ウソ話しを報道はゴメンだ

日本でも報道されたが、5日付セルビア紙で同僚のセルビア人FWイリエフの証言として「小笠原がやめると言い出した」と伝えられた。
しかし事実は違ったようで、メッシーナMF小笠原がセリエAで戦い抜く決意を示している。
小笠原はカターニアでの事件について「死者が出るのはまずい。応援してくれるのはありがたいが、行き過ぎはよくない」と残念そうに語ったが、「監督が交代して競争意識が生まれたし、それがいい成績につながると信じている。自分も、ピッチに立てるように頑張る」とレギュラー奪取へ前向きのようだ。
また、イリエフも「インタビュアーには彼がびっくりしているとは言ったが、やめたいなどという話はしていない」と報道を否定した。

サッカーの記事にかぎったことではないけど、マスコミの報道は鵜呑みにはできない。ネタが「○○が××へ移籍」のようなものなら間違って報じられても許されると思うけど（場合によりますが）、今回の小笠原の記事だと、彼の気持ちの強さが疑われてしまわないだろうか。小笠原の人間的な評価を下げてしまいかねない。イリエフの発言もねじ曲げられていたようだし、結果として誰かをおとしめるようなことになる報道は気をつけてしてもらいたい。