FAカップ ポーツマス優勝記念の大盤振る舞い (ジェフ・サポの皆様には関係ないんだけどね


つーことで ついにやってきました5月17日

4分のロス・タイム 
カーディフの猛攻は永遠に続くのでは
とポーツマスの選手は思ったかもしんない。 
とにかく集中して集中して 体を張って体を張って
最後の笛を待ちました。

そしてタイム・アップ 69年ぶりの優勝です。
その瞬間 あっけないほど淡々とした様子のレドナップ
元々熱血肌ではないので派手なガッツ・ポーズがないのは納得ですが
それにしても・・・

ランパードの亡母はレドナップ夫人の妹で
葬儀後 夫人は憔悴がひどいらしく
そのケアをするために監督を退任するらしいとの報道もありましたし
偉業を成し遂げた安堵感も相俟って虚脱状態だったのでしょうか。

キャプテン・キャンベルや影のMVPジェームズらが
嬉しそうにカップを掲げる表彰式の様子は感無量でした。
そして最後に登場したのはレドナップ
関係者と熱く抱き合い 誇らしげにカップを掲げるに至って
ようやく満面の笑みを見せました。



一方 健闘むなしく敗れたカーディフの面々は
精も根も尽き果てた様子で表彰式に臨みました。
天晴れな闘いぶりで その健闘があったからこそ
ポーツマスの優勝が より価値あるものとなったのは事実です。
2部のクラブ などという負い目や卑屈さを微塵も感じさせず
堂々と渡り合う姿は感動的でした。

受けて立つポーツマスも 準決勝のウエストブロム戦とは大違い。
まぁ あの のらりくらり受け流しながら決めるところは決めて勝つ
つーのも ポーツマス独特のスタイルなんですけど
相手がガチで来る決勝戦とあれば
上等じゃねぇか やってやっぺ!! と全開モード。
リーグ戦終盤のモヤモヤ感を吹っ飛ばす つーより
FAカップ決勝のことで心ここにあらず だったんだな あのヘタレ具合は。

フィフティ・フィフティのボールに全速で突っ込むのは当たり前
この ディアラのキレキレぶりなんかどーよ




年間200試合以上は観戦するヒマ人の当方としても
滅多にお目にかかれない激戦ではありました。
69年ぶりとか81年ぶりとか
とにかく久々の優勝を目指す両チームの意地や気合やら入り乱れて
どこを取っても男の闘い 熱いぜ 熱すぎますぜ 姐さん!!  て誰?  
つーくらいなもんで 筆舌に尽くし難い とはこの事を言うんだな
(と感心しつつ キーボードを叩くこの矛盾)
テレビ局もACLとかセルティック対ドコソコとか
つまんねぇ試合を放映してるヒマがあったら
醍醐味満載のこーゆー試合を多くの皆さんに見てもらうようにすべきだよね。
ジス・イズ・フットボール とも言えるこの試合は
劣化しないディスクに焼いて永久保存し 孫子の代まで語り草に
と思ったけど コピーできねぇんでやんの or2

それとさ 実況角澤と解説松木
ポーツマスおじさんも知らないっつーのはどーなってんの?
スゴイ入れ墨ですねぇ この人
とか言わないようにね。


そんな激戦の決勝点は あっけないほど簡単に生まれました。
入れたのがカヌなら 皆さんにも納得していただけるのでは。
アトランタでブラジルから決勝点を奪ったカヌならではのアレ。
ウタカが粘って上げたクロスをGKが弾くも 目の前でヒラリと。
ゴール・ライン直前で 落ち着き払った独特のテンションからやってのけるアレ



突然 ゴール前で右往左往し始めたので
ノー・ゴールとでも判定され 不満の様子なのかと思ったら
歓喜のダンスでしたね。これもカヌならでは。

こちら 準決勝ウエストブロム戦決勝点もカヌ。
バロシュのシュートをGKが弾き そこへ猛然と突っ込むのはヘレイダルソン
SBの選手なのにね。ジェフなら差し詰め坂本隊長見参 のシーン。
しかし その外で待ってたのはカヌでした みたいな
東欧とアフリカの融合を目指すポーツマスを象徴するゴールでした。



 
この試合 勝者と敗者を隔てたのは 何だったのでしょう。
自分は それは経験の差だと思いました。
いかにアグレッシヴに闘おうが 局地戦で優勢を保とうが
ゴールしなければ負けです。
追い詰められたカーディフは17歳の新鋭を投入して打開を図りました。
しかし 所詮 その年で大舞台を経験できてよかったね のレヴェル
びっくりするよな大活躍や大化けは果たせませんでした。
焦らして焦らして名人芸を見せたポーツマスに対し
カーディフは武骨すぎた気がします。
かつてのプレミア得点王ハッセルバインクを擁しながらも使いこなせず
そういえば ウエストブロムにもケヴィン・フィリップスがいたけど
やっぱうまく使えてなかった。
彼等の劣化も伴ってたとは言え 逆にカヌだって中々のヴェテランだし
そのカヌのゴールで準決勝・決勝と勝ち抜いたのはポーツマスです。
大一番で結果を残すのは何より経験の差ではないでしょうか。

カーディフは飛ばしまくった前半のツケで 後半はヘバりましたが
タイム・アップが近付くにつれ再び気力を振り絞り ゴールを奪いに行きます。
しかし 全力でゴールを死守するポーツマス
準々決勝のマンU戦 あの猛攻を凌ぎ切った自分達の力を信じて。
ここにも経験が生きていました。
マンUは普段からリーグ戦で対戦してるし
カーディフがマンU以上の攻撃力 つーこともないだろうから
とにかくなんとか凌げるハズ みたいなね。

時折やらかすポカを除けば
ツェフに匹敵する守備力のジェームズが最後に控えているのがポーツマスの強み。
あとは全員の力を結集して守り切り レドナップも息子たちを絶賛。
決して選手を叱らない と評判の温厚な指揮官ですが
これを最後に ホントに辞めちゃうのかなぁ
残念だなぁ


































































































































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