿勝ちは減っていますが、5月末の連続サヨナラや、嶺井の初安打のあれなどは昨年ばりでしょうかね。でも、どちらかというと、先発陣のふんばりやら勝ち試合での抑え陣の踏ん張りで勝っている試合もぽつぽつ出てきていますので、チームスタンスは失点を減らす、という部分にシフトを変えていると思います。ですから、チーム防御率は4点台の初めの方で、エラーも目立ちますが、それにより失点、なので、ぽつぽつチーム力は上がったかもしれません。そこを観ていない解説陣はこぞって「DeNAの打線は強力ですからねえ」としか言えないのです。打線のどこがどう、と言えないのです。だから、金城とか多村の怖さしか語れないのです。


今日も朝のTBSで、オールスターについて関口宏は「DeNAのスタメンがいませんねえ」としか浅井信雄氏に言えず(この拙い情報提供が知らない人に伝染するし、張本の偏見解説もあるから面倒くさいな)浅井氏も投手2名と何故か選手間投票でのブランコしかいない現状知っているから「ひそかに鍛えている」という素敵な切り返しをしてくださっているのだが(感謝!)なあ。

あの成績の谷繁を4人目の監督的にベンチに入れたり、選手間投票でのブランコもそうだが、ファン投票での堂林とか、いい加減にしろですわ、センスがない。他に選ぶ選手がいるだろう。原もしょうがない。苦労知らずでいかんな。


後半、外国人選手の扱いと、石川を含めた二遊間、捕手のリードがどこまで伸びるか、次第だと思います。投手陣については、キヨシが亜流のマシンガン継投さえせず、我慢してまかせてこらえてくだされば、ですかね。高崎や藤井あたりがようやく上がってくるという話もあるし、以前より投手陣はどうにかこうにか、という感じも見えますので、ね。今季はトレードはもうしなくていいから。スワローズにこのタイミングで新垣が来ても、トレードで来るんだったら、とっくにホークスで出番があったろう、うちから吉村を放出したのと同じことで、そんなに、ですわ。

むしろ、守りのいい印象のあった川島慶三を出してしまうヤクルトのセンスに驚いており、どんどん粗っぽいチームになっていくなあと思っているくらいです。


とすれば、ここにトータルで負けてはいけない。


春先に、たしかに不調だった抑えのソーサと山口に「つぶれてもいいから投げるよう」と心底思ったくらいでしたが、今、そのペースで三上や萬谷といったルーキーがフル回転している姿には、ぞっとする部分があります。

一方で、ホークスの摂津レベルで、ルーキーから大活躍する投手を欲していたのも事実で、

僕らは投げる彼らの無事を祈ることしかできないのです。


そういうレベルの選手を獲得することができて、戦力にすることができるようになったこと、この底上げに成功したフロントやスカウト陣のレベルアップや勇気に、感謝。


後半も立ち向かっていくだけです。細かいことは確かに苦手なままですが、細かさにとらわれすぎるより、現有戦力がきちんと役割を果たすための打力を生かしていくなら、守りを含めた投手力がかみ合った場合、


「60勝台後半」が見えてくるかもしれません。

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