開幕投手笠原とルーキー田原と一岡の投球 3月18日イースタンリーグ開幕戦 巨人対DeNA戦のレポと動画アップ(投手)

  • 舎人
    2012年03月21日 01:44 visibility1107



















試合経過

日曜日のイースタン開幕戦の話の残りを一気にしてしまいます。投手についてです。この試合では5人の投手が登板しました。先発の笠原は好投し、ルーキーの田原、一岡もまずまずの投球をしましたが、小山と金刃の二人が乱調とやや課題を残す投球をしました。

笠原は前回の登板で4回パーフェクトの完璧な投球をしたということで、どんな投球をするか楽しみにしていました。前の試合ではMAXが146キロを記録し、コントロールも素晴らしく最高のピッチングをしたそうですが、果たしてそれはたまたまだったのか?笠原はイースタンの開幕投手を務めるのは一昨年に次いで2度目です。その時は7回を投げ3失点ながら勝ち投手になりました。しかし、今年はいきなり先頭バッターの北に初球を狙われ本塁打を打たれてしまいます。しかも、続くバッターにもヒットを打たれ、「あれあれどうしたんだ??この間の投球はまぐれだったのか」と一気に心配になりました。しかし、そこからストレートを狙い打たれていると判断したらしく、3人目の下園からは変化球中心に切り換え、全く心配のいらない投球になっていました。前回の登板に比べれば絶好調という訳ではなかったのかもしれませんが、大崩れする気配は全く無く、十分開幕戦投手の責任を果たしたと思います。降板した六回途中にこの試合初めての四球を与えるまで与四球なしと、コントロールが良いので本当に安心して見ていられた感じでした。この結果を出し続けて行けば、きっと一軍に推薦してもらえると思います。




















2番手の田原はサイドスローから伸びのあるストレートと、かつての斎藤雅樹を彷彿とさせるスライダーで、見ていて楽しくなる投手でした。ドラフト下位ながら実戦的な投手ではないかと思います。しかし、制球はストレートも変化球もバラバラで大暴れの投球でした。これがもう少しまとまってくれば一軍も狙えるようになってくると思います。下半身の強化が何よりも大切だと思いました。

小山と金刃は揃って失点をし、課題の残る投球をしてしまいました。小山は昨年の今頃の元気がどこへ行ったのか、あまり覇気がありません。球の力で抑えるタイプの投手のはずなのに、きれいに抑えようとし過ぎていないかと思います。フォームの問題もある気がするので、もう一度調子の良かった時の投球を思い出して奮起して欲しいと思います。

金刃は5人の投手の中で一番実績があるはずなのに、一番悲しい登板内容でした。雨でコンディションが悪かったのかもしれませんが、いきなり先頭バッターに四球を与えてしまいます。エラーも絡みランナーを溜めると、そこからは置きに行ったようなストレートを狙い打たれるような投球が続き、どうしたものかと困ってしまいました。ベンチから不甲斐ない投球に対し「金刃しっかりしろ!」と強い口調の叱責が飛び出したりしていました。ここは金刃にとって調整の場所ではありません。ライバルに勝って抜け出さなくては行けない場所のはずです。その心得がやや足りていない準備不足の登板だったと思います。




















一岡は躍動感のある素晴らしい投球をしていました。球速表示はなかったものの、ストレートはおそらく145キロは出ていたことと思います。投げるたびに「よいしょ!」とかけ声が飛び出すユーモラスな投手です。当初はドラフト3位指名を疑問視する意見もありましたが、この躍動感は3位指名に相応しいものだと思います。まだ勢いだけで、武器が無い状態かもしれませんが、落ちる球を磨けばセットアッパーとして越智の後釜に座れる気がします。しかし、それほど大きくない体をめいいっぱい使って全身で投げているのを見ると、なんだか故障が心配になってきます。まだ21歳なので、体づくりも意識ながら今年一年は過ごして欲しいと思います。

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