
2014年11月3日(月) 強化試合 巨人対侍ジャパンU-21日本代表(inジャイアンツ球場)
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舎人
2014年11月03日 13:53 visibility2973
雲はやや多いものの秋晴れのジャイアンツ球場に来ています。この季節に関東でファームの試合が行われるのは、私が記憶している限り2006年以来のことではないかと思います。まだまだ野球をやるには相応しい季節です。5日からのキャンプインに向けて若手たちは大いにハッスルして己の存在をアピールして欲しいと思います。
U-21代表
(4)牧原(8)武田(7)榎本(3)近藤(9)鈴木(5)三好(6)辻(2)高城(D)畔場(P)中村
巨人
(8)松本哲(6)寺内(4)藤村(7)大田(D)鬼屋敷(9)立岡(5)和田(3)坂口(2)小林(P)宮國
一回表
牧原:初球センターフライ(真ん中146キロ)
武田:カウント2-2からセカンドゴロ(137キロS、136キロB、131キロB、123キロF、146キロF、内角145キロ)
榎本:フルカウントから見逃し三振(B、124キロS、99キロF、133キロF、142キロB、131キロB、外角117キロ)
三者凡退、一回表終了
先発の宮國は安定した立ち上がり。球威もまずまずですし、武器のスライダーも自信を持って投げ込んでいます。
一回裏
松本哲:カウント0-1からサードゴロ(132キロF、外角97キロ)
寺内:カウント2-2から空振り三振(B、90キロS、113キロS、133キロB、133キロF、114キロF、低め133キロ)
藤村:カウント1-0からファーストゴロ(133キロB、外角132キロ)
三者凡退、一回終了
代表チームの中村も安定した立ち上がりです。緩急の使い方が絶妙。
二回表
近藤:カウント0-1からセカンド内野安打(136キロF、内角122キロ)
鈴木:初球レフト前ヒット(高め136キロ)
無死一二塁
三好:カウント2-2から投犠打(132キB、126キロB、140キロB、142キロF、外角125キロ)
一死二三塁
辻:カウント0-2からライト前先制タイムリーヒット!(138キロS、131キロSw、インハイ141キロ)、0対1
→鈴木は本塁タッチアウト(立岡好返球!)
二死一塁
高城:カウント0-1からセカンドゴロ(144キロF、外角144キロ)
二回表終了
辻が先制打です!非常にコンパクトなスイングでセカンドの頭上を越すヒットでした。
二回裏
大田:カウント2-0からセンターフライ(91キロB、128キロB、外角98キロ)
鬼屋敷:カウント1-0からサードファールフライ(117キロB、外角133キロ)
立岡:カウント1-0からセンター前ヒット(121キロB、インロー133キロ)
和田:初球センターフライ(インハイ133キロ)
立岡残塁、二回終了
立岡がクリーンヒット。非常に素直にバットが出ていました。好調なのでしょう。
三回表
畦:カウント1-2から空振り三振(145キロB、140キロF、95キロS、インロー132キロ)
牧原:空振り三球三振(145キロS、125キロS、インロー133キロ)
武田:カウント1-0からレフトフライ(134キロB、外角134キロ)
三者凡退、三回表終了
宮國は前の回に配球を揃えてしまったことから、この回はカーブとフォークを交えてパターンを変えてきました。見事なピッチングだったと思います。
三回裏
坂口:フルカウントからレフ前ヒット(134キロS、142キロB、129キロB、129キロSw、137キロF、136キロB、低め143キロ)
小林:カウント1-2から見逃し三振(105キロS、141キロF、135キロF、133キロF、128キロB、外角142キロ)
松本哲:カウント1-0からセカンドゴロ(114キロB、内角141キロ)→ランナー入れ替わる
二死一塁
寺内:初球センターフライ(外角127キロ)
松本哲残塁、三回終了
今年最も伸び悩んだ感のある選手は坂口でしたが、今日は低めの力のある球を見事に打ち返しました。ローボールヒッターの坂口らしい当たりだったと思います。
四回表
榎本:カウント1-2からレフトフライ(144キロF、94キロB、123キロF、140キロF、外角129キロ)
近藤:カウント2-2から空振り三振(126キロF、140キロS、133キロB、142キロB、真ん中内より94キロ)
鈴木:カウント2-0からショートゴロ(134キロB、132キロB、外角130キロ)
三者凡退、四回表終了
宮國はこの回も安定した投球でした。今日はスライダーもカーブも素晴らしい。
四回裏
藤村:カウント1-2から空振り三振(110キロS、118キロF、142キロB、内角142キロ)
大田:カウント1-2から空振り三振(142キロB、142キロS、130キロSw、外角130キロ)
鬼屋敷:カウント1-0からライトフェンス直撃ヒット(112キロB、高め139キロ)
立岡:初球サードライナー(インロー138キロ)
鬼屋敷残塁、四回終了
鬼屋敷は坂口とは逆に今年最も伸びた選手の1人だったと思いますが、今日も非常に上手い打ち方でフェンス直撃のヒットを放っていました。
三回裏補足、投手上沢
五回表
三好:初球ショートゴロ(外角132キロ)
辻:カウント1-0からファーストゴロ(144キロB、外角134キロ)
高城:カウント1-1からショートゴロ(93キロB、133キロSw、外角130キロ)
三者凡退、五回表終了
今日の宮國は本当に調子が良く感じます。二回だけでしたね。
五回裏、投手森
和田:カウント2-1からセンターフライ(144キロB、144キロF、142キロB、内角140キロ)
坂口:空振り三球三振(110キロS、124キロS、インロー121キロ)
小林:初球サードゴロ(内角145キロ)
三者凡退、五回終了
この回登板した森は非常に可能性を感じる投手です。まだ打者によって良かったり悪かったりしている感じですが、もう少しまとまってきたら、かなり勝てる投手になる予感がします。
和田はバッティングフォームが変わり以前より半足分位クローズドスタンスになりました。この方が長距離砲っぽくて良いかもしれません。
六回表
畦上:カウント0-1からライト前ヒット(128キロS、内角141キロ)
牧原:カウント2-1から捕ゴロ野選(129キロB、140キロB、141キロS、低め142キロ)
無死一二塁
武田:初球犠打失敗の捕ゴロ(真ん中137キロ)
一死一塁
榎本:カウント1-2からサードエラー出塁(131キロB、137キロF、128キロF、外角131キロ、和田のセカンド悪送球)→牧原生還、0対2
一死一三塁
近藤:カウント1-2からセカンドゴロ併殺打(124キロS、126キロF、144キロB、142キロF、低め131キロ)
六回表終了
この回細かいミスが重なり失点しました。小林はイケイケの姿勢は若者らしくていいと思うものの、全体を見渡す余裕がないといけません。投げる前から完全に間に合わない送球で野選を招いていました。
それにしても立岡のライト守備は本当に素晴らしい!本塁補殺もあれば、セカンド進塁を防ぐ素早い足回りは正に名手です。
六回裏
松本哲:カウント3-1から四球(140キロS、140キロB、107キロB、111キロB、外角140キロ)
寺内の3球目松本が二盗
無死二塁
寺内:カウント1-2から空振り三振(142キロF、140キロB、121キロSw、低め118キロ)
代打中井:カウント1-2からセカンドゴロ進塁打(142キロS、127キロB、143キロSw、外角120キロ)
二死三塁
大田:初球ライト前ヒット(真ん中内より145キロ)
松本哲残塁、六回終了
中井の代打での登場にスタンドは今日一番乗り盛り上がりをみせました。
七回表、投手メンドーサ、サード中井、和田→セカンド大累
鈴木:カウント2-0からセンターフライ(143キロB、145キロB、外角137キロ)
三好:カウント3-1からライト線二塁打(113キロB、134キロS、119キロB、145キロB、外角142キロ)
辻:カウント1-1からファーストゴロ進塁打(114キロB、Sw、外角スライダー)
二死三塁
高城:カウント1-0からライトフライ(137キロB、外角144キロ)
三好残塁、七回表終了
メンドーサはフェニックスリーグで誰よりも登板したようですが、今日は前に登板した投手のスタンスが自分に合わなかったのか、ややマウンドを気にしていたような投球をしていました。ストレートは素晴らしかったものの、スライダーを投げる時にやや投球フォームが緩むのが気になります。
七回裏、辻→セカンド北條、セカンド牧原
鬼屋敷:初球センターフライ(141キロ)立岡:フルカウントから四球(141キロS、142キロB、133キロF、142キロB、122キロB、外角141キロ)
大累:初球ライトファールフライ(外角141キロ)
坂口の初球立岡が二盗
二死二塁
坂口:カウント2-2からライト前タイムリーヒット(124キロB、128キロB、117キロS、117キロS、インハイ141キロ)、1対2
小林:カウント1-2からセカンドゴロ(143キロB、141キロF、120キロF、118キロF、外角128キロ)
坂口残塁、七回終了
坂口がタイムリーです。右へ打つ意識が徹底していたのか、内角高めの球を強引に打ち返すとセカンドの僅か頭上を越すヒットとなりました。
八回表、投手高木京
代打笹川:フルカウントからレフトフライ(143キロF、128キロB、126キロB、145キロF、143キロF、109キロB、142キロF、128キロF、145キロF、真ん中129キロ)
牧原:カウント1-1からレフトフライ(108キロF、104キロB、外角143キロ)
武田:カウント1-2からサードゴロ(144キロSw、126キロSw、128キロF、144キロB、内角108キロ)
三者凡退、八回表終了
中井のサード守備はシーズン終盤から時々ありましたが、なかなか守備機会がありませんでした。先ほど回、珍しく飛んできたところ無難にこなしていました。和田の守備の跡だったかなり安心して見ていられます。
八回裏、投手平良
松本哲:初球サードゴロ(外角140キロ、三好のファインプレー)
寺内:カウント1-2から空振り三振(外角120キロ)
中井:フルカウントからレフトオーバー同点本塁打!!(137キロS、125キロB、125キロB、134キロB、135キロF、真ん中118キロ)、2対2
大田:カウント1-0からセカンドゴロ(135キロB、外角136キロ)
八回終了
中井の本塁打は胸を打つものがありました。
九回表、投手笠原
榎本:カウント0-1から投ゴロ(147キロSw、外角124キロ)
近藤:カウント1-2からファーストゴロ(114キロS、B、117キロF、142キロF、低め135キロ)
鈴木:カウント1-0からショートフライ(149キロB、内角ストレート)
三者凡退、九回表終了
今日の笠原は凄みを感じます。隣で観戦している元大阪爺さんによると相川をFAで補強するとこの笠原辺りがボーダーライン上とのこと。絶対に流出させてはいけません。
九回裏
代打隠善:カウント2-2からセカンドゴロ内野安打(141キロS、141キロS、141キロB、120キロB、高め131キロ)→代走高橋洸
立岡:カウント1-0から投犠打(B、内角136キロ)
一死二塁
投手交代平良→山岡
代打奥村:カウント3-1から四球(112キロB、142キロF、B、110キロB、外角142キロ)
一死一二塁
坂口:カウント3-1から四球(S、B、B、125キロB、インハイ124キロ)
一死満塁
代打河野:初球ライトサヨナラ儀飛(高め142キロ)、3対2
試合終了、3対2で巨人の勝利!
これよりタイブレイクの実戦練習に入ります。
タイブレイク
投手土田
無死一二塁(一塁ランナー牧原、二塁ランナー柴田)
武田:初球サード犠打(アウトハイ137キロ)
一死二三塁
榎本:カウント1-2から空振り三振(134キロSw、143キロB、136キロF、低め135キロ)
近藤:ストレートの四球(144キロB、144キロB、139キロB、内角131キロ)
二死満塁
鈴木:カウント2-2から見逃し三振(140キロB、133キロB、136キロS、144キロF、外角145キロ)
三者凡退、無失点
このタイブレイクはなかなかスリリングで面白いですね♪
投手山岡
無死一二塁(一塁ランナー寺内、二塁ランナー松本哲)
中井:フルカウントからライトフライ(140キロB、142キロSw、127キロB、140キロF、128キロB、外角140キロ)
大田:カウント1-1からフェンス手前の大きなライトフライ(144キロB、140キロF、外角141キロ)→松本哲はサードへ進塁
二死一三塁
長江の打席で寺内が二盗
二死二三塁
代打長江:フルカウントから空振り三振(118キロSw、120キロB、117キロSw、121キロB、145キロB、外角117キロ)
二者残塁、無失点
東京ガスの山岡は以前プロアマで見た時は素晴らしい投手だと思いましたが、今日はその時ほど良いとは思えませんでした。しかし、中井や大田に詰まったり差し込まれた当たりを打たせているあたり相当ストレートの伸びがあるのだと思います。
投手成瀬
無死一二塁(一塁ランナー鈴木、二塁ランナー近藤)
三好:フルカウントから四球(B、S、138キロB、136キロB、92キロF、127キロF、インロー127キロ)
無死満塁
北條:カウント2-2からセカンドゴロ併殺打(139キロB、127キロF、126キロSw、139キロB、外角128キロ)→近藤が生還、0対1
二死三塁
高城:カウント1-1からショートゴロ(138キロB、140キロS、外角128キロ)
鈴木残塁、代表1得点
北條の当たりは本塁でのフォースアウトも可能だったと思いますが、あえて併殺を選んだのは巨人が裏の攻撃だったことがあると思います。
投手戸田
無死一二塁(一塁ランナー長江、二塁ランナー大田)
立岡:カウント1-2から投犠打エラー出塁(138キロS、140キロS、130キロB、アウトハイ141キロ、戸田のサード悪送球)
無死満塁
芳川:初球ショートゴロ(外角136キロ)
一死満塁
坂口:初球左中間逆転タイムリーヒット(外角133キロ)、2対1
試合終了
今日の試合のラッキーボーイはやはり坂口でした。この勢いをキャンプにつなげて欲しいですね。
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