シャンパンというより熟成ワイン

  • レキ
    2006年07月06日 21:58 visibility98


完全にフランスのホームゲームという歓声。
会場の雰囲気に押されたのか、主審も終始、ややフランスよりのジャッジに感じた。

 

マニシェのミドルで本格的な開戦。かと思ったが、こう着状態が続く。
どちらのチームもラストパスが繋がらない。

 

ファウルの少ない序盤が続くものだ、そう思った矢先に、アンリの上手い演技もあってPK。GKリカルド反応するもジダンは落ち着いて得点。
胸騒ぎがした。このまま1−0でフランスがゲームを持っていくのではないか、と。フランス代表はトーナメントに入ってから、相手をいなす術を身につけているから。

 

前半が終わってみると、PKの1点の重さ、後半ポルトガルがどう動くのか、が非常に興味深くなった。

 

まったく慌てることのないフランス、懐が深くチームとしての風格がある。
コンパクトな陣形を保つように上がり下がりをして、効率のいいスタミナの使い方をしているように見えた。

 

C.ロナウドはボールをもらうとまずドリブル。速くて迷いがまったくない。現在のサッカーでは貴重な選手の一人だ。ラストのパスとシュート精度が上がれば、バロンドールも狙える選手になるのではないか。

 

デコには始終徹底マークがついていた。特にデコVSマケレレでは常にマケレレに軍配が上がっていた。デコを押さえきられたことでポルトガルに攻撃のアクセントがつかず、結局サイドからクロスを上げるか、CKを取りに行くかの攻撃のみになってしまった。

 

ボールを動かすのは主にポルトガル代表だが、攻めているというよりも攻めさせられていたようだ。

 

ロスタイムのCKにはGKリカルドまで上がってきたが、その甲斐もなくバルテズがボールをキャッチするとゲームセット。

 

スペイン、ブラジル、ポルトガルと個性のある選手がいながらチームプレーもできる各代表を倒してきたフランス。1次リーグとは1つレベルの違うチームになっている。
結束した守備力と、ジダンを生かそうとする攻撃は決勝で見ごたえのある試合を期待させる。

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