
2015年8月8日(土) イースタンリーグ 日本ハム対巨人(ファイターズ鎌ヶ谷球場) 今村のパワーピッチングと大田の集中力!
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舎人
2015年08月10日 03:09 visibility613
茶柱さんによると今日は昨日より涼しいとのことですが、それでも茹だるような暑さです。正直おかしくなりそう(*_*)
今村が先発。テンポにこだわって欲しいと思います。それにしてもこの時期の先発金城は興醒めですね。
巨人
(D)金城(9)隠善(8)大田(3)和田恋(5)岡本(4)中井(6)辻(7)横川(2)河野(P)今村
日ハム
(7)宇佐美(D)松本(8)浅間(9)鵜久森(5)高濱(3)荒張(6)太田(4)森本(2)清水(P)浦野
一回表
金城:カウント1-1からセカンドゴロ(136キロS、127キロB、内角136キロ)
隠善:カウント1-2からセカンドゴロ(109キロS、125キロF、138キロF、127キロB、外角127キロ)
大田:カウント1-0からサードファールフライ(130キロB、高め114キロ)
三者凡退、一回表終了
紙一重の結果のような三者凡退。みんな打ち損じです。
一回裏
宇佐美:カウント1-2からサードゴロ(143キロS、143キロS、143キロB、143キロF、143キロF、低め143キロ)
松本:カウント3-1から四球(119キロS、130キロB、119キロB、143キロB、外角140キロ)
浅間:カウント1-2から空振り三振(138キロS、119キロB、119キロSw、外角143キロ)
鵜久森:初球セカンドゴロ(低め141キロ、中井広い守備範囲!)
松本残塁、一回終了
今村はいつもより球威を感じる投球です。まるで一昨年一軍に昇格した時を思い出させる感じでした。
二回表
和田恋:カウント1-2からショート強襲レフト前ヒット(120キロS、135キロF、136キロB、低め138キロ)
岡本:初球ファーストファールフライ(外角127キロ)
中井:初球セカンドフライ(外角136キロ)
辻:カウント0-1からレフト前ヒット(126キロS、インハイ135キロ)
二死一二塁
横川:初球ライト前先制タイムリーヒット(高め111キロ)
二死一三塁
河野:カウント1-1からファーストゴロ(119キロSw、125キロB、低め125キロ)
二者残塁、二回表終了
積極的な打撃で巨人先制です。ヒットは全てクリーンヒットでしたが、辻のものは特に技術の高さを感じる素晴らしいものでした。
二回裏
高濱:初球センター前ヒット(インハイ140キロ)
荒張:カウント1-2からライトフライ(135キロS、141キロF、127キロB、高め141キロ)
太田:フルカウントからファーストゴロ進塁打(119キロB、119キロS、138キロB、119キロS、140キロB、内角119キロ)
二死二塁
森本:カウント0-1からレフトオーバー逆転本塁打(138キロF、高め141キロ)、1対2
清水:初球ショートゴロ(低め112キロ)
二回終了
森本に置きに行ったような甘いストレートを痛打されて逆転本塁打を喰らってしまいました。
三回表
金城:カウント0-2からファーストゴロ(133キロS、135キロF、内角123キロ)
隠善:カウント1-1からセカンドゴロ(125キロF、122キロB、低め123キロ)
大田:ストレートの四球(136キロB、125キロB、125キロB、外角136キロ)
和田の打席で大田が二盗&大田とセカンド森本が接触し送球が外野に転がる
二死三塁
和田恋:カウント2-2からサードゴロ(136キロF、135キロB、126キロSw、136キロB、外角127キロ)
大田残塁、三回表終了
大田は打つだけでなく、走る方にも華があるのがいいですね。
三回裏
宇佐美:フルカウントから空振り三振(120キロS、117キロB、141キロB、117キロB、140キロSw、外角143キロ)
松本:カウント1-0からショートゴロ(109キロB、低め138キロ)
浅間:初球レフト前ヒット(低め136キロ)
鵜久森:フルカウントからショート内野安打(141キロS、143キロB、128キロF、143キロF、127キロB、130キロB、低め128キロ)
二死一二塁
高濱:カウント1-2から空振り三振(107キロS、127キロS、140キロF、外角140キロ)
二者残塁、三回終了
今村はランナーを出しながらも力の込められた投球を続けています。
四回表
岡本:カウント2-2からセカンドフライ(122キロSw、135キロS、127キロB、123キロB、外角135キロ)
中井:カウント2-1からライトフライ(125キロS、123キロB、136キロB、内角135キロ)
辻:カウント0-1からライトフライ(135キロS、高め123キロ)
三者凡退、四回表終了
あっさり三者凡退です。どうも浦野の緩急自在の投球にはぐらかされています。
四回裏
荒張:フルカウントから空振り三振(106キロB、114キロB、117キロS、115キロB、143キロF、アウトハイ144キロ)
太田:カウント1-2からライトフライ(143キロF、143キロS、143キロB、内角117キロ)
森本:フルカウントからセカンドゴロ(143キロB、119キロS、125キロB、117キロSw、141キロB、外角117キロ)
三者凡退、四回終了
今村の力投が続きます。四回にしてMAXの144キロを記録しました。
五回表
横川:初球ライトオーバー二塁打(低めストレート)
河野:カウント2-2から見逃し三振(123キロB、135キロF、119キロSw、123キロB、136キロF、125キロF、外角123キロ)
金城:カウント0-1からファーストゴロ進塁打(125キロF、外角123キロ)
二死三塁
隠善:カウント2-1からライト前同点タイムリー二塁打!(123キロB、138キロB、126キロSw、真ん中低め128キロ)、2対2
大田:カウント3-1からレフトライナー(135キロSw、136キロB、128キロB、135キロB、外角112キロ)
隠善残塁、五回表終了
横川隠善と左バッターが結果を残し同点に追い付きました。今日の日ハムの先発浦野は右のスライダー投手なので、このように左バッターがカギを握っています。
五回裏
清水:カウント0-1から高いバウンドのセカンド内野安打(114キロS、外角114キロ)
宇佐美:カウント1-0からライトフライ(140キロB、外角140キロ)
松本:カウント1-1からサードゴロ併殺打(101キロS、127キロB、外角114キロ)
五回終了
今村はこの回もまずまず落ち着いた投球です。なかなか投げなかった100キロ前後のスローカーブもこの回投げました。
六回表
和田恋:初球レフト前ヒット(高め120キロ)
岡本:カウント1-1からフェンス手前の大きなセンターフライ(133キロB、127キロS、外角120キロ)
中井:初球セカンドフライ(外角135キロ)
辻:カウント0-1からショートゴロ(122キロS、外角125キロ)
和田恋残塁、六回表終了
和田恋が鋭い当たりでクリーンヒット!岡本もフェンス手前までぐんぐん伸びる大きなフライを打ち上げ内容のある打撃をしました。しかし、中井の打撃があまりに淡白!本調子には程遠い。
六回裏
浅間:初球ファーストゴロ(内角138キロ)
鵜久森:カウント2-2から空振り三振(115キロS、127キロSw、140キロB、135キロB、低め119キロ)
高濱:カウント2-1からサードゴロ(94キロB、115キロB、143キロF、外角141キロ)
三者凡退、六回終了
今村はこの回も安定感のある投球です。問題はやはりあの二回の森本の本塁打だけでしたね。
七回表
横川:フルカウントから四球(122キロF、136キロB、125キロB、135キロB、内角138キロ)
河野:カウント0-2から投ゴロ(135キロF、133キロF、低め123キロ)
一死二塁
金城:フルカウントから四球(127キロB、135キロS、127キロB、127キロF、112キロF、127キロB、123キロF、外角138キロ)→代走大累
一死一二塁
隠善:カウント1-0からファーストゴロ進塁打(125キロB、外角122キロ)
二死二三塁
大田:カウント1-2からセンター前勝ち越しタイムリーヒット!(138キロF、123キロS、140キロB、真ん中低め127キロ)、4対2
→送球の間に大田はセカンドへ
二死二塁
和田恋:カウント1-1からセンターフライ(122キロF、123キロB、外角123キロ)
大田残塁、七回表終了
大田が殊勲の勝ち越しタイムリーです!これは追い込まれた後、必ず外角のスライダーか低めのフォークが来ることを確信して待っていた打撃だったように感じます。その読みは見事に当たり、大田はフォークを捉えヒットにしたのでした。
七回裏
荒張:カウント2-2からレフトオーバー二塁打(112キロS、127キロF、140キロB、140キロF、141キロB、140キロB、119キロF、高め133キロ)
太田:カウント2-2から投内野安打(115キロF、133キロB、141キロF、140キロB、外角119キロ)
投手交代今村→絵柄子
無死一三塁
森本:カウント1-2から詰まったレフト前タイムリーヒット(109キロB、127キロS、125キロF、高め120キロ)、4対3
無死一二塁
清水:スリーバント失敗の空振り三球三振(135キロF、F、外角128キロ)
投手交代絵柄子→公文
岸里の打席で暴投
一死二三塁
岸里:フルカウントからショート同点内野安打(140キロB、140キロF、B、B、144キロF、外角143キロ)、4対4
投手交代公文→久保
一死一三塁
代打石川亮:初球センター勝ち越し犠飛(真ん中127キロ)、4対5
浅間の打席でバッテリーエラー
二死二塁
浅間:カウント2-1から右中間本塁打(130キロB、128キロS、136キロB、真ん中122キロ)、4対7
鵜久森:カウント3-1からレフト前ヒット(130キロB、138キロS、127キロB、133キロB、外角133キロ)
高濱:カウント1-2から空振り三振(106キロS、135キロB、128キロSw、低め125キロ)
鵜久森残塁、七回終了
この回不運な当たりが続き一気に逆転されました。荒張の当たりは普通の外野手なら捕球できていたでしょうし、太田の当たりも、岸里の当たりも打ち取った当たりでした。浅間の当たりだけは凄いと思える脱帽のものでした。
八回表、投手須永
岡本:初球サードゴロ(外角128キロ)
中井:カウント2-1からフェンス手前の大きなライトフライ(外角140キロ)
辻:カウント1-2からショートライナー(141キロS、141キロB、135キロB、外角127キロ、太田ジャンプファインプレー)
三者凡退、八回表終了
辻の当たりはヒット性の惜しい当たりでした。移籍した須永は球に力がありますね。古巣で頑張って欲しいと思います。
八回裏、投手田中太
荒張:カウント1-1からサードゴロ(148キロS、146キロB、外角146キロ)
太田:カウント2-1からショートゴロ(145キロB、151キロS、149キロB、外角149キロ)
森本:カウント2-0からサードゴロ(146キロB、146キロB、内角151キロ)
三者凡退、八回終了
太一がパワーピッチングで三者凡退で投げ終えました。えげつない。
本日の入場者数
1188名
九回表
横川:カウント2-2から空振り三振(144キロS、128キロB、128キロB、138キロSw、内角140キロ)
投手交代須永→屋宜
代打鬼屋敷:カウント1-0からショートゴロ(141キロB、外角140キロ)
代打坂口:カウント1-0からサードゴロ(141キロB、外角141キロ)
三者凡退、試合終了、4対7で日本ハムの勝利
勝ち投手浦野、負け投手江柄子
あっさりと三凡で試合終了です。暑いので仕方ありません(-.-;)
試合の総括ですが、まず先発の今村はいつもよりもテンポが良く、不満の残らない投球スタイルでした。かつてこの鎌ヶ谷で今村は、1球投げるのに50秒とか1分とか、イライラさせる投球をしたことがあって、「この炎天下にそんな投球したらオレは帰るぞ」と不安で一杯だったのですが、あにはからんやのことでした。今村というと代名詞は100キロを切るスローカーブにあると思います。しかし、この試合ではそのスローカーブは100球近く投げたうち、わずか2球のみでした。スローカーブとは言わばアクセントです。それにこだわることでテンポが悪くなのなら、封印したっていいと思います。この日の投球のように、ストレート主体で、スライダーとフォーク織り交ぜ、時折、意表を突く形でカーブが来るスタイルが作れるのなら、その方が実戦的でいいと思いました。テンポ良く、安定感も増すと思います。
その今村が不運な当りで無死からランナーを出すと、江柄子、公文、久保とリリーフを繰り出すことになるのですが、どうも不運な当りが続き、日ハムに逆転をされてしまいました。江柄子以下の投手が問題だったというよりも、こういった展開になる日もあるだろうと諦めるしか無い展開でした。
八回に登板した田中太一は全球ストレートで押す投球で三者凡退に打ち取っていました。一時期登板から遠ざかってましたが、ここ数試合登板をしています。今の抜群の球威を何とか生かし、支配下入りして欲しいと思います。育成の投手の球威ではありません。
打線は7安打と、先日に比べるとやや物足りない感じでした。今イースタンで最も調子の良いバッターは横川だと思います。この日もチーム初打点となるライト前ヒットと右中間を破る二塁打です。先週の試合の総括でも話しましたが、横川はチームの構想からはかなり離れた位置にいる選手だと思います。今オフかなりの確率で退団の可能性があると予想されます。現在の大爆発は、ぜひとも一軍に取り入れたい要素ですが、どうも先に使わなくてはいけない選手がいる感じです。いくら打ってもおそらく次に上がるのは原さんの脳裏にある別の選手でしょう。大田かもしれないし、金城かもしれない。今に始まったことではありませんが、原監督は二軍という存在を軽視しているのか、信じていないのか、もったいない限りです。カスティヤーノスなど、二軍で調整させて、日本の野球に十分慣れてからで良かったと思います。その代わり二軍で調子の良い選手から順番に起用して欲しかった。
大田は良く粘ってフルカウントからの四球での出塁と、同点でランナー2人のチャンスで、見事勝ち越し打を放ちました。このタイムリーは配球を読んでいたような感じでした。打つだけでなく、盗塁も決めましたし、プレーに華があります。もし、巨人が今のように打線が閉塞感のままでいるなら、私は大田と岡本を同時抜擢したらどうかと思います。2人は打とうと打つまいと、みんなが打席を見たくなる選手であり、ファンが夢を見ることの出来る選手なのです。もちろん、ずっととは言いません。ほんの数試合でいいから、重い空気を振り払う爽やかな風を取り入れて欲しいのです。
辻は4打数1安打ながら、球がよく見えている感じでした。堅実な守備がある選手です。打撃で結果が出るようになれば、また一軍昇格の話が出るでしょう。現在イースタンで打率.255ですが、シーズンオフまでになんとか打率.280を超すことを目安にして頑張って欲しいと思います。
最後に中井のことです。先日は豪快な本塁打を見せてくれましたが、この日は良いところなし。どうして打ち損じが多いバッターになってしまったのか。どこかが少しずれている。残り少ないシーズンで存在感を示すためにも、何とか復調して欲しいと思います。実績の無い若手選手は、来シーズン以降のために今が大事なのです。
茶柱さんが動画を作ってくれました。大田のタイムリーの動画は相手がどう攻めて、大田がどう対応したかを見て欲しいと思います。
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2015/08/08 巨人 横川史学、先制タイムリーとツーベースヒットの活躍!
2015/08/08 巨人 今村信貴、奪三振3連発!
次は8月11日の小田原のDeNA戦のナイターに行こうと思っています。次回も乞うご期待!
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